愛を知るまでは/あいみょん -愛を知るまでは死ねない-
2月に配信された「桜が降る夜は」がいい意味で00年代テイストを感じさせるポップスとなっていたあいみょん。
そんな彼女の新曲「愛を知るまでは」が5月26日発売のシングルに先駆けて配信されました。
90年代J-POPの良さをしっかりと取り込んだ、シンプルなメロディとアレンジが印象的なナンバーです。
・愛を知るまでは
90年代J-POPの雰囲気を感じさせるメロディが心に響くミドルナンバー。
イントロの優しくてノスタルジックな感じ、シンプルな良さを追求したメロディはいい意味であいみょんらしく、安心感に満ちています。
ストレートに王道を攻めるメロディとアレンジになっているので大きな冒険をしているわけではないんだけど、曲の世界に聞く者を引き込む力は持っているなと。
何より、普段の楽曲よりもギターのサウンドを強調しているのもポイント。
「愛を知るまでは死ねない」と愛を求める強さを歌った曲となっていることもあり、そのメッセージ性を聞き手にしっかりと伝えてくれます。
味わい深いギターソロによる間奏の存在もそれを確かなものにしているのでしょう。
「愛を知るまでは死にたくない」と愛を強く求める気持ちを歌った歌詞も印象的。
自分が愛されるのはもちろん、他人を愛することも含めて「愛」というものを知りたい・・・
「愛を知るまでは死ねない私なのだ」と言い切っていることで、この歌詞に登場する私が愛を知りたいってのを感じさせてくれます。
コロナ禍で人と会うのが憚られている状況というのもあるのでしょうか、心から愛を欲しているのが伝わってくる1曲だと感じました。
そんな感情を表現するあたり、ラブソングにこだわるあいみょんらしい曲だと言えそうです。
あいみょんらしくシンプルで安心感のあるメロディにホッとさせられる仕上がりの「愛を知るまでは」。
人から愛される、人を愛すること・・・
人間ならではの感情を表現したラブソングではないでしょうか。
愛を知るまでは - song by Aimyon | Spotify