高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

2021年1月 気になる曲の感想 その2

今月より始めた簡易感想ですが、気楽な気持ちで書けるのがいいですね。

より多くの曲を取り上げる機会も出来るので、続けていきたいなと。

 

というわけで、今日は以下の5曲の感想を簡単に・・・

 

・麻痺/yama

勢いに満ちたバンドサウンドと洗練されたホーンサウンドがオシャレなナンバー。

逆境の辛さをバネに突き進む強さを歌った歌詞、yamaさんの歌唱も力強さを感じさせます。

サビの疾走感がとにかくカッコいいと言いますか、聞いているだけで痺れる仕上がり。

全体的に洗練された雰囲気のおかげか、単なるアップナンバーで終わってない印象なのもポイント。

 

麻痺 - song by yama | Spotify

 

・MIDNIGHT DANCING/クボタカイ

クラブ・ディスコミュージックをイメージしたトラックとそれに乗っかるラップが心地よいナンバー。

いかにもパリピ感丸出しなんだけど、リズムの心地よさが素晴らしくてそれを忘れてしまうほど。

難しいことなんて考えず、リズムに乗っかってしまいたくなる1曲です。

音を楽しむと書いて「音楽」と言いますが、それを感じさせてくれました。

MIDNIGHT DANCING - song by クボタカイ | Spotify

 

・あたりまえ/DISH//
ピアノとバンドサウンドの優しいメロディがシンプルな良さを感じさせるバラードナンバー。

北村匠海作曲なんだけど、サビのエモーショナルなギターサウンドとストリングスの美しくて繊細な音色に王道のJ-POPバラードらしさを感じずにいられません。

愛する人と一緒にいられる時間を大切にしたい気持ちを描いた歌詞も印象的。

当たり前になってしまうとその想いを忘れてしまいがちですが、だからこそ大切にってことなんでしょうね。

あたりまえ - song by DISH// | Spotify

 

・追い風/SHE'S

過去の辛さも降りしきる雨でさえも自分の糧にー。

ポジティブな感情を歌った歌詞と軽快で爽やかなメロディが前向きなポップナンバー。

シンセサウンドの浮遊感とサビの爽快感もあって、どこまでも進んでいけそうな気持ちにさせてくれます。

間奏のギターソロも力強くて曲全体で背中を押している印象。

追い風 - song by SHE'S | Spotify

 

・インフィニティ/優里

レゲエの心地よいリズムを取り入れたポップナンバー。

全体的に明るい雰囲気のメロディ、友情を大切にしたい気持ちが描かれた歌詞は前向きな印象です。

優里さんの力強い歌唱も錆から感じる前向きさを増幅させている印象。
インフィニティ - song by 優里 | Spotify

優しい彗星/YOASOBI -守るべきものがあるということ-

2021年も勢いに乗るYOASOBI。

CDTVや紅白でのパフォーマンスが話題になったり、今週発表のビルボードジャパンチャートでは5曲が20位以内に入るなど注目度は高まるばかり。

そんなYOASOBIですが、「BEASTARS」のED曲になっている「優しい彗星」を配信リリースしました。

ピアノの穏やかなメロディと優しいサウンドが暖かさを感じさせるミドルバラードです。

 

・優しい彗星(アニメ「BEASTARS二期」ED曲)

ピアノの優しいメロディとサウンドを主体としたミドルバラード。

打ち込みによるビートのゆったりしたリズムがどことなく00年代のR&B曲っぽい雰囲気を感じさせてくれます。

オシャレさを感じさせてくれるのはもちろん、楽曲全体に優しさが漂っている印象。

穏やかで優しいメロディ、ikuraの落ち着いた歌唱、大切な人を想う気持ちが描かれた歌詞・・・

楽曲そのもので優しさを表情しているのが見事。

 

そして、個人的にポイントだと感じるのが懐かしい雰囲気のメロディ。

Aメロやサビを聞いてみると分かるんですが、どことなく00年代前半のJ-POPを彷彿とさせるメロディとなっているんですよ。

曲の雰囲気的に最初は「たぶん」を意識したのかなって思ったものの、何回か聞いていると00年代J-POPバラードっぽいなと感じてきて。

 

イメージ的にEvery Little Thingの「fragile」が近いのでしょうか。

ゆったりしたビートを入れることにより、重くな絶妙なりすぎず絶妙なミディアムバラードとなっているのが本当に素晴らしい。

間奏のギターソロも凝った仕上がりで地味に挑戦的な試みもしているのが印象的。

 

YOASOBIらしさを残しながらも、新境地を感じさせる1曲となりました。

ここからどのように変化を遂げていくのかが気になるところです。
優しい彗星 - song by YOASOBI | Spotify

 2020年アニメアウォーズに参加しました!

