高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

POP SONG/米津玄師 -遊び心を持つことも必要だ-

一回しかないサビや目まぐるしい転調、独特のセンスに満ちたメロディー・・・

いい意味で遊び心を感じさせる、米津さんならではのポップソングが完成しました。

 

・POP SONG(「PlayStation CM」ソング」)

中世ヨーロッパの賑やかさとカラフルな世界観をイメージしたメロディが独特のセンスを感じさせる、米津節に満ちたナンバー。

サビはキャッチーでありながら、後半で頻繁に繰り返す転調と不思議な雰囲気を漂わせるメロディが融合したことで聞き手にインパクトを与えています。

曲を彩る一つ一つのサウンドも表情豊かに仕上がっており、アコーディオンやピアノ、グルーヴを生み出すベース音など思わず耳を奪われてしまいました。

この曲に対して最初に感じた印象が「とにかくカラフルで個性的な曲」なんだけど、まさにその通りで。

一番聞きやすいであろうサビをあえて一回しか入れない構成も含め、遊び心が満載の1曲となりました。

 

その遊び心は歌詞やMVにも表れていて。

二番のAメロで唐突に入ってくる「猫足のバスタブでフライバイ」や随所に散りばめられた「あーりんりんらんらんあっぱっぱらぱー」などの擬音といい、程よくふざけているのが伺えます。

MVでは猫足のバスタブに入った何人もの米津さんがちょこちょこ駆け抜けていく演出があったりと本当に遊んでいて。

いい意味でふざけているのが素晴らしいんですよね。

 

「Lemon」や「馬と鹿」を収録した2020年発売の「STRAY SHEEP」が大ヒットをした彼ですが、それでも遊び心や個性を出していきたいって気持ちを大切にしたいのでしょう。

その気持ちを伝えたいからこそ、「POP SONG」という曲名にしたんだろうなぁと。

米津さんなりのポップスに対する答えが今回の曲なのかなと感じました。

米津玄師 - POP SONG - YouTube

POP SONG

POP SONG

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

2022年1月ベストソング5選

2022年も2月に入りました。

というわけで、月ごとのベストソングを今年もやっていきます。

これまでと同じく、その月にCDか配信限定でリリースされた曲は対象として選ぶ形にしました。

例えば、CDに先駆けて先行配信された宇多田ヒカル「BADモード」の収録曲は2月分としてカウントする感じですね。

 

そんなわけで、1月のベストソングは以下のようになりました。

 

2022年1月ベストソング

 

・Rosy/SixTONES

まくし立てる歌唱と疾走感のあるギターサウンドが尖ったナイフのように刺さってくるロックナンバー。

SixTONESの曲の中でも攻撃的な仕上がりになっていて、歌詞の語感が生み出すリズムと相まって曲そのものがどんどん攻め込んできます。

次々に繰り出されるラップ、勢いのある歌唱は圧巻の一言。

バックで鳴るピアノからオシャレさを感じさせることで、洗練された雰囲気も漂わせているのが見事。

疾走感と合わせて今の彼らの勢いを表現することに成功していると感じました。

 

・キャラクター/緑黄色社会

分かりやすいほどにキャッチーなメロディとカラフルなサウンドが背中を押してくれるリョクシャカらしいポップナンバー。

ピアノの音色から感じる爽やかさでこれからの人生に対する希望を表現しており、聞いているだけでポジティブな感情を抱かせてくれます。

サビの歌詞は特に前向きな仕上がりとなっていて、「いろんな人がいるから世の中が成り立っている」と歌うことで自分らしく生きることも大切だとメッセージを伝えてくれる1曲となりました。

「誰だってNeed You」を始めとするサビにおける言葉のリフレインも語感の良さがあって頭から離れません。

 

・Anarchy/Official髭男dism

無機質にうねるグルーヴを取り入れたメロディが印象的なポップナンバー。

今までの彼らにはないクールさを感じさせる仕上がりで、心に渦巻く感情をしっかり伝えてくれました。

不満だらけの現状から抜け出したい、そんな気持ちが描かれてます。

「Cry Baby」に続き、いい意味でヒゲダンに抱いていたイメージをぶち壊してくれたのは見事。

優等生的でなく、ちょっとしたやさぐれ感を感じるのがポイントでしょうか。

 

