3月に入って暖かくなって来ました。
寒さも和らいで来て、これから春らしさが増していくのでしょう。個人的には花粉症に悩まされる季節ですが、薬を飲んで少しでも症状を軽くして乗りきりたいなと。
それはさておき、2月のベストソングが決まりました。
自分の好みを踏まえて10曲に絞らないといけないので、意外と悩みますね。
今回はこんな感じに・・・
2022年2月ベストソング
・POP SONG/米津玄師
初期の米津楽曲を彷彿とさせる奇妙さを含んだメロディ、軽やかなリズムがクセになるポップナンバー。
歓声から始まるイントロ、ふいに入ってくる「猫足のバスタブでフライバイ」というフレーズの存在感に遊び心を感じます。
「人生にワクワク感が必要」ー。
上記のメッセージを伝えてくれる歌詞や1回しかないサビも含め、全力で楽しみながら曲を作る米津さんの姿が目に浮かぶかのよう。
彼なりにポップスを突き詰めた楽曲となりました。
・ミスター/YOASOBI
80~90年代シティポップの雰囲気を感じさせるアレンジが印象的なポップナンバー。
YOASOBIらしいピアノサウンドとikuraのあどけない歌唱はそのままに、大人びた雰囲気を加味したことで今までと違う魅力を持つ楽曲となりました。
年上の恩師に対する感謝の気持ちを歌った歌詞もポイントで、都会的なサウンドをより引き立てているのが見事。
微妙にリバーヴがかったサウンドといい、80~90年代っぽさを表現しているのもツボです。
・Space Traveler/TAIKING
シンセサウンドの浮遊感、軽やかなリズムによるグルーヴが宇宙空間をイメージさせるポップナンバー。
シティポップのようなオシャレ感を持たせながら、キャッチーさに満ちたメロディは心地よく聞きやすい仕上がり。
伸びやかなギターサウンドから感じる開放感もあって、夜に聞きたい1曲となりました。
TAIKING「Space Traveler」Music Video - YouTube
・Rock The World/[Alexandros]
ドロスらしい真っ直ぐなギターサウンド、駆け抜けるメロディの爽快感がたまらないロックナンバー。
ギター、ベース、ドラムの織りなすバンドサウンドとピアノによるメロディはストレートなんだけどシンプルに響く仕上がりとなりました。
手数の多さで攻める間奏はここ最近のドロスならではの魅力を感じさせてくれるものとなっていて、彼らの表現力をしっかりと実感できます。
「人は困難を乗り越えるほどに強くなれる」と歌った歌詞も印象的。
頑張ることの素晴らしさがしっかりと伝わります。
[Alexandros] - Rock The World (MV) - YouTube
・Far Away/SPiCYSOL
チルアウト感に満ちたイントロ、ゆったりとしたテンポが印象的なポップナンバー。
シンセサウンドの浮遊感と心地よいリズムは思わず身を委ねたくなるほど。
何より、洗練されたメロディのおかげで夕日が沈む海岸線沿いのイメージが浮かんでくるんですよね。
曲の持つオシャレさが圧倒的。
もがきながら前に進む人間の感情をストレートに歌った歌詞もポイント。
ゆったりしたメロディが「時には流れに身を任せることも大切」というメッセージを引き立ててくれます。
SPiCYSOL - Far Away [Lyric Video] - YouTube
次点曲
・裸の勇者/Vaundy
真っ直ぐなギターサウンドとメロディが爽快なロックナンバー。
王道のギターロックを踏襲したアレンジにアニソンらしい力強さを含んだ楽曲とは裏腹に、全てを守らなければならなくなった者の重圧を歌った歌詞も刺さる仕上がりに。
守るべき存在があることって素晴らしいけど、守るためには相当の覚悟が必要ー。
感情を込めたVaundyの歌唱と共にそんなメッセージを感じずにいられません。
裸の勇者 / Vaundy:MUSIC VIDEO - YouTube
・単焦点/Penthouse
クラシカルで上品なイントロ、全体に渡ってジャジーなメロディがオシャレさを感じさせるミドルナンバー。
男女ボーカルのハーモニー、洗練されたピアノの音色に心を奪われる仕上がりとなっています。
ジャズを意識した間奏の雰囲気も素晴らしく、上質のポップスという言葉がピッタリ。
Penthouse - 単焦点 / Single focus [Official Music Video] - YouTube
・BADモード/宇多田ヒカル
軽やかなテンポと洗練されたメロディの存在感が宇多田らしいポップナンバー。
歌詞にネトフリやウーバーイーツなど現代を象徴する言葉を入れて時代に対応しているのが見事。
ホーンサウンドと心地よいビートの生み出す心地よさも印象的。
・3月の帰り道/平井大
シンプルなピアノの音色が胸を打つ卒業ソング。
新たな一歩を踏み出す人たちの背中を押す平井大さんの優しい歌唱、これまでを振り返りながら未来への想いを歌った歌詞が心に響きます。
打ち込みのビートを取り入れたことでR&Bテイストになったのも平井大さんらしい。
卒業ソングの王道らしさとちょっと洗練された雰囲気を程よく融合させたのが見事。
平井 大 / 3月の帰り道(Lyric Video) - YouTube
・夜中のキスミ/ずっと真夜中でいいのに。
80年代ポップスを意識したチープなシンセと打ち込みサウンドがいい意味で新鮮なポップナンバー。
夜ならではの雰囲気を感じさせる曲となっていて、ネオンのきらめきをイメージさせるアレンジに引き込まれます。
打ち込み主体のサウンドで表現している辺りが何とも現代的で、懐かしさだけでなく今のアーティストが作った音楽なんだってのを感じずにいられません。
ずっと真夜中でいいのに。『夜中のキスミ』 (ZUTOMAYO - Kisumi at Midnight)(Audio Track) - YouTube