紫の夜を越えて/スピッツ -君と一緒に困難を乗り越えたい-
年明けからNEWS23でOAされていたスピッツの新曲「紫の夜を越えて」。
スピッツらしい曲で気になっていたんですが、3月25日からようやく配信がスタートしました。
シンプルなギターサウンドとメロディがスピッツらしい安心感を感じさせるロックナンバーです。
・紫の夜を越えて(TBS系「NEWS23」EDテーマ)
バンドサウンドの力強さ、美しくて繊細なメロディ、シンプルなギターサウンド…
それらがスピッツらしい王道を感じさせるギターロック。
軽やかなドラムのリズムとベースのリフが織りなすメロディは爽やかで、前向きな歌詞と上手く合っている印象。
透明感に満ちたマサムネの歌声は今も変わらない魅力と同時に安心感があります。
楽曲の力強さもあって、これぞスピッツ節と言える仕上がり。
今のJ-POPを聞いていると複雑に感じることがあるんですが、スピッツはあくまでもシンプルさを貫いているのが見事。
楽曲展開もAメロ→Bメロ→サビ→二番→Cメロ→大サビと王道の構成で。
時代に流されず、常に良いメロディを追及しているんだなってのが伺えました。
少しずつ困難を乗り越えたい気持ちを歌った歌詞も印象的。
単にそれを乗り越えて行こうと歌うのではなく、一緒に寄り添うような優しさを感じさせてくれます。
困難を「紫の夜」と表現したり、「メモリーズ」って単語が入ってることにスピッツらしいセンスを垣間見るなどの表現にも注目。
スピッツならではの歌詞でコロナ禍を乗り越えて行こうと寄り添ってくれる一曲です。
2021年も変わらない魅力を伝えてくれた「紫の夜を越えて」。
シンプルなバンドサウンドとメロディ、歌詞のセンスにマサムネの歌声…
いい意味で変化がないことに改めて脱帽しました。