アルペジオ/Homecomings

繊細なバンドサウンドとメロディの美しさが心に響くミディアムナンバー。

UKロックに影響されたであろうギターサウンドを軸に、素朴さも感じさせる仕上がりになっているのがポイント。

穏やかさに満ちたメロディ、ギターの音色はどこか暖かさが漂っているんですよね。

好きな人がいる日常で感じる情景を分かりやすく描いた歌詞も含め、素朴で暖かな1曲となりました。

 

・It's All About You(feat.SIRUP)/Ovall

爽やかさを感じさせるギターサウンド、軽やかなビートの心地よさが非常にリズミカルなポップナンバー。

オシャレなトラックに乗っかるSIRUPのボーカルは存在感があって、曲の魅力を最大限に引き出しています。

間奏で聞かせるピアノとギターによる演奏もジャケットの夕日をイメージさせてくれるかのよう。

心地よいリフのギターと相まって、素晴らしいグルーヴ感を持った1曲です。

身を委ねていたくなるほどの心地よさがたまりません。

 

次点曲

 

・残響散歌/Aimer

ホーンサウンドとメロディの疾走感が華やかさを感じさせるナンバー。

軽やかなピアノの音色が楽曲にさらなる彩りを加えており、今までのAimerさんの曲にない魅力が生まれています。

ダークさが印象的な彼女の新境地とも言える1曲ではないでしょうか。

 

・「知りたくなかった、失うのなら」feat.純猥談/あたらよ

失ってしまった時の後悔を歌った歌詞、エモーショナルなギターサウンドの力強さが印象的なギターロック。

熱量を感じさせるギターサウンドで歌詞に描かれた切なさを表現しているのが見事。

程よい重さもあって、楽曲の持つ切なさがメロディと共に伝わってきます。

 

・レオ/優里

優しいピアノの音色と安心感に満ちたJ-POPならではのメロディがシンプルに響くミディアムナンバー。

ペット目線で大切に育ててくれた飼い主に対する感謝の気持ちを歌っており、人と動物の間に芽生える愛情を描いているのがポイント。

言葉を発さない動物でも飼い主の微妙な変化にも気づくし最後まで大切にしてくれたことはずっと忘れずにいるー。

そんなメッセージを優しいメロディに載せて力強く歌う優里の歌唱に引き込まれました。

分かりやすいメロディとアレンジだからこそ伝わるものがあると再確認できた1曲。

 

・ハッピーエンドへの期待は/マカロニえんぴつ

イントロからAメロに入るまで少しずつ加速していくメロディ、そこからの疾走感が爽快さを感じさせるロックナンバー。

聞き手を圧倒する間奏のギターソロにバンドとしての成長が伺えるとともに、サビやラストで転調させてくる展開といったマカえんらしい楽曲構成も健在。

「どんなに大変なことがあってもハッピーエンドへの期待は捨てたくない」と歌った歌詞も印象的。

 

・ショック!/サカナクション

歌謡テイストを効かせたサウンド、軽快なリズムが心地よいダンスナンバー。

サビでリフレインする「ショック!」のフレーズ、80年代歌謡ポップスの要素を感じさせるサウンドは絶妙な中毒性で思わずリピートしたくなる仕上がり。

力強いブラスサウンドもちょっぴりジャジーな雰囲気を漂わせており、曲に華やかさを持たせています。

キャッチーでありながらなかなかのインパクト。

 

2022年1月オススメ曲 その4

2022年もいい曲に出会えているなと感じる今日この頃。

そんなわけで、今回は6曲を取り上げました。

 

・「知りたくなかった、失うのなら」feat.純猥談/あたらよ

失ってしまった時の後悔を歌った歌詞、エモーショナルなギターサウンドの力強さが印象的なギターロック。

熱量を感じさせるギターサウンドで歌詞に描かれた切なさを表現しているのが見事で、メロディと共に伝わってきます。

 

・灯火/優河

味わい深さの中に堂々とした佇まいを感じる歌唱、ゆったりしたテンポのメロディが心に染み渡るミディアムナンバー。

灯火のようなゆらぎをイメージさせる歌唱は単に暖かさを持っているだけでなく、J-POPの枠に収まらない魅力を感じます。

言葉で表現できないけど、心の底から引き込まれるような凄さと言うか。

圧倒的な存在感があるんだけど、それでいて聞きやすく優しい… そんな1曲となりました。

 

