宇宙への行き方

音楽のある生活っていい。

CDレビュー

BUMP OF CHICKEN「HAPPY」 -当たり前だけど幸せに感じることの大切さ-

2曲とも優しさと厳しさが背中を押してくれる、そんなメッセージソングでした。 相変わらず藤原基央の書く詞の力は半端ないですね。 以下、各曲レビュー 1.HAPPY 演奏前の音合わせをイメージした乾いたギターのイントロが印象的。 BUMPの曲のイントロでも引き…

Suchmos「FIRST CHOICE LAST STANCE」 -より魅せる音楽を作る-

「THE KIDS」という傑作を完成させた彼ら。自主レーベル第一弾に相応しく、1枚と新たな決意を感じさせる1枚となりました。レベールをイメージさせるタイトルになっているのもその表れなんでしょうか。 楽曲レビュー 1.WIPER彼らの持ち味である楽曲のグルーヴ…

Predawn「手のなかの鳥」-夜明け前の世界-

・全体的な感想 アコギを演奏しながら歌う女性シンガーソングライターの中でも、かなりツボに来たかもしれません。 彼女の奏でるメロディはUKインディやブリティッシュ・フォークの流れを踏襲しつつも、曲の持つ世界観を重視しているように感じました。 オビ…

スピッツ「おるたな」 -スピッツのおるたな精神-

・全体的な感想 「とげまる」から約1年三か月ぶりとなる「おるたな」は彼らにとって三枚目となるアルバム未収録音源集。2004年の「スターゲイザー」から「君は太陽」までのカップリング曲や2002年以降のカバー音源を中心に収録されています。完全新曲はない…

高橋優「今、そこにある明滅と群生」-日常が少しでもいい方向へ-

彼が目にした世界への想い―。 ・全体的な感想 高橋優の4枚目となるフルアルバム「今、そこにある明滅と群生」。今作は高橋優さんが日常で目にした世界をそのまま歌い上げた作品になっています。現代社会で起こる出来事、その中で繰り広げられる人間模様・・…

Base Ball Bear「光源」-青春こそ原点-

青春=ベボベ。 それを確実なものにしてくれるアルバムでした。 ・全体的な感想 ギタリスト・湯浅の脱退というトラブルを乗り越えた彼らのニューアルバムとなる「光源」。今までと変わらないギターロックを奏でながらも、より青春というものに踏み込んだ作品…

Mr.Children「[(an imitation)blood orange]」-ポップスとは何か。それを突き詰めたミスチルの覚悟-

バンド20周年を迎えたミスチルが作り上げた極上のポップアルバム。 ・全体的な感想 今年でバンド20周年を迎えたミスチルの17枚目となるオリジナルアルバム。これまでの作品以上にポップ色の強い楽曲が目立っていると感じました。以前から薄々と感じていたの…

東京事変「color bars」-それぞれの色-

メンバーがソングライターとして、それぞれ個性を発揮した自由度の高い1枚。 ・全体的な感想 東京事変としてラストの作品となったミニアルバム。1曲ずつ各メンバーによる作詞・作曲となっているのが実にラストらしい。曲ごとにそれぞれの個性が反映されてい…

サカナクション「DocumentaLy」-生々しい想いをサウンドで表現-

山口一郎が苦悩の末に生み出した傑作。 自身が感じた心情を生々しく描き切った歌詞は圧倒的。 メロディに関しても、新たな試みが見られました。 ・全体的な感想 これまでの作品以上に山口一郎の心理描写を楽曲として表現できているように感じました。 活動の…

Base Ball Bear「新呼吸」-繰り返す日常の中にある変化-

明日に向けての希望や不安を見事に描き切った傑作。 ・全体的な感想 昨年の3.5thアルバムを経てリリースされた4thアルバムとなる「新呼吸」。彼らにしては珍しく、時間というコンセプトに沿った作品に仕上がっています。歌詞の中に朝や昼などの情景が描かれ…

