少しずつ心を許していくイルル。
話を聞いて掴んだイメージだけだと全ては分からない、この話を見て改めてそのように感じました。
・感想
小林さんと暮らすことで人間について知ろうとするイルルの姿が印象的でした。
人間に裏切られたから人間とは分かち合えない、そう教えられたイルルですが・・・
小林さんと触れ合ううちに考えが変わりつつあるようで。
人間なのに優しく自分と接してくれる、そんな小林さんの姿勢に刷り込まれたイメージが間違っていることに気づくんですよね。
実際に触れてみると本当は人間って優しいのではー?
トールも仲良く暮らしているし、少なくとも小林さんは悪い人じゃないと感じているのが伺えました。
イルルが人間に抱いていた思い込みが溶け、小林さんのもとで暮らし始める。
彼女にとって、新たな人生の始まりと言えるエピソードだと思います。
・イルル
小林さんに「本当は人間が悪い存在と思えないのに仲間はそう感じてくれない」という悩みを打ち明けていました。
小林さんは人間なので混沌勢のことなど詳しく知るはずもないのですが、話を受け入れてくれただけでもイルルにとっては安心できたのでしょうね。
要するに「騙された」状態であるものの、この時点で小林さんに心を許したんだろうなぁと。
トールと二人きりになった時、小林さんのことが脳裏に浮かんだだけでもイルルにとって安心できる存在だと言えます。
・トール
イルルを狙って追いかけてきた調和勢と戦って追い払いましたが・・・
ツノをもぎ取ったりと意外と容赦ない一面が。
普段は小林さんのメイドとして仕えているのだけど、彼女もれっきとしたドラゴンであることを再確認させられました。
・まとめ
イルルが小林さんたちとさらに打ち解けるまでを描いていた話でした。
混沌勢の中でもかなり人間に心を許しているイルルですが、そんな彼女だからこそ小林さんに話を聞いてもらえたことが一緒に暮らす決め手となったのだろうなぁ。