・ショック!/サカナクション

歌謡テイストを効かせたサウンド、軽快なリズムが心地よいダンスナンバー。

サビでリフレインする「ショック!」のフレーズ、80年代歌謡ポップスの要素を感じさせるサウンドは絶妙な中毒性で思わずリピートしたくなる仕上がり。

力強いブラスサウンドもちょっぴりジャジーな雰囲気を漂わせており、曲に華やかさを持たせています。

キャッチーでありながらなかなかのインパクト。

https://t.co/MqY4b2WTMi

 

・キャラクター/緑黄色社会

分かりやすいほどにキャッチーなメロディとカラフルなサウンドが背中を押してくれるリョクシャカらしいポップナンバー。

インパクトを与える音のフレーズや間奏はないものの、シンプルに仕上がっているからこそストレートな良さを感じます。

背中を押してくれる歌詞も含め、ポジティブさに満ちている印象。

 

・心という名の不可解/Ado

歌い手のまふまふによる楽曲となっていて、焦燥感を感じさせるメロディが印象的なナンバー。 

歌詞やメロディから感じる焦りをAdoの力強い歌唱で表現しており、グッと引き込まれました。

サブカル寄りのメロディも歌い手さんならではの魅力を感じずにいられません。

 

・Missing girl/The Whotens

初音源でありながら、90年代J-POPにも通じるメロディの安心感、爽やかなボーカルの大人びた雰囲気が良質さを感じさせるロックナンバー。

J-POP寄りのアレンジでありながら、ギターサウンドの爽快感に引き込まれます。

サビの王道を意識したメロディは90年代J-POP好きなら「おおっ!」と唸ってしまうほどの完成度だと感じました。

https://t.co/uwB7Iv9lfh

2022年1月オススメ曲 その3

「〇年△月気になる曲」と題して行っていた新曲紹介、今回からオススメ曲にタイトルを変更します。

気になった曲はCDを購入した音源も含めてSpotifyのプレイリストに入れているんだけど、タイトルを変えた方が個人的にオススメしたい曲を紹介しているのが伝わるかなと思ったんですよね。

1記事に紹介できるのはこれまでと変わらず5曲ですが、ペースを上げて更新できたらと思います。

 

では、どうぞ。

 

・摩天楼/iri

スタイリッシュなリズムを刻むビートの重厚さとメロディの軽快さが心地よいポップナンバー。

シンセの華やかな音色は楽曲に彩りを与えている印象で、曲名である摩天楼を表現しているかのよう。

サビにおける「足りない迷路 足りていないの」を始めとしたリズミカルな言葉の響き、ディスコミュージックにも通ずるトラックの存在感もあってリズムの良さが前面に出た1曲となっています。

iriの女性離れしたクールさを持つ歌声と歌唱も圧倒的。

摩天楼 - song by iri | Spotify

 

・さよならクレール/中村佳穂

アッパーなビートの織りなす疾走感が聞き手を引き込むポップソング。

美しくもエモーショナルなメロディとすれ違いの中で感じるもどかしさを描いた歌詞の影響か、何とも言えない切なさに満ちている印象。

バックで鳴らされるシンセの音色は表情豊かで、曲の切なさをさらに引き立ててくれます。

イントロからアウトロまで駆け抜けていく楽曲展開も見事。

さよならクレール - song by Kaho Nakamura | Spotify

 

・It's all about you feat.SIRUP/Ovall

爽やかさを感じさせるギターサウンド、軽やかなビートの心地よさが非常にリズミカルなポップナンバー。

オシャレなトラックに乗っかるSIRUPのボーカルは存在感があって、曲の魅力を最大限に引き出しています。

間奏で聞かせるピアノとギターによる演奏もジャケットの夕日をイメージさせてくれるかのよう。

そんなこともあって、夕暮れ時に海岸線をドライブしながら聞いてみたい1曲です。

It's all about you - song by Ovall, SIRUP | Spotify

 

アルペジオ/Homecomings

繊細なバンドサウンドとメロディの美しさが心に響くミディアムナンバー。

UKロックに影響されたであろうギターサウンドはそのままに、素朴さも感じさせる仕上がりになっているのがポイント。

好きな人がいる日常で感じる情景を分かりやすく描いた歌詞も曲の素朴さを増幅させている印象。

アルペジオ - song by Homecomings | Spotify

 

