高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

雨のパレード「BORDERLESS」 -いろんな壁を越えて-

ベース・是永が脱退したこともあり、3人編成となった雨のパレード。

そんな出来事を経て制作された4thアルバム「BORDERLESS」はジャンルレスで自由に音楽を奏でる、隔たりのない作風が印象的でした。

3人になったことをマイナスに感じさせない、開放的なサウンドを楽しめるアルバムです。

 

  • 全体的な感想

アルバムタイトルになっている「BORDERLESS」、直訳すると国境や境界がないって意味なんですが。

その言葉が示す通り、ロックを軸にR&Bやエレクトロ、ヒップホップなどを取り入れたジャンルレスなサウンドを楽しめる1枚に仕上がっています。

蔦谷好位置プロデュースの楽曲も含め、単なるギターロックに留まらないサウンドを鳴らしてる印象。

全体的に大衆性を意識した作りとなっていて、どの曲にも分かりやすいポップさがあると感じました。

サビの高揚感と今まで歩んできた道は間違っていないと肯定してくれる歌詞に背中を押される「BORDERLESS」、EDMっぽさも感じさせるサマーチューン「Summer Time Magic」、オシャレだけど素敵な雰囲気のR&B「Story」など。

ジャンルレスでありながら全部の曲に聞きやすさがあるんですよね。

アルバムから感じる心地良さこそ、テーマになっている「全ての壁を取り払いたい」ってメッセージそのものではないでしょうか。

歌詞だけでなく、サウンドからもそのように感じさせてくれるのが素晴らしい。

個人的に2020年の絶対聞いておきたい1枚と言えます。

 

  • まとめ

ロックにこだわらず、ジャンルを越えたサウンドの楽曲で聞き手を引き込む構成になっている「BORDERLESS」。

蔦屋好位置プロデュースの楽曲も含め、音楽で壁を取り払いたい気持ちを表現した作品となりました。

開放的なサウンドといい、その想いが強く感じられるのが見事ですね。

BORDERLESS, a song by ame_no_parade on Spotify

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