高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

CDレビュー

星野源「Same Thing-EP」 -星野源がこれをやるからこそ面白い-

2019年は音源のリリースがないまま10月を迎えた星野源。 そんな中、いきなり新作「Same Thing-EP」を発表することが決まりましたが・・・ 配信限定という形もさることながら、彼の新たな挑戦や決意が垣間見える4曲が揃った作品となっています。 以下、収録曲…

スピッツ「見っけ」 -ロックなスピッツ、見っけ-

前作「醒めない」から3年ぶりとなる16枚目のアルバム「見っけ」。 さらにロック色を増した作風が痛快な1枚となっています。 アルバムとしてのテーマも素晴らしく、一つの物語を楽しめるのがたまらない。 ・全体的な感想 ロックに対する「醒めない想い」を表…

ストレイテナー「Resplendent」 -進化を続けるストレイテナー-

テナーの進化は留まるところを知らない、それを実感させてくれるミニアルバム。 ・感想 2011年の「STRAIGHTENER」、武道館ライブを経てリリースされた本作。強靭なサウンドはそのままなんですが、バラエティに富んだ内容となった1枚です。 どの楽曲も今のテ…

LOSTAGE「CONTEXT」 -絶望を希望へと変える。-

2011年8月3日に発売されたLOSTAGEのミニアルバム。 本作はオルタナロックを軸に多彩なサウンドを聞かせてくれました。 ミニアルバムとは思えない充実っぷりです。 ・感想 自主レーベルに移籍してから初となる作品。これまでもオルタナロックを鳴らしてきた彼…

馬と鹿/米津玄師 -願いを叶えられなかった悔しさを原動力に-

「BOOTLEG」を発売してからというもの、リリースした楽曲が配信やビルボード1位を記録するなど、勢いが止まらない米津玄師。 昨年の「Lemon」が未だにビルボード20位以内に留まっていることや、8月に公開された「パプリカ」セルフカバーのMV再生数が700万回…

おかえり。/安野希世乃 -帰る場所があるということの安心感-

「涙。」、「笑顔。」に続くコンセプトアルバムの第三弾となる「おかえり。」。 前二作ともきよのんの歌声を最大限に活かしたポップアルバムですが、今作はそれをさらに感じられるものとなっていました。 タイトルが「おかえり。」というだけあり、聞く者を…

涙。/安野希世乃 -様々な涙-

マクロス⊿のカナメ役、冴えカノの加藤恵役などが印象に残る安野希世乃さん。 そんな彼女のデビューミニアルバム「涙。」は、日常で流れる様々な涙について歌った1枚になっています。 全体的な感想 悲しい時や悔しい時、嬉しい時に流す涙・・・ それらの涙を…

ダメハダメ/鈴木みのり -失敗しても挑戦し続けることの大切さ-

昨年12月にリリースされた1stアルバム「見る前に飛べ!」が楽曲のクオリティ含め、いろんな意味でインパクト抜群だった鈴木みのり。 そんな彼女のニューシングル「ダメハダメ」はアルバムから感じられた全力さをそのまま凝縮した3曲を堪能できるものとなって…

真夏の夜の匂いがする/あいみょん -誘惑に負けない-

8月に入った現在も「マリーゴールド」、4月リリースの「ハルノヒ」がストリーミングで好調なあいみょん。 そんな彼女の2019年二枚目となるシングル「真夏の夜の匂いがする」を7月24日にリリースしました。 怪しさを感じさせるシンセが耳に残る曲なんだけど…

優しいあの子/スピッツ -この空の色を優しいあの子にも・・・-

スピッツの3年2ヵ月ぶりとなるシングル「優しいあの子」。 爽やかなメロディとサウンドがシンプルながらも心に響いてくる1曲となりました。 カップリングの「悪役」もスピッツ節が炸裂しています。 1.優しいあの子(NHK連続テレビ小説「なつぞら」主題歌 澄…

ASIAN KUNG-FU GENARATION「Droro/解放区」 -現実と向き合い、前に進む-

2019年第一弾となるアジカンのニューシングル「Droro/解放区」。 サウンド面にアジカンらしさと今の魅力を感じつつも、さらにメッセージ性が高まった歌詞に新しさも感じられる仕上がりでした。 以下、収録曲レビュー 1.Dororo(アニメ「どろろ」2クール目OP曲…

トクマルシューゴ「ポート・エントロピー」 -異世界へとようこそ-

聞いていると異世界に引き込まれていくような感覚がたまらない。 ・全体的な感想 トクマルシューゴの4枚目となるアルバム。 本作は聞く者を異世界へと引き込んでくれるサウンドが印象的な仕上がり。 トクマルシューゴというポップの魔術師が繰り広げる、37分…

スフィア「Spring is here」 -春の訪れを声のハーモニーで表現-

タイトルが表す通り、春が来たかのような雰囲気が漂うアルバムに仕上がっていました。4人の幸せそうな歌唱が非常に印象的。 ジャケットでの衣装カラーがピンクなのですが、楽曲や歌唱で春を表現したこの作品にはピッタリでしょう。 既発曲の多さが気になると…

小松未可子「冷たい部屋、一人」-孤独とはこんなにも悲しい-

物悲しい楽曲だけど、繊細かつ表情豊かな歌唱が印象的。 小松未可子さんの2ndシングルは自身もネコとして出演する「K」のED曲。繊細さを大切にしたみかこしの歌唱は必聴。 1.冷たい部屋、一人angelaプロデュースによる物悲しさを表現したバラード。タイトル…

あいみょん「瞬間的シックスセンス」-普遍的に見えて実は個性的、それがあいみょん-

昨年発売された「マリーゴールド」をはじめとした楽曲がSpotifyなどで圧倒的な再生数を記録しているあいみょん。 紅白出場もあり、注目度が高まっている中で2ndアルバム「瞬間的シックスセンス」がリリースされました。 全体的な感想 あいみょんと言えば毒っ…

