高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

裏世界ピクニック 1話「くねくねハンティング」 -タブーに立ち向かった「共犯者」-

裏世界で出会った空魚と鳥子。

くねくねとの戦いを通じて絆を深めているようですね。

 

・感想

他人と関わりを避けたがる空魚、前向きで明るい鳥子。

性格的に合わないと感じる二人なんですが、裏世界でくねくねと戦ったことで友情を深めているのが印象的でした。

検索してはいけないとされる怪異を倒すって流れにもビックリなんだけど、くねくねの話でタブーとなっている「くねくねを見続けて何かを理解する」を空魚が実行したことで鳥子のサポートをしていたのが見事だったなぁ。

最初に裏世界へ来たときに助けてもらった恩があるから、二回目は自分を犠牲にしてでも鳥子の助けになりたいと思ったのでしょうね。

「鳥子となら裏世界に来てもいい」、ラストでそう感じているのを見るに早くも距離を縮めているのが伺えました。

 

・共犯者

空魚と鳥子。

二人の関係は「友達」というより「共犯者」に近いものだそうですが、検索してはいけない怪異に立ち向かった二人だからこそピッタリだと感じました。

百合的な意味もありそうだけど、扱っている題材を考えると・・・ね。

共に検索してはいけないものを深く知ろうとしている、まさに「共犯者」ではないかなと。

 

・まとめ

怪異をテーマにしたホラーものかと思いきや、意外とそうでもなく。

タイトルにピクニックとあるように、裏世界での冒険を通じて育む空魚と鳥子の絆も描いていく作品になりそうな気がしますね。

「共犯者」という関係になった二人がどのような人間模様を見せてくれるのか、続きが気になっていたり。

 

あとは、どんな怪異が登場するのかも注目ですね。

怖い話系のサイトを読み漁った私的には元ネタを知っていることで意外と楽しめたので。

 

2021年気になる冬アニメをチェック!

三が日が終わって今日から仕事始めですね。

コロナ禍で迎えた新年の日常ということで、しっかり予防しながら過ごしたいものです。

 

それはさておき、日常が動き出すということは新しいアニメも始まるわけで。

今年も楽しみたいんですが、昨年から見る本数が減ってしまいました。

この流れが続くと思われるものの、それなりに楽しみたい気持ちはあって。

そんな私が現時点で気になる2021年冬アニメをまとめてみました。

 

気になる2021年冬アニメ

 

ゆるキャン△二期

女子高生のなでしこたちによるゆる~い雰囲気のキャンプアニメなんだけど、楽しさだけでなく大変さも描いていたのが印象的だった3年前の一期。

キャンプ飯の美味しそうな描写も含め、キャンプの魅力を伝える内容になっていました。

二期もオシャレなBGMと主題歌含めて楽しみたいところ。

 

・裏世界ピクニック

ネット上に存在する「怖い話」を題材にした、いわゆるオカルトものなんでしょうか。

あらすじを読む限り、UMAや妖怪が登場する「世紀末オカルト学院」やフリーゲームの「怪異症候群」に近い雰囲気を感じました。

「検索してはいけないもの」をテーマにしている点が何とも挑戦的ですね。

どんなアニメになるのか、怖いもの見たさで見てみたくなります。

www.othersidepicnic.com

 

・EX-ARM エクスアーム

近未来を舞台にしたアクション系の作品なんでしょうか。

アンドロイドが登場するのを見るに、彼らと人間の絆も描かれたりするのかな?

ストーリーと世界観は好きな感じなので、まずは1話を見たいところ。

www.exarm-anime.com

 

怪病医ラムネ

「心に棲みつく怪異」と戦っていく、ちょっと変わった医療モノって感じでしょうか。

絵の雰囲気やあらすじからコミカルタッチで描かれそう。

気楽に楽しめそうかな?

ramune-anime.com

 

Dr.STONE二期

純粋に続きが気になりますね、これは。

人類が石化した世界で己の頭脳を頼りに文明を復活させようとする仙空、彼と対立する司・・・

一期を見てハマった者としてはこの先の展開がすごく楽しみだったり。

dr-stone.jp

 

アズールレーン びそくぜんしんっ!