昨年はアニメをあまり見れてませんが、今回もおちゃつさんにお誘いいただき、「アニメアウォーズ」に参加します。

悩むほど見てないものの、その中でも楽しんで見れたものを選びました。

 

では、どうぞ!

 

 2020年アニメアウォーズ

 

・最優秀作品

ほとんどアニメを見れなかった2020年でしたが、心の底から楽しめたのは「魔女の旅々」でしょうか。

イレイナの旅を描いた日常モノかと思いきや、彼女が旅先で人々の営みや風景を見て感じたことを伝える作風になっているのが今までにない感じですね。

魔女から人間たちはこのように見えているんだなといろいろ考えさせられながら見ました。

それを強調するかのような9話の衝撃的な展開はインパクトを与えるのに充分だったかと。

最終話のイレイナ劇場も含めて楽しませてもらいました!

 

・特別賞

空挺ドラゴンズ」と「波よ聞いてくれ」で悩んだのですが・・・

ラジオ番組の緊張感を独特な描写で表現していた「波よ聞いてくれ」に決めました。

素人とは思えないミナレのトークスキルが伝わるイメージ描写に引き込まれます。

ラジオ番組のトークって音声のみだから聞く側としてはイメージを思い浮かべたりすると思うんですが、まさにそれを表現していると言うべきか。

 

・キャラ部門

「魔女の旅々」のイレイナさんで。

まあ、アレですね… 最終話のイレイナ劇場に持っていかれたと言いますか。

普通のイレイナさんからアホの子、ヤンキーっぽい性格、陰キャ、果てはゾンビまで。

表情豊かなイレイナさんは見ていて楽しめました。

 

・OP部門

リテラチュア/上田麗奈(魔女の旅々OP)

透明感に満ちたメロディと上田麗奈さんの柔らかい歌声が作品の美しい世界を描いた映像とすごくマッチしている印象。

物語自体は意外とハードな展開もあって重くなりがちでしたが、雰囲気はすごく好きなので、OPだけでも癒される仕様となっているのがいいですね。

これだけは飛ばさずに見ていた気がします。

 

・ED部門

すみません、あまりに見れてないので「これだ!」ってのがありませんでした…

 

というわけで、2020年のアニメの振り返りでした。

ドラマも見るようになったからか、多くの本数を見れなくなってしまったなと。

少しでも合わないと感じたら早めに切って、じっくり見たい作品に時間を取っていきたいところ。

 

以前よりアニメを見なくなったんですが、それでもお誘いくださったおちゃつさん、今回もありがとうございました!

 

 

2021年1月 気になる曲の感想 その1

現在、気になった新曲の感想は個別記事にしているんですが。

全てを書いていると他のことをする時間が取れないので、今年から何曲かピックアップしてまとめて感想を書いていく形にしたいなと。

要するに、「まとめてアニメ感想」の音楽版ですね。

J-POPを中心に洋楽やアニソン・声優系などジャンル問わずに書いていくので、よろしくお願いします。

 

今回は以下の5曲の感想を簡単に。

では、どうぞ。

 

・空と青/家入レオ

暖かくて優しいメロディ、王道J-POP寄りのアレンジがシンプルな良さを感じさせるポップナンバー。

[Alexandros]の川上洋平による楽曲らしく、サビのエモーショナルさが印象的。

家入レオの儚げな歌唱とのバランスが素晴らしい。

春が待ち遠しく感じる1曲です。

空と青 - song by Leo Ieiri | Spotify

 

・本音/sumika

困難にぶつかって辛いけど諦めずに頑張りたい…

そんな状況でも頑張る人の背中を押してくれる歌詞が心に響くバラードナンバー。

ピアノと力強いバンドサウンドによる壮大なメロディ、片岡健太の優しくも熱い歌唱は聞いた瞬間に安心を感じずにいられません。

J-POPらしく分かりやすいメロディはシンプルだからこその良さがあります。

本音 - song by sumika | Spotify

 

