1月リリースの「Sympa」から1ヵ月で発表されたKing Gnuの新曲「白日」。
知らなかったとは言え、罪を犯した事実はずっと残り続けるー。
反省したとしても消えない現実を歌った歌詞とそれを最大限に表現した楽曲に引き込まれました。
・白日
自分ではそんなつもりじゃなかったけど、気づけば誰かを傷つけてしまった・・・
それが過ちとは知らずに犯してしまったことに対して後悔している気持ちを描いた歌詞が印象的なミクスチャーロック。
ロックをベースにR&Bも取り入れたサウンドが実にオシャレで、そこにKing Gnuらしさが出ています。
サビの繊細な歌唱、激情的な間奏のギターソロで歌詞の感情を表現しているのも見事というべきか。
過ちを犯した事実は消せないし、後悔してもその現実は変わらない。
これから生きるうえで永遠に残り続けてしまうんですよね。
今後は罪を犯さないと誓っても厳しい道のりが待っているわけで。
繊細に力強く「罪ってこんなにも重大なことだ」と聞き手に語り掛けているのです。
アウトロで聞かせる穏やかなピアノの旋律も程よい余韻を残しており、登場人物の感情がより伝わる仕上がり。
特に、2番へ移行する箇所のギターソロにOASISの「Live Forever」っぽいリフを入れることで「罪を犯した事実は二度と消えない」という厳しいメッセージも感じられました。
常田と井口によるボーカル同士の掛け合いも含め、これぞKing Gnuの真骨頂と言えるでしょう。
まとめ
罪を犯すことがどれだけ重大なことかー。
痛烈なメッセージがこれでもかと伝わってくる1曲でした。
ツインボーカルの表現力や間奏のギターソロも含め、楽曲全体で表現しているのが素晴らしいなと思います。
今年に入ってから注目されているバンドだけに、今後も追っていきたいところ。
https://open.spotify.com/track/18kopBY404pwnBMYoUwQYi?si=Y3N4VsmmQs67V_We3OzGHA