高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

かげきしょうじょ 4話 -本当は素直になりたい-

3話に続いて愛の過去を掘り下げていく話でした。

 

・感想 

新しい父親となる男に無理やりキスをされたトラウマから男性恐怖症となった愛。

そんな愛ですが、友達になりたくないと伝えても近づいてくるさらさや自分より強い相手に立ち向かったキモオタさんの姿を見て少し素直になっていたのが印象的。

二人が持つ素直さを見たことで人から距離を取ると決めていた心に変化が表れたんでしょうね。

 

特に、キモオタさんの行動は愛の心を動かすのに十分な説得力があったんじゃないかなと思います。

アイドルオタクらしい特定力をどこに行ったか分からない愛の居場所探しに使ったり、ファンとして迷惑行為をする輩を追い払おうとするなど・・・

結果的には警察がいたことで助かったのですが、自分を守るために行動してくれただけでも嬉しく感じたんだろうなぁ。

キモオタさんに対して距離を感じながらもハンカチを渡していたけど、愛なりに感謝したい気持ちが出ていたのではないでしょうか。

 

まだまだ変化するには時間がかかりそうですが、トラウマ克服に向けた一歩を踏み出した愛がどのように成長していくのかに注目して見ていきたいと感じました。

 

・さらさ

愛に「友達じゃない」と言われても愛のために行動していました。

とにかく天然で素直すぎる性格の影響もありますが、それ以上に愛と友達になりたい気持ちが強いからだと思うんですよね。

 愛がさらさの素直さに憧れるように、さらさも愛にあって自分にないものを羨ましく思っているからで。

だからこそ、真逆な性格でも仲良くしたいんでしょう。

 

・まとめ

愛が男性から距離を取る理由を重く描いた3話を見た時はどのようにまとめるのかと思っていましたが。

素直さに心を動かされた愛に表れた変化を描いて上手く着地させた印象ですね。

歌劇学校が舞台となったアニメだからそこでの厳しさをメインに描くのかと思ったら、過去の掘り下げを交えながら成長を描くなんて。

絵の雰囲気からは想像できない重い展開でなかなか侮れないです、このアニメ。