ゲームは初期から楽しんでいるけど、原作となる4コマは未読です。

が、キャラが魅力的なゲームなので、日常系のアニメとなることでその良さをより楽しめるものとなるんでしょうか。

初期艦の綾波、ラフィー、ジャベリンたちを中心とした日常をまったりと楽しめたら。

TVアニメ「アズールレーン びそくぜんしんっ!」公式サイト

 

というわけで、現時点ではこの6本と前クールからの「呪術廻戦」を見たいと思ってます。

他にも気になるアニメはあるんですが、時間との兼ね合いで多くは見れそうにないんですよね・・・

いつものように1話を見てから判断したいなと。

作業的に見ていて失敗した過去があるので無理ない範囲で楽しみたいですね。

あと、キャラが可愛いだけのアニメはほとんど見なくなったので趣向の変化も影響しているのかなと。

ゆるキャン△ (11) (まんがタイムKR フォワードコミックス)

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  • 作者:あfろ
  • 発売日: 2021/01/07
  • メディア: コミック
 

星野源「うちで踊ろう(大晦日)」から感じた、全ての人に寄り添いたい気持ち

2020年の紅白歌合戦、皆さんは見ましたか?

コロナ禍であることを踏まえて無観客で行ったり、これからを憂うような内容と今までにない雰囲気が漂っていて何とも言えない感情を抱きました。

そんな中、星野源さんの「うちで踊ろう」はどこか希望を感じさせるものだったなと。

 

5月の自粛期間中にSNSで公開されたバージョンは1分もない短いものなんだけど、それを大胆にアレンジしてファンキーな楽曲に仕上げています。

オシャレさを感じさせるホーンサウンド、軽快なリズムが聞いていて心地いい。

思わず踊りだしたくなるくらいに軽やかな曲は全ての人に寄り添う包容力を持っている印象で。

テクニカルな間奏の演奏、Cメロでの転調もメロディに負けない存在感があります。

 

特に、歌詞に描かれた想いがそれをより確かなものにしていると感じました。

大切な人と会えない人にはそれぞれを想い続けようと、互いに嘲り合う人にも変わろうと呼びかけ、独りの人も孤独を受け入れて先に進もうと諭す・・・

コロナ禍を生きる全ての人々に寄り添った歌詞からは無責任に背中を押しているわけじゃないってのが伝わります。

希望も絶望も受け入れることが生きていく上で大切なんじゃないか、そう歌うことで前向きな感情から怒り・諦めまで全ての気持ちを表現しているのがポイント。

 

公開された当初はステイホームを連想させるだけの曲だった「うちで踊ろう」ですが、大胆なアレンジと2番以降が追加されたことで全ての人に寄り添った1曲となりました。

アレンジの良さが個人的にツボでこのバージョンが欲しくなりましたね。

配信されると嬉しいのですが・・・

2021年になりました

皆さん、明けましておめでとうございます。

昨年はコロナの流行でいろいろと振り回された1年だと感じました。

少しでも前までの日常が戻って前向きな年になるといいですね。

 

ブログも音楽感想を中心に更新していきますので、引き続き読んでもらえたら嬉しいです。

サブスクを使って少しでも感想を書ける曲やアルバムを増やしたい…ところですね(笑)

昨年から始めたドラマ感想、前からやってるアニメ感想なども力を入れていきたいなと。

今年で5年目を迎える「No Music No Life Question」企画もまだまだ参加者を募集中です。

 

それでは、2021年もよろしくお願いします!