・ロンリーナイト・ディスコティック/雨宮天

80年代歌謡曲の色気とクールさを感じさせるメロディが力強いポップナンバー。

ブラスサウンドによる華やかさ、ジャジーなピアノサウンドのスウィング感に思わず聞き入ってしまいます。

雨宮天さんの歌唱も力強さを強調しており、雰囲気を最大限に引き出しているのが素晴らしい。

ロンリーナイト・ディスコティック - song by Amamiya Sora | Spotify

 

摩天楼

摩天楼

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2022年1月気になる曲 その2

ふと思ったけど、ソニー系アーティストが意外と良曲を発表してるような。今回取り上げている5曲のうち、4曲がソニー系でした。

 

それはさておき、気になる曲の第2弾です。

 

・朝が来る/Aimer

負った傷や悲しみを乗り越えて生きることの強さを歌った歌詞、和を意識したメロディが心に響く一曲。

来る新しい朝を希望に見立て、悲しみの中でも生きていく強さを描いているのが印象的。

Aimerの儚げな歌唱も曲の持つメッセージを引き立てるものとなっていて、サビの疾走感と共に新しい朝に対する前向きな気持ちを感じさせてくれます。

壮大な雰囲気な曲でありながら、重苦しくない仕上がりになっているのは作曲者の梶浦由記さんの成せる技か。

https://t.co/KdtL8OROTy

 

・ハッピーエンドへの期待は/マカロニえんぴつ

イントロからAメロにかけて増していく疾走感が心地よさを感じさせるロックナンバー。

聞き手を圧倒する間奏のギターソロにバンドとしての成長が伺えるとともに、サビやラストで転調させてくる展開といったマカえんらしい楽曲構成も健在。

メジャー1stフルアルバムのリード曲だけあり、短いながらも存在感のある1曲となりました。

ハッピーエンドへの期待は - song by Macaroni Empitsu | Spotify

 

・レオ/優里

優しいピアノの音色と安心感に満ちたJ-POPならではのメロディがシンプルに響くミディアムナンバー。

ペットの目線で大切に育ててくれた飼い主に対する感謝の気持ちを歌うことで人と動物の間に芽生える愛情を描いています。

言葉を発さない動物だけど、飼い主の微妙な変化にも気づいたり最後まで大切にしてくれたことはずっと忘れずにいるんだー。

そんなメッセージを優しいメロディに載せて力強く歌う優里の歌唱に引き込まれました。

分かりやすいメロディとアレンジだからこそ伝わるものがあるんですよね。

レオ - song by Yuuri | Spotify

 

・光るとき/羊文学

ギターサウンドの美しさと力強さを感じさせるサウンド、壮大なメロディラインに引き込まれるロックナンバー。

神秘的な雰囲気を漂わせるギターリフ、楽曲を支えるべースラインとドラムが織りなす音の世界は圧倒的な存在感に満ちています。

00年代邦楽ロックの影響を感じさせるアプローチなんだけど、メロディとサウンドの雰囲気で圧倒させる音作りに現代の楽曲らしさを感じました。

塩塚モエカの儚い歌唱も印象的。

光るとき - song by Hitsujibungaku | Spotify

 

・たたかわないらいおん/リーガルリリ

真っ直ぐに伸びていくギターサウンドとメロディが爽やかなロックナンバー。

シンプルに掻き鳴らされるギターサウンドの心地よさは曲の疾走感と相まって、聞いているだけで晴れやかな気持ちにさせてくれます。

特に、イントロの力強いギターリフは短いながらもインパクトを与えてくれる仕上がりで。

どこか不思議な魅力を持つボーカルが伝えてくれる歌詞も考えさせられてしまいます。

シンプルなギターロックなんだけど、今の時代だからこそのメッセージ性が込められた1曲。

たたかわないらいおん - song by Regal Lily | Spotify

 

2022年1月気になる曲 その1

昨年からやってる気になる新曲感想、今年も5曲ずつ取り上げる形で続けていこうかなと。

では2022年最初の気になる新曲感想をどうぞ。

 