くるり「THE PIER」 -音楽で表現した「旅」-

自身が見た世界。 それをポップミュージックで表現した良作。 ・全体的な感想 アルバムをリリースする度に作風が変わることで有名なくるり。 彼らの11作目となるアルバム「THE PIER」は異国情緒を感じさせる仕上がりです。 ヨーロッパの民族音楽や歌謡曲に日…

indigo la End「幸せが溢れたら」 -美しくも儚い音世界-

儚くも甘酸っぱい恋愛模様・・・それを美メロギターロックで表現した良作。 ・全体的な感想 「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音を中心としたindigo la Endのメジャー1stアルバム。 あっと驚く展開や演奏で聞かせるゲス極に対し、こちらはメロディを大切にしてい…

高橋優「この声」-声で伝える想い-

厳しくも聞く者の背中を押してくれるメッセージアルバム。 ・全体的な感想 前作「リアルタイム・シンガーソングライター」から約1年ぶりとなる本作。2ndアルバムでも、変わらず世の中に対するメッセージを歌っています。世の中に対する怒りや不安が主なんで…

神聖かまってちゃん「つまんね」-アレンジを持って表現する、の子の内面-

・全体的な感想 インディー盤としてリリースされた「みんな死ね」と同時発売のメジャーデビュー盤「つまんね」。がむしゃらな勢いが詰まった前者に対して、丁寧に作り込まれた印象を感じました。 まず、一番特徴的だと感じたのはアレンジの違い。それを物語…

ゲスの極み乙女。「魅力がすごいよ」 -ゲスの極み乙女。というバンド-

ゲスの魅力がそのままに。まさに魅力が凄い一枚。 ・全体的な感想 2014年4月にメジャーデビューを果たしたゲスの極み乙女。の1stフルアルバム。 ジャズやプログレの要素など、ジャンルレスなサウンドを堪能させてくれます。複雑な演奏も含め、独自の世界観を…

RADWIMPS「絶体絶命」-洋次郎の想い-

洋次郎が世の中の現実を伝えるべく生み出した傑作。 全体的な感想 RADWIMPSの2年ぶりとなるアルバム「絶体絶命」は、楽曲・歌詞の全てにおいて全力を注いで制作されているように感じました。 歌詞とメロディから感じられるエネルギーが過去最高なんです。 演…

星野源「ギャグ」-時には息抜きも大事-

アルバム「Stranger」から一週間後にリリースされたシングル「ギャグ」。今までの星野源とは違う雰囲気を感じました。 1.ギャグ コミカルなギターリフのイントロが印象的な星野源さん流のロックンロール。ハイハットを多用したドラムやピアノの陽気なリズム…

レミオロメン「ether」 -よりポップに、さらに増した表現力-

全体的な感想2005年にリリースされたレミオロメンにとって二枚目のアルバムとなる「ether」。前作「朝顔」はジメジメした雰囲気が漂うサウンドのギターロックといった印象でしたが・・・本作は小林武史をプロデューサーに迎えたことで華やかなアレンジが施さ…

Alexandros「SNOW SOUND/今まで君が泣いた分取り戻そう」 -ドロスらしさを残した王道J-POP-

洗練されたサウンドはそのままに、王道のJ-POP要素を上手く取り入れたドロスの新境地を感じられる2曲。 アルバムでも見せてくれた彼らの貪欲な姿勢と幅広い音楽性は健在。 1.SNOW SOUND 90年代前半サウンドを髣髴とさせるアレンジが印象的。 シンセの懐かし…

ONE OK ROCK「Ambitions」 -ワンオクの野心-

世界を見据えた活動が本格的にスタートしたワンオク。そんな彼らの野心を感じさせる、壮大なロックアルバムが完成です。・全体的な感想ワンオクの7thとアルバムなる「Ambithions」。本作は前作でも感じられた壮大な作風がより強まっています。海外のプロデュ…

