シンプルでストレートなギターサウンドでありながら、ドラムのリズムやギターリフの表現力と彼ららしい転調の存在感が印象的。
歌詞のメッセージを含めて、マカえんならではの夏ソングが完成しました。
夏の暑さと眩しさを表現したサウンドに爽やかさを感じるギターロック。
何と言っても日中の強い日差しをイメージしたギターリフがポイントで、夏の情景を思い浮かべるほどの表現力を持っています。
ストレートなメロディの曲なんだけど、Aメロに複雑な歌メロを入れてきたり転調で聞き手を引き込む構成にマカえんらしさも感じさせてくれました。
サビの伸びやかなメロディと軽やかで疾走感のあるドラムから漂うエモさもギターロック好きにはたまらない仕上がりではないでしょうか。
圧倒的な熱量で夏らしさを描いたサウンドとメロディは素晴らしいの一言。
そんな楽曲だからこそ、歌詞のメッセージを引き立てているんですよね。
陽炎の向こう側にいる10代の自分から生き先を聞いて、本当のことは知らずに生きたい・・・
大人になりたい気持ちとまだ子供のままでいたい、そんな複雑な感情が歌われている歌詞がより伝わるものとなりました。
はっとりの真っ直ぐな歌唱がその想いを明確に伝えてくれる、いい意味で熱い1曲です。