 

 

SOUNDTRACKS/Mr.Children -日常に寄り添うサウンドトラック-

当たり前の日常がいかに大切かー。

今の彼らが自然体で鳴らすサウンド、日常に寄り添った歌詞にいろいろと考えさせられる1枚でした。

気合の入ったフレーズなど、音の良さは今までで一番ではないでしょうか。

 

・全体的な感想

コロナ禍の2020年に発表されたミスチルのニューアルバム「SOUNDTRACKS」。

タイトルが「サウンドトラック」というだけあり、全ての人々に寄り添うような優しさを持った一枚となりました。

 

他の人と食事をして話したり、休みの日には外出したり・・・

前までは普通に出来ていたことがコロナの流行で難しくなってしまいました。

2020年は当たり前の日常が失われてしまったわけですが。

本作はそのような日常の大切さや尊さを歌ったメッセージ性の強い作風となっています。

 

歌詞に込められたメッセージがそれを物語っているんじゃないでしょうか。

大切な人を愛したり、身近な人の誕生日を祝ったり・・・

ありきたりな歌詞ではあるんですが、コロナ禍の2020年に発表されたアルバムでそれを伝えていることに意味があるんじゃないかなと。

コロナによって日常の光景が失われてしまったからこそ、そういう時間を大切にしていきたいー。

シンプルに分かりやすい言葉で日常の大切さを伝えているアルバムだなと感じました。

 

楽曲の完成度もポイント。

コバタケから離れて自由に音楽を奏でる今のミスチルらしくどこか吹っ切れています。

壮大さを感じるナンバー(「Documentary film」、「Bland new planet」など)は今までもあったんだけど、ストリングスではなくバンドサウンドの強靭さで表現しているのが素晴らしい。

ギターソロからカッコよさを感じたりと、一つ一つの音に気合が入っているなと思うんですよね。

リラックスして奏でているからこそ、自由度の高い楽曲が生まれたのでしょう。

45分と短めの構成もあって、ロックバンド・ミスチルの存在感を改めて実感せずにいられません。

 

分かりやすい歌詞で当たり前の日常がどれだけ大切かを伝えてくれる「SOUNDTRACKS」。

シンプルさを突き詰めた作風で派手さはないものの、アルバム全体で我々の日常に寄り添ってくれる1枚だなと。

ミスチルによる「日常のサウンドトラック」がここに誕生です。

2020年ベストソング20選

20年代最初の1年となった2020年。

何と言ってもコロナウイルスの世界的流行が印象に残っている方も多いのではないでしょうか。

世の中の流れがこの1年ですっかり変わってしまったように感じます。

先行きが不透明な状況の中で危機感を持ちながら日々を過ごしていますが、気持ちだけは前向きに行きたいものですね。

 

そんな2020年も例年と変わらずいい曲やアルバムに出会えたなと。

まずは今年のベストソングを20曲紹介していきたいと思います。

上半期と同じく順位はつけないスタイルで。

1月から12月までに発表された楽曲から歌詞の前向きさ、楽曲の良さを重視して選んだ20曲はこんな感じになりました。

 

では、どうぞ。

 

2020年ベストソング20選

 

感電/米津玄師

今を全力で楽しみたい気持ちが歌われた前向きなポップナンバー。

ホーンやピアノのサウンドを取り入れたことで今までにないオシャレさに満ちています。

楽曲を支える跳ねたリズム、それを意識した米津さんの歌唱もリズミカルで心地よい。

イントロで聞こえるベルの音、犬と猫の鳴き声といった音のギミックやCメロのスリリングな展開は米津さんの楽曲ならではのインパクトを感じさせてくれる。

「後悔しないように全力で生きたい」というメッセージと共に、私を支えてくれた1曲となりました。

 

 

Teenager Forever/King Gnu

MVで走り抜ける井口氏の姿が思い浮かぶほどの疾走感に満ちたパンクナンバー。
真っ直ぐな曲なんだけど、目まぐるしい転調をしながらもスタイリッシュに聞かせているのがKing Gnuらしい。

ラストにおける井口氏の歌唱とアコースティックギターによる静寂から駆け抜ける展開に変わる瞬間は息を呑むほどに圧巻。

ラリったんじゃないかと感じるくらいにキレッキレの演奏を聞かせるアウトロが痛快です。

「他の誰かにはなれやしないから自分らしくあれ」ってメッセージの歌詞も印象的。

コロナ禍だからこそ自分にできることを一つ一つやるしかないんだと改めて感じました。

 

