高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

2022年1月ベストソング5選

2022年も2月に入りました。

というわけで、月ごとのベストソングを今年もやっていきます。

これまでと同じく、その月にCDか配信限定でリリースされた曲は対象として選ぶ形にしました。

例えば、CDに先駆けて先行配信された宇多田ヒカル「BADモード」の収録曲は2月分としてカウントする感じですね。

 

そんなわけで、1月のベストソングは以下のようになりました。

 

2022年1月ベストソング

 

・Rosy/SixTONES

まくし立てる歌唱と疾走感のあるギターサウンドが尖ったナイフのように刺さってくるロックナンバー。

SixTONESの曲の中でも攻撃的な仕上がりになっていて、歌詞の語感が生み出すリズムと相まって曲そのものがどんどん攻め込んできます。

次々に繰り出されるラップ、勢いのある歌唱は圧巻の一言。

バックで鳴るピアノからオシャレさを感じさせることで、洗練された雰囲気も漂わせているのが見事。

疾走感と合わせて今の彼らの勢いを表現することに成功していると感じました。

 

・キャラクター/緑黄色社会

分かりやすいほどにキャッチーなメロディとカラフルなサウンドが背中を押してくれるリョクシャカらしいポップナンバー。

ピアノの音色から感じる爽やかさでこれからの人生に対する希望を表現しており、聞いているだけでポジティブな感情を抱かせてくれます。

サビの歌詞は特に前向きな仕上がりとなっていて、「いろんな人がいるから世の中が成り立っている」と歌うことで自分らしく生きることも大切だとメッセージを伝えてくれる1曲となりました。

「誰だってNeed You」を始めとするサビにおける言葉のリフレインも語感の良さがあって頭から離れません。

 

・Anarchy/Official髭男dism

無機質にうねるグルーヴを取り入れたメロディが印象的なポップナンバー。

今までの彼らにはないクールさを感じさせる仕上がりで、心に渦巻く感情をしっかり伝えてくれました。

不満だらけの現状から抜け出したい、そんな気持ちが描かれてます。

「Cry Baby」に続き、いい意味でヒゲダンに抱いていたイメージをぶち壊してくれたのは見事。

優等生的でなく、ちょっとしたやさぐれ感を感じるのがポイントでしょうか。

 

アルペジオ/Homecomings

繊細なバンドサウンドとメロディの美しさが心に響くミディアムナンバー。

UKロックに影響されたであろうギターサウンドを軸に、素朴さも感じさせる仕上がりになっているのがポイント。

穏やかさに満ちたメロディ、ギターの音色はどこか暖かさが漂っているんですよね。

好きな人がいる日常で感じる情景を分かりやすく描いた歌詞も含め、素朴で暖かな1曲となりました。

 

・It's All About You(feat.SIRUP)/Ovall

爽やかさを感じさせるギターサウンド、軽やかなビートの心地よさが非常にリズミカルなポップナンバー。

オシャレなトラックに乗っかるSIRUPのボーカルは存在感があって、曲の魅力を最大限に引き出しています。

間奏で聞かせるピアノとギターによる演奏もジャケットの夕日をイメージさせてくれるかのよう。

心地よいリフのギターと相まって、素晴らしいグルーヴ感を持った1曲です。

身を委ねていたくなるほどの心地よさがたまりません。

 

次点曲

 

・残響散歌/Aimer

ホーンサウンドとメロディの疾走感が華やかさを感じさせるナンバー。

軽やかなピアノの音色が楽曲にさらなる彩りを加えており、今までのAimerさんの曲にない魅力が生まれています。

ダークさが印象的な彼女の新境地とも言える1曲ではないでしょうか。

 

・「知りたくなかった、失うのなら」feat.純猥談/あたらよ

失ってしまった時の後悔を歌った歌詞、エモーショナルなギターサウンドの力強さが印象的なギターロック。

熱量を感じさせるギターサウンドで歌詞に描かれた切なさを表現しているのが見事。

程よい重さもあって、楽曲の持つ切なさがメロディと共に伝わってきます。

 

・レオ/優里

優しいピアノの音色と安心感に満ちたJ-POPならではのメロディがシンプルに響くミディアムナンバー。

ペット目線で大切に育ててくれた飼い主に対する感謝の気持ちを歌っており、人と動物の間に芽生える愛情を描いているのがポイント。

言葉を発さない動物でも飼い主の微妙な変化にも気づくし最後まで大切にしてくれたことはずっと忘れずにいるー。

そんなメッセージを優しいメロディに載せて力強く歌う優里の歌唱に引き込まれました。

分かりやすいメロディとアレンジだからこそ伝わるものがあると再確認できた1曲。

 

・ハッピーエンドへの期待は/マカロニえんぴつ

イントロからAメロに入るまで少しずつ加速していくメロディ、そこからの疾走感が爽快さを感じさせるロックナンバー。

聞き手を圧倒する間奏のギターソロにバンドとしての成長が伺えるとともに、サビやラストで転調させてくる展開といったマカえんらしい楽曲構成も健在。

「どんなに大変なことがあってもハッピーエンドへの期待は捨てたくない」と歌った歌詞も印象的。

 

・ショック!/サカナクション

歌謡テイストを効かせたサウンド、軽快なリズムが心地よいダンスナンバー。

サビでリフレインする「ショック!」のフレーズ、80年代歌謡ポップスの要素を感じさせるサウンドは絶妙な中毒性で思わずリピートしたくなる仕上がり。

力強いブラスサウンドもちょっぴりジャジーな雰囲気を漂わせており、曲に華やかさを持たせています。

キャッチーでありながらなかなかのインパクト。