・裸の勇者(アニメ「王様ランキング」OP)/Vaundy

真っ直ぐなギターサウンドとメロディが爽快なロックナンバー。

イントロの心地よいカッティングから掻き鳴らされるギターサウンドへの変化、開放感に満ちたサビとギターロックの王道をなぞった楽曲は安定の良さがあります。

特に目新しさはないものの、Vaundyらしい気だるげな歌唱とメロディセンスで聞かせてくれる1曲に仕上がりました。

愛する存在を守るために全てと向き合っていく者の重圧を歌った歌詞も心に刺さって来るものとなっているのがポイント。

守るべき存在があることって素晴らしいけど、守るためには相当の覚悟が必要ー。そんなメッセージが伝わりました。

裸の勇者 - song by Vaundy | Spotify

 

・Rosy/SixTONES

3分という短さでありながら、まくし立てる歌唱と疾走感のあるギターサウンドから伝わる勢いが印象的なロックナンバー。

SixTONESの曲の中でも攻撃的という言葉がピッタリで、歌詞の語感が生み出すリズムと相まって曲そのものがどんどん攻め込んでくるんですよね。

次々に繰り出されるラップ、勢いのある歌唱は圧巻の一言で彼ららしい魅力が満載です。

そんな激しめのナンバーなんだけど、バックでアクセント的になるピアノはオシャレな旋律になっていてギャップもたまらない。

SixTONES – Rosy [YouTube ver.] - YouTube

 

・Landscape/緑黄色社会

リョクシャカらしい軽やかで爽やかなピアノを軸にしたメロディが印象的なポップナンバー。

サビのリズムから感じるキャッチーさが圧倒的で聞いていて心地よい仕上がり。

長屋の力強くて真っ直ぐな歌唱と相まって、開放感に満ちています。

ピアノとバンドサウンドのバランスも程よく、良質のポップスと言える1曲。

Landscape - song by Ryokuoushoku Shakai | Spotify

 

・Le Penseur/三浦大知

「Le Penseur」と繰り返すサビの存在感が圧倒的なナンバー。

J-POPとは思えない異質さを放つトラック、閉塞感も感じさせる歌詞のメッセージ…

キャッチーという言葉が似合わない雰囲気の曲なんですが、聞き手を引き付ける力はすごくて気がついたらサビが頭から離れなくなっています。

サビのリズミカルなビートもダンスを意識した仕上がりになっているのが彼らしい。

Le Penseur - song by Daichi Miura | Spotify

 

・瞬き羽ばたき、故に繋がり/BRADIO

ファンキーなリズムを刻むギターと洗練されたメロディが心地よいオシャレポップ。

ゆったり目のテンポなんだけど、軽やかなリズムに身を委ねたくなるほどの良さがあるんですよね。

伸びやかでストレートな歌唱にも引き込まれます。

これこそ良質のポップソングって言葉が似合うのではないかと感じました。

瞬き羽ばたき、故に繋がり - song by BRADIO | Spotify

Anarchy/Official髭男dism -この状態から抜け出したい-

年が明けてから既に8日目となりました。

忙しくて挨拶が出来ませんでしたが、2022年も音楽感想やアニメ感想をメインに更新していくのでよろしくお願いします。

 

それはさておき、昨年リリースのアルバムが記憶に新しいヒゲダンの新曲「Anarchy」が早くも配信されました。

グルーヴ感はそのままに、今までにないカッコよさを感じさせるメロディが印象的な1曲となっています。

 

・Anarchy(映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」主題歌)

無機質で機械的にうねるグルーヴが圧倒的な存在感を生み出しているポップナンバー。

一聴すると軽やかに聞こえるんだけど、どことなく無機質さを感じずにいられないのがポイント。

このグルーヴから今までの彼らにないクールさを感じずにいられません。

心に渦巻く不満とそこから抜け出したい気持ちを歌った歌詞もすごく合っている印象で。

特に、サビに入った瞬間の開放感で無機質さを吹っ飛ばす展開は素晴らしいの一言。

テンポを維持したままで伸びやかさを加えたことで、歌詞に描かれた前向きさをそのまま表現しているかのよう。

単なる反骨心を歌うだけでなく、前向きな感情も感じさせてくれたのがいい。

 

個人的に優等生的イメージの強いヒゲダンですが、「Cry Baby」に続いてこの曲でも荒くれ感とやさぐれ感を見せてくれました。

持ち味のグルーヴで違う表情を見せてくれるあたり、さらなる成長を遂げているのが伺えるなと。

気が早いけど、次の曲も楽しみでたまらない。

Anarchy - song by Official HIGE DANdism | Spotify

Anarchy

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