パラボラ/Official髭男dism

新しい生活を始める方が多い季節と言えば春。

そんな時期をイメージした爽やかなメロディとサウンドが印象的なポップナンバー。

00年代J-POPの雰囲気を感じさせるキャッチーさに満ちたサビになっているんだけど、ヒゲダンらしいグルーヴ感は健在でしっかり聞かせてくれます。

何より、シンセのどこまでも真っ直ぐに鳴り響くサウンドで春風そのものを表現しているのが見事。

新しく始まる日々を不安なものと捉えずに「真っ白だからこそワクワクする」と歌った歌詞も」ポイント。

不安に感じながら過ごすのか、少しでも楽しみを見出すのか・・・

日々をどんな気持ちで過ごしていくのか、考えさせられました。

 

Dynamite/BTS

80年代ディスコサウンドを意識したダンスナンバー。

当時のキラキラ感がそのまま表現されているんだけど、今風のアレンジを効かせたことで2020年の音楽として成立している印象。

軽快なリズムとメンバーの歌い回しは軽やかで耳から離れなくなります。

特に、間奏のコーラスワークは圧巻の一言。

低音から高音までそれぞれの持ち味を活かした歌唱に引き込まれました。

個人的にイントロからアウトロまで伴奏のみの箇所がないのもポイントですね。

 

群青/YOASOBI

YOASOBIらしいピアノサウンドを主体としたメロディ、合唱のような荘厳さに満ちたコーラスの爽やかさが印象的なポップナンバー。

ラストサビで半音上がる展開や軽快なメロディなどのらしさはそのままに、歌詞の持つメッセージとリンクしたものとなっています。

「好きなものを好きだと言いたい」、そんな自分の素直な気持ちと向き合うことの大切さを歌った歌詞は心に響くと言いますか。

いつでもは難しいけど、自分の気持ちに正直でありたいものですね。

 

BORDERLESS/雨のパレード

今まで選んで来た道は間違いじゃない、だから自信を持ってー。

ボーカル・福永の真っ直ぐな歌唱、そんな風に肯定してくれる歌詞が背中を押してくれるポップナンバー。

打ち込みを主体としたビートの奏でるリズムとそれに乗っかるギターサウンド、サビにおけるコーラスは力強さに満ちています。

思わずシンガロングしたくなるような高揚感に満ちたサビも印象的。

個人的にアンセム的な存在感を感じさせる1曲。

 

Beast/[Alexandros]

スリリングな展開のメロディと鋭いギターサウンドで聞かせるロックナンバー。

ドラマーの勇退を乗り越え、ギターサウンドの切れ味が増したような印象を受けます。

疾走感のあるサビになっているんだけど、トリッキーなリズムもあって単なるギターロックに終わっていないのがポイント。

何が正しいのか分からない世の中に切り込んだ歌詞、間奏とアウトロのカッコいいギターサウンドも必聴。

 

 

Guys/THE 1975

バンドメンバーと出会えて良かったという感謝の気持ち、日本への想いを素直に綴った歌詞と暖かなバンドサウンドが心に響くミドルナンバー。

ノスタルジックなメロディはUKロックならではの美しさに満ちています。

それを引き立てるシンセサウンドやゆったりしたメロディのアレンジもシンプルだからこその良さが感じられる仕上がり。

個人的にこれぞUKロックなんだなと実感した1曲。 

 

Graffti/ストレイテナー

激しさだけでなく儚さと美しさも含んだメロディにテナーらしさを感じるロックナンバー。

ピアノとバンドサウンドの織りなす幻想的な音世界は彼らならでは。

特に、サビはそれを強く感じられるのではないでしょうか。

他人のことを素直に想う気持ちが歌われた歌詞から感じられる変化もポイント。

2005年から追いかけている者として、今のテナーをしっかりと実感できたのが嬉しかったです。

 