・dawn/LiSA
ストレートなロックサウンドとメロディがLiSAらしいナンバー。

真っ直ぐで力強い歌唱と疾走感に満ちた楽曲は「これぞLiSAの曲」って魅力を感じさせてくれます。

どんな状況でも訪れる新しい幕開けを迎えに行こうと歌った歌詞も印象的。

dawn - song by LiSA | Spotify

 

・サクラウサギ/川崎鷹也

シンプルで素朴なアコースティックギターサウンド、メロディが印象的な楽曲を聞かせてくれる川崎鷹也さん。

新曲「サクラウサギ」もその魅力をしっかりと感じさせてくれる1曲になっています。

アコースティックギターの素朴な旋律、優しくて味わい深い歌声の生み出す雰囲気がまさに卒業シーズンって感じ。

桜が舞うあの季節ならではの情景が目に浮かびます。

出会いがあれば別れもある、人生における出会いの大切さを改めて実感させてくれました。

サクラウサギ - song by 川崎 鷹也 | Spotify

 

・春泥棒/ヨルシカ

エモーショナルなギターサウンド、儚さを感じるピアノの旋律が胸に迫るサビが印象的なナンバー。

暖かさを増す春の何とも言えない切なさを表現しているのが見事と言うべきか。

繊細さと力強さをバランスよく兼ね備えたsuisの歌声から感じる表現力も素晴らしい。

春泥棒 - song by ヨルシカ | Spotify

2021年冬アニメ まとめて感想 その1

今年から再びアニメ感想にも力を入れていきたいと思います。

ただ、作品ごとに書いていくのはキツイのでいくつかまとめる形にしたいなと。

書くことに必死になるのは本末転倒ですからね。

今回は以下の5作品の感想です。

では、どうぞ。

 

はたらく細胞二期 1話

たんこぶの修復を通じて、血小板ちゃんたち(特にうしろまえちゃん)の活躍を描いた話でした。

細胞たちの働きを分かりやすく伝える解説や描写を見て「これこそはたらく細胞だな」と実感。

ドジな赤血球、細菌には容赦ない白血球などキャラの魅力も健在。

日常アニメっぽい雰囲気で細胞の働きも勉強できるので、また楽しめたらと思います。

 

はたらく細胞BLACK 1話

細胞たちの日常を楽しめる本家とは違い、人体を酷使するとこうなるってのをストレートに描いたスピンオフ的な作品。

タイトルから細胞たちを主人公にしたブラック企業に対する警鐘アニメかなと思ったんですが、悪い生活習慣を改めようってメッセージが込められているように感じました。

喫煙が体に悪いのは誰でも知っていると思うんだけど、仕事だけが生きがいって状態の赤血球たちがあっさりと倒れていく描写はその恐ろしさを伝えるのに充分だなと。

何より、細胞たちが殺伐としている時点でその体は不健康な状態って分かるのが何とも。

健康であることが一番、シンプルに再確認。

ここからどんな乱れた生活習慣を描いていくのかも注目。

 

 ・裏世界ピクニック 2話

くねくね退治の後遺症で左目が青くなった空魚、右手が透けてしまった鳥子。

1話で自分たちの関係を「共犯者」と言っていたけど、それを確かなものにする描写だなと感じました。

空魚が怪異を見つめることで鳥子の攻撃が当たる設定もそれを上手く活かしている印象。

怪異に立ち向かった者が手を取り合いながら距離を縮めていくのかと思いきや、空魚が鳥子に対して不信感を抱いているのがポイントか。

「友人」ではなく、あくまでも「共犯者」ってのを強調しているんですよね。

 

ちなみに、今回の怪異は八尺様。

2メートル以上ある長い髪の女の姿はもちろんなんですが、登場時のBGMに「ぽぽぽ・・・」っぽい音を入れることで特徴を表現しているのが個人的に見事。

怪異の描写については、元ネタを知っているとより楽しめるのではないでしょうか。

 

ゆるキャン△二期 1話

初めてのキャンプに挑戦するリンちゃんの姿を描き、今のリンちゃんがソロキャンに挑もうとする姿に繋げる・・・

過去を描いて今の姿に繋げる、その構成が素晴らしい。

ランプを買うためにバイトに励むなでしこたちも含め、それぞれの冬休みからスタートしたゆるキャン△二期、これからが楽しみ。 

 