上坂すみれ「Inner Urge」-刺激的な世界へ-

80年代風ディスコサウンドが何とも刺激的。上坂すみれの楽曲らしいアクの強さも感じる一曲。 1.Inner Urge(アニメ「下ネタという概念が存在しない退屈な世界」ED曲)80年代風のディスコサウンドに影響を受けたダンスチューン。キラキラしたサウンドから感じ…

ONE OK ROCK「Eye of the Storm」 -変化したその先を見たい-

これまでの作品以上に洋楽寄りの作風が印象的。 変化を恐れず突き進むワンオクの決意を感じずにはいられませんでした。 全体的な感想 2017年1月発売の「Ambitions」から二年ぶりとなった本作。 打ち込みを多用した楽曲の多さが物語っているように、ロックの…

Wonder Caravan!/水瀬いのり -希望への旅立ち-

水瀬いのりの2019年初となる楽曲「Wonder Caravan!」。 希望に向けて一歩を踏み出す力強さが印象的なファンタジーポップに仕上がりました。 新しい年の幕開けに相応しいのではないでしょうか。 以下、収録曲レビュー 1.Wonder Caravan!(「えんどろ~!」ED…

ALEXANDROS「Sleepless in Brooklyn」-どこまでも強くなりたい-

洋楽の雰囲気も取り込んだスタイリッシュな楽曲が心地いい。 新たなドロスの一面を垣間見ることが出来ました。 全体的な感想 前作「EXIST!」から二年ぶりとなる[ALEXANDROS]のアルバム。 7枚目の本作は海外で制作を行い、より洗練さを増したサウンドを実現し…

豊崎愛生「love your life,love my life」-ほっこりとする暖かさに満ちた愛生さんの魅力-

声優・豊崎愛生さんの1stアルバム。 ほっこりとした人柄と優しさが感じられる心温まる1枚でした。 全体的な感想 人気声優・豊崎愛生さんの1stアルバムとなる「love your life,love my life」。 様々なアーティストから提供された楽曲を中心に、彼女の持つ優…

Alexandros「I Wanna Go To Hawaii.」-バンドアンサンブルから感じた決意-

国際派ロックバンド[Alexandros]の2ndフルアルバムとなった今作。 前作「Where's My Potato?」以上にバンドアンサンブルの強化が感じられました。 全体的な感想 鳴らされるサウンドはより強固に洗練さを増し、キャッチーなメロディから感じられるエネルギー…

alexandros「Schwarzenegger」 -どんなバンドよりも愛されたい-

「川上洋平が全力で想いをぶつけた、2012年時点における彼らの最高傑作。 全体的な感想 [Alexandros]の3rdアルバムとなる「Schwarzenegger」。前作よりもさらに力強さとキレを増した楽曲が揃っていました。 UKロックをベースとしたサウンドは変わらないもの…

Alexandros「Me No Do Karate.」-空手のように攻めの姿勢で生きろ-

新たな一歩を踏み出した[Champagne]の最高傑作。 全体的な感想 UKロックに影響を受けたサウンドが魅力的な彼らの4thアルバム。 本作は打ち込みやジャズ、メロコアなどの要素も吸収した意欲的な一枚に仕上がっています。 今までの[champange]にはなかったドラ…

UNISON SQUARE GARDEN「Chatch up, latency」-遅れを取り戻せ-

2018年第二弾となるユニゾンのシングル。 爽やかさが印象的なパワーポップの「Chatch up, latency」をはじめ、アコースティックギターとカズーの音色に癒される「たらればわたがし」に攻撃的なサウンドと歌詞が突き刺さる「ここで会ったがけもの道」と三者三…

米津玄師「Flamingo/TEENAGE RIOT」-米津玄師が生み出すニューミュージックを堪能せよ-

00年代J-POPの雰囲気を感じさせる「Lemon」が自身最大のヒットとなった米津玄師。 王道でありながら引き込まれた曲だったのですが、今回のシングルもそれを作り上げたに相応しい才能を感じる仕上がりでした。 以下、楽曲レビュー 1.Flamingo(ソニー「完全ワ…

youthful beautiful/内田真礼 -葛藤を乗り越える強さ-

一生に一度しかない青春時代、その時の美しさや葛藤を表現した「youthful beautiful」 。 エモーショナルに表現した、内田真礼さんらしいロックナンバーです。 1.youthful beautiful(アニメ「SSSS.GRIDMAN」ED主題歌) 若い時なら誰もが感じるであろう特有の…

ギャグ/星野源 -笑いは生きるために必要-

タイトル通りのコミカルなギターフレーズで聞く者を楽しませる表題曲の「ギャグ」と彼の原点と言えるアコースティックナンバー「ダスト」。 この二曲も今や人気アーティストとなった星野源の魅力を感じられる仕上がりです。

ストレイテナー「CREATURES」 -この完成度、まさにモンスター級-

4ピースになったことで生まれた余裕と強みをさらに活かして作り上げた、テナーの集大成とも言える1枚。

sumika「ファンファーレ/春夏秋冬」 -闇を抜け出して前へ-

爽やかなメロディラインに引き込まれる「ファンファーレ」と美しいメロディラインのロックバラード「春夏秋冬」。 タイプの違う二曲ですが、どちらも美しさと繊細さを兼ね備えた珠玉の名曲となりました。 以下、全曲レビュー

大不正解/back number -完璧でなくていい、無様でもいい、自分を全力で生きろ-

僕らは完全無欠じゃないー。 完璧でなくてもいいと不完全であることを肯定した歌詞が印象的な、今を生きる人たちに対するメッセージソングです。 以下、全曲レビュー