キリがないから/藤井風

浮遊感に満ちたシンセサウンド主体のトラック、クールなリズムを刻むビートが心地よいファンクナンバー。

打ち込みによるリズムや電子音を上手く取り入れ、R&Bやファンクミュージックに近い作風となっています。

無機質なシンセサウンドでSFテイストも効かせていて、近未来的な雰囲気を作り出しているのもポイント。

ところどころに入ってくるシンセや「Ah…」などの掛け声、サビの伸びやかなコーラスでそれを増幅させているのが見事。

これらの要素が絶妙に融合したことでまさに「キリがない」と言いたくなる曲となりました。

 

折り合い/星野源

DAWを駆使して作り上げたポップナンバー。

無機質な打ち込みゆったりしたのリズムが印象的なんだけど、漂う暖かさは星野源さんの楽曲らしい魅力があります。

何より、二番目で聞かせる気だるげなラップがいい味を出していて。

お互いに折り合うことが大切と歌った歌詞もあって、生活感に満ちた1曲となりました。

もっと素直になっていきたいですね。 

 

Last Magic/Attractions

UKロックを軸にR&B、ファンク、ヒップホップなどの要素を取り入れた楽曲がクールなナンバー。

リズミカルなビートとラップは聞いていて心地よいだけでなく、すごく洗練されている印象。

全体的に色気を感じずにいられない仕上がりと言いますか、圧倒的なオーラに満ちているんですよ。

Cメロのごちゃごちゃとしながらも引き込まれる雰囲気は圧巻。

 

虹/菅田将暉

ピアノとアコースティックギターの優しい音色が暖かい気持ちにさせてくれるミドルナンバー。

いつもより温かさを感じる菅田将暉さんの歌唱、「ずっと僕が守るから」という想いを感じる歌詞は優しさと強さそのものなんだなと。

シンプルな歌詞ではあるものの、結婚を考える男性にはぜひ聞いてほしい1曲。

石崎ひゅーいさんによる楽曲も心に残ります。

 

炎/LiSA

仲間を大切にする気持ちが歌われた壮大なバラードナンバー。

J-POPの王道バラードに近い雰囲気が漂っていて、いい意味でアニソンっぽさを感じさせません。

Aメロ→Bメロ→サビの流れが分かりやすい構成、メロディはシンプルながら安定の良さがあります。

アニソンだけでなく、J-POPも歌いこなせるLiSAの表現力が素晴らしい。

 

Documentary film/Mr.Children

ストリングスとピアノの美しさ、バンドサウンドの力強さが壮大さを感じさせるミドルナンバー。

コバタケプロデュース時代にもありそうな雰囲気なんだけど、音の切れ味は段違いで今が圧倒的です。

間奏のギターソロは意外と聞かせてくれる仕上がりで、ミスチルがロックバンドなんだってのを改めて実感させてくれました。

大切な人と過ごす日常に寄り添った歌詞も「Documentary film」って曲名に相応しい。

 

サントラ/Creepy Nuts×菅田将暉

R指定の鋭いラップ、菅田将暉の真っ直ぐな歌唱から感じる熱量が圧倒的な一曲。

軽快なラップパートから疾走感を増すサビに入る瞬間の解放感がたまりません。

掛け声からサビに入っていることもあって、R指定菅田将暉を召喚しているように感じられるのがツボ。

「人生は作り話」と歌うだけでなく「自分の人生は自分で作るしかない」とメッセージを込めた歌詞も印象的。

Cメロで聞ける菅田将暉のラップを含め、曲全体から感じるがむしゃらさが素晴らしい。

 

スターダム/Mrs. GREEN APPLE

エモーショナルなギターサウンドがいい意味でミセスらしくないロックナンバー。

普段はシンセサウンドをアクセントにしているミセスなんだけど、この曲はシンプルにギターロックとして勝負しているなと感じました。

インフェルノ」を彷彿とさせるアグレッシブなメロディ、サウンドは力強く邦楽ロック好きの心を揺さぶるのではないでしょうか。

「傷つくくらいなら期待しないでいよう」と世の中や物事、人に期待しすぎないようにと歌った歌詞も印象的。

期待してしまうと期待外れだった時の落胆っぷりは計り知れないですからね。

 