・ラスダン 2話

試験に落ちてもマリーさんの元で頑張りたいと決意するロイド。

食堂でのバイトに励んだりと前向きなのが印象的ですね。

普通にバッタを撃退したり、圧倒的な掃除・料理スキルとロイドにとっての日常物語になってるなと感じます。

かやのんマリーさんの豊かな表情もツボで、それを見てるだけでも楽しめました。

Universe/Official髭男dism -子供たちが持つ可能性、信じてみたい-

2020年も勢いを維持したまま活躍するヒゲダン。今年もさらなる飛躍が期待出来そうで楽しみですね。

そんな彼らですが、早くも新曲「Universe」を発表。

9日より先行配信が始まりました。

 

ジャズやゴスペルの要素をポップスに落とし込んだ、心地よいグルーヴが印象的なポップナンバーになっています。

歌詞に込められた「子供たちを信じてみよう」というメッセージにも注目。

 

Universe(映画「ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ) 2021」主題歌・2月24日発売)
ジャジーなピアノによる軽やかなメロディ、ゆったりとしたリズムが印象的なポップナンバー。

ゴスペルやジャズを彷彿とさせるグルーヴが心地よい仕上がりで、リズムに身を委ねたくなってしまいます。

特に、80年代洋楽ポップスをイメージさせるメロディラインは圧倒的な存在感があると言いますか。

程よい懐かしさとヒゲダンらしいメロディセンスが融合しただけあり、一度聞くと頭から離れません。

サビで伸びやかに響くホーンサウンドと相まって、すごく暖かな気持ちになれるんですよね。

その他、ピアノのテクニカルなフレーズも含めて洗練された雰囲気を与えているのが素晴らしく、オシャレさに満ちていると感じました。

 

歌詞は子供の目線で迷いながらも日々を生きたい気持ちが描かれています。

小さい頃は親から「こうあって欲しい」と未来や理想についていろいろ言われることが多く、悩むことも多いでしょう。

でも、子供時代ってまだまだこれからなんですよね。

宇宙のようにとまではいかなくとも、可能性が広がっているわけで。

 

理想を追求するのもいいけど、子供たちが持つ可能性を信じてみませんか?

ヒゲダンならではの言葉遊び(リズミカルに韻を踏んだ歌詞など)も感じさせる歌詞でそんなメッセージを送っているのが素晴らしい。

今、子育てをしている世代にはぜひとも聞いていただきたい1曲だと感じました。

 

程よくポップだけど壮大さを感じさせるメロディで子供たちが持つ可能性を表現した「Universe」。

しっかりとしたメッセージ性だけでなく、彼らならではのセンスも感じられる素敵なポップナンバーです。


Universe - song by Official HIGE DANdism | Spotify

 

怪物/YOASOBI -迷ってばかりの自分を超えて君を守る-

「夜にかける」がサブスクで話題になり、ビルボードジャパンチャートで上位にランクインし1位を何回も獲得、さらに2020年の年間ランキングでも1位になるなど勢いに乗るYOASOBI。

今日、彼らにとって初めてのCD「THE BOOK」がリリースされました。

同時に配信で新曲の「怪物」も発売となり、ますます注目度が増すのではと思います。

 

というわけで、2021年一発目は彼らの新曲「怪物」をレビュー。

エレクトロミュージックを彷彿とさせる尖ったアレンジ、エフェクトがかかった歌声から感じる無機質さ・・・

彼ららしさだけでなく、攻めているのが伺える新境地と言える一曲です。

 

・怪物(アニメ「BEASTARS 二期」OP曲)

無機質なシンセサウンドと打ち込みの力強いビートが程よい緊張感を感じさせるアップナンバー。

YOASOBIらしくピアノの音色も取り入れているんだけど、この曲に関してはメインというよりアクセント的な位置づけになっています。

いつもは伸びやかさが魅力のikuraの歌声もエフェクトがかかっていて、どこか無機質なんですよね。

今までにないクールさを表現している印象で、シンプルにカッコいいナンバーとなっているのが見事。

サビは重厚さも感じさせる仕上がりで曲の持つ力強さを伝えてくれるかのよう。

 

「答えがない世界で迷いながらも生き、そして君を守る」と決意を歌った歌詞も印象的。

強いメッセージを表現したikuraの歌唱もあって、心に刺さってくるんですよ。

必死に走り抜けるような勢いのサビの存在感と相まって、真っ直ぐに伝わりました。

 

今までにない雰囲気の曲で新境地を見せてくれたYOASOBI。

シンプルに今後が楽しみですね。

怪物 - song by YOASOBI | Spotify