UNISON SQUARE GARDEN「Catcher In The Spy」-ポップに力強く-

勢いはそのままに、進化を遂げたUNISON流ギターロックアルバム。・全体的な感想UNISON SQUARE GARDENの5thアルバムとなる「Catcher In The Spy」。前作「CIDERROAD」で感じられたポップ感はそのままに、バンドサウンドの持つ力強さとカッコ良さを押し出した…

Mr.Children「SENSE」-闇から光を目指す-

・全体的な感想発売直前まで詳細を明かさず、シングルも無しというミスチルにとっては異例となるリリースの仕方だった今作。そんな不安を吹き飛ばしてくれる傑作に仕上がっていました。まず、収録されている楽曲が非常に活き活きしているんです。あえてシン…

10-FEET「thread」 -今を精一杯生きろ-

「今を精一杯生きろ―。」そんなメッセージが詰まった10-FEETの傑作。・全体的な感想約3年ぶりとなる10-FEETのフルアルバムとなる「thread」。震災の影響もあったのか、メロディ・歌詞共に力強さを感じるものになっていました。ますます研ぎ澄まされたメロコ…

桑田佳祐「君への手紙」-君へと伝えたいこと-

桑田佳祐の熱い思いが詰まった「手紙」と言える4曲。1.君への手紙アコギのストロークによるイントロと優しいメロディが印象的なロッカバラード。キーボードの優しい音色と相まって、より心に響いてきます。人生における大切なこと(出会いと別れの繰り返しな…

Alexandros「EXIST!」-確かな存在感とバンドの決意-

全体的な感想[Alexandros]の6thアルバムとなる「EXIST!」。今まで以上の勢いに満ちた楽曲からドロスの本気が伺える仕上がりです。ギターロックを軸に、ポップス、パンク、エレクトロ、ヒップホップ、シューゲイザーなど・・・様々なジャンルを貪欲に取り込…

Champagne「Schwarzenegger」 -伝えたいメッセージが明確になった、全力投球のロックアルバム-

バンドが全力で想いをぶつけた彼らの最高傑作。全体的な感想[Champagne]の3rdアルバムとなる「Schwarzenegger」。前作よりもさらに力強さとキレを増した楽曲が揃っていました。UKロックをベースとしたサウンドは変わらないものの、より研ぎ澄まされています…

スピッツ「とげまる」ー尖っているけど、丸い。スピッツそのものー

尖っていて(力強く)丸い(優しい)、これぞ安心できるスピッツサウンドの真骨頂。いつもと変わらないスピッツ節が炸裂している本作、まさに「とげまる」というタイトルに相応しくなっているのではないでしょうか。根本的な部分は何も変わっていないんです。…

宇多田ヒカル「Fantome」 -人間活動のその後-

前作「ULTRA BLUE」から8年ぶりのリリースとなった本作。人間活動から戻って来たとあって、「生と死」をテーマにしています。全体的に漂う暗さがこの作品に込められたメッセージを表現していると言っても過言じゃありません。歌詞の重さ、楽曲から感じられる…

星野源「恋」 -生活の中で生まれる恋や想い-

ブラックミュージックをポップスに昇華した、星野源らしいイエローミュージックの3曲。・全曲レビュー1.恋二胡の音色がオリエンタルな雰囲気を感じさせるポップナンバー。サビのリズムが非常に軽快で、聞いていると多幸感を感じずにいられない。適度な疾走感…

Champagne「Me No Do Karate.」-立ち止まらずに進む-

新たな一歩を踏み出した[Champagne]時代の最高傑作。・全体的な感想UKロックに影響を受けたサウンドが魅力的な彼らの4thアルバム。改名前のラストアルバムとなりますね。 本作は打ち込みやジャズ、メロコアなどの要素も吸収した意欲的な一枚に仕上がっていま…