さよならの今日に/あいみょん

明日をどう生きるかー。

シンプルな言葉でそう問いかけてくる歌詞が突き刺さる、あいみょんらしさに満ちたメッセージソング。

ギターサウンドの力強さ、ストリングスの美しさを押し出したメロディはすっと入り込んでくる良さがあります。

王道J-POPを意識しているからこそ、シンプルにメロディの良さを感じられました。

アウトロで静かにフェードアウトする展開も90年代風味があって個人的に引き込まれまる。

 

廻廻奇譚/Eve

エモーショナルなギターサウンドが痛快だけどポップさも兼ね備えたロックナンバー。

Aメロの語感とメロディが非常に合っていてとにかく心地よい。

何より、歌い手さんならではの声の良さも魅力的。

中性的でありながら、強さも感じさせる歌声に引き込まれました。

「退廃的な世界に生きようとも前を向いていたい」、そんなメッセージを込めた歌詞も印象的。

コロナ禍で先行きが見えない世の中にリンクさせたものとなっているなと感じました。

 

あなたがいることで/Uru

優しくて暖かみのあるピアノサウンド、透明感たっぷりなUruのボーカルが印象的なバラードナンバー。

小林武史プロデュースというだけあってサビのストリングスは壮大さを感じさせる仕上がりなんだけど、Uruの存在感に満ちた歌声のおかげか彼女らしいバラードとなっています。

コバタケ色を程よく薄めたことで、Uruの歌声が真っ直ぐに伝わってくるものとなりました。

「あなたがいるだけで強くなれる」と歌った歌詞も含め、全体的に心が暖かくなるバラードだなと。

 

2020年のベストソングを振り返って

始まった当初はこんな状況になるなんて思ってもいなかった2020年でしたが。

それでも例年通りかそれ以上に良曲に出会えた1年だったと感じます。

今年は先行きが不透明な中で不安を感じたこともあり、前向きなだけでなく自分の行動にも影響を与えてくれるメッセージが突き刺さりやすかったかなと。

仕事でも「今出来ることを一つ一つやっていく」という考えでやっているんですけど、それが確かなものになった印象です。

 

コロナが感染拡大している状況で新しい年を迎えることになりそうですが、2021年は少しでもいい年になってくれれば・・・

そう願いながら2020年ベストソング記事を終わらせていただきます。

読んでいただき、ありがとうございました。

 

来年はいい年になるのはもちろん、引き続きいい音楽にも出会える1年であるといいですね。

2020年ベストソング20選 - playlist by utyuneko | Spotify

STRAY SHEEP (アートブック盤(Blu-ray)) (特典なし)

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Starbucks, Me and You/平井大 -大切な人と過ごす時間は暖かく-

コロナ禍で迎えた今年のクリスマス。

大切な人と会えない方もいると思いますが、平井大さんの「Starbucks, Me and You」はそんなクリスマスだからこそ聞きたいクリスマスソングとなっています。

 

Starbucks, Me and You

レゲエを意識したゆったりめのテンポと大さんの甘い歌声が印象的なクリスマスソング。

鈴の音とギターの優しい音色、囁くような歌声に暖かさを感じます。

夏のイメージが強い平井大さんらしくレゲエを意識した曲調なんだけど、輝くような音像が暖かさを感じさせる仕上がりになっているのが見事。

しっかりとクリスマスの雰囲気を味わえる楽曲となりました。

前作「冬の予感」といい、ウィンターソングでも心を掴んでくれるのは素晴らしい。 

 

今年はコロナ禍で人と会うことが出来ないけど、クリスマスだけでも大切な人と一緒に過ごせたら…

そんな願いが込められた歌詞も印象的。

コロナで思うように会えない一年だったけど、来年こそは気軽に会える時間が増えてくれたら・・・

いつ収まるかわからないコロナの中だからこそ、その時間を大切にしたいー。

楽曲の暖かさが歌詞に込められた想いを明確なものにしているなと感じました。

 

いつもとは違う暗い雰囲気となった今年のクリスマスですが、この曲を聞くだけでも暖かな気持ちになれるのではないでしょうか。


Starbucks, Me and You - song by HIRAIDAI | Spotify