LUCK/Nulbarich -不安になるより楽しみながら生きたい-
洗練されたサウンドとメロディ、JQの歌唱から感じる存在感が印象的なNulbarich。
2020年第一弾となる「LUCK」はらしさを残しながらも80年代サウンドに挑戦した新境地ともいえる1曲です。
・LUCK
80年代テイストのシンセサウンドと打ち込みドラムのリバーブ感に懐かしさを感じるポップナンバー。
楽曲から漂うレトロさが今の時代にしては新鮮なんだけど、Nulbarichらしくオシャレなナンバーに仕上がっているのがポイント。
程よい疾走感は爽やかさと夏の日差しをイメージさせるだけでなく、昭和らしいバブリーさも演出しています。
80年代サウンドへの回帰を実現しながらも、グルーブ感の心地よさという現代的なアレンジも効かせたことで、新しさと懐かしさが同居した1曲となりました。
また、「出来るだけ遠くを目指す」という想いが込められた歌詞も印象的。
全体的にポジティブなメッセージとなっていて、疾走感のあるメロディに上手くマッチしています。
どんな状況になるのか先が見えない今だけど行けるところまで行きたいー。
不安というよりは今を楽しみながら生きていく、そんな前向きさが伝わってくる内容だなと感じました。
シンセサウンドの懐かしさと軽快さが歌詞のメッセージを増幅させている「LUCK」。
今の時代にこそ受け止めて聞きたいですね。