高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

小林さんちのメイドラゴンS 1話 -トールの優しさ-

二期のスタートとなる1話。

小林さんの専属メイド的存在・トールにスポットを当てつつも、混沌勢と調和勢の対立についても描いていました。

 

・感想

メイドとしての絶対的自信からメイド喫茶をライバル視するトール。

メイドさんたちを圧倒するつもりで乗り込んだのでしょうけど、その腕前を買われて働くことになったのが何とも印象的。

それどころか、お客に提供した料理の味が想像以上に好評でお店にとって必要な存在になるんですよね。

予想外の結果に納得が行かず辞めようとするものの、単に辞めるのではなく味の秘訣を教えてから去っていくのがトールらしいと言いますか。

主(ここではメイド喫茶?)のために働くという、自分のメイド観を曲げたくないのが伝わってきました。

 

一方で混沌勢のイルルに襲撃された時には町を守ることを考えていたようで。

イルルはトールにしてみれば強敵ではないものの、「町を守りながら戦う」という目的があるために本気で戦うことが難しいのです。

本気でやればすぐに終わるけど町を破壊してしまう、かと言って力を押さえたら勝てない・・・

イルルに対する怒りと同時にそんな葛藤も描くことで、トールの中にある優しさを分かりやすく伝えているのが印象的でした。

 

そんな優しさを持っているからこそ、調和勢のエルマに結界を張らすことが出来たのかなと。

実際は小林さんが甘いもので釣った結果なんですけど、トールと一緒に暮らしてきて「助けになりたい」って思う気持ちがあったのでしょうね。

エルマとの取引きを成功させたことがその表れなんだろうなぁ。

混沌勢と調和勢との対立描写やバトルが始まるなどシリアスな場面もありましたが、小林さんとトールの関係性を上手く描いていたのではと感じました。

 

・イルル

トールとの戦いに敗れてからというもの、人間に興味を持ったようで。

仕事帰りの小林さんに接触していました。

人間と一緒に暮らすことが強さに繋がっているのか、小林さんとの会話でそれを感じ取ったのかは不明ですが・・・

これからトールたちとの関わりが増えていくのでしょうか。

 

・まとめ

一期の放送が4年前でうろ覚えなのもあり、シリアスパートの導入には驚きましたが。

小林さんとトールの関係を上手く描けていた感じで、二期の1話としては良かったのかなと。

トールの優しさが伝わってきて、彼女のキャラを改めて再確認できた気がします。