高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

私がラブソングを苦手だと感じる理由

何年も前からの傾向なんですが、ヒット曲にラブソングが存在する割合って本当に多いですよね。

ヒゲダン「Pretender」だったり、星野源「恋」やバクナンの曲など…

歌詞を聞いてると「これはラブソングだな」と感じるものが目立ちます。

私も聞いてはいるんですが、歌詞には全くと言っていいほど共感しきれません。

ほとんどメロディのみで聞いてると言っていいほどで。

愛だの恋だの歌っている歌詞には何らかの隔たりを感じてしまいます。

 

なぜ自分はラブソングに苦手意識を持っているのか…

一言でいえば、夢物語を見せられてるかのように感じるからー。

私が恋愛とは程遠い状態にあるのが大きいのですが、世の中に溢れるラブソングを聞いているとあまりにも現実離れしてるなぁと思ってしまいます。

恋愛をしたことのない私にとって、これらの曲で描かれた歌詞は夢のまた夢みたいなものに感じられて…

「人は本当に恋心を抱けるのか?」

冗談抜きでそのような疑問が湧いてくるんですよね(^^;

 

人に恋し、そして愛することが出来るのって素敵なことだと思うんですよ。

自分以外の誰かを大切に想い、愛情を深めていく・・・

そういう関係を築ける人たちって本当に素晴らしいと感じます。

ただ、私にはそこまでたどり着ける自信が全くと言っていいほどなく。

だからこそ、ラブソングに描かれた歌詞を遠い世界のように感じてしまうのだろうなぁと。

ラブソングそのものを否定するわけじゃないですけど、自分にはそう思ってしまう部分があるわけで。

それも受け入れた上で音楽を聞いていきたいなと、今回の記事を書くにあたって改めて実感しました。

Prologue(feat.TeddyLiod&たなか)/香取慎吾 -過去と決別して新たなスタートを-

ソロデビューして以降、積極的に音源を発表する香取慎吾さん。

11月1日に「Trap」を発表したのかと思いきや、第3弾となる「Prologue」が本日から配信されています。

 

トロピカルハウス風の軽快なトラックと香取慎吾さんの歌が絶妙にマッチして、非常にリズミカルな1曲となりました。

新たなスタートを切るにあたっての決意を歌った歌詞にも注目です。

 

・Prologue(feat.TeddyLiod&たなか)

TeddyLiodとぼくりり・たなかをゲストに迎えたオシャレなポップナンバー。

トロピカルハウスを彷彿とさせるトラックが洗練された印象を与えてくれます。

香取慎吾さんの真っ直ぐな歌唱とラップも含め、軽やかで何とも言えない心地よさに満ちていると感じました。

それに載せて新たな決意を歌っているのもポイントです。

 

SMAP解散という困難を乗り越え、新しい地図での活動も経てソロデビューを果たした香取慎吾さんですが・・・

新人アーティスト・香取慎吾として何事も恐れず挑戦していきたい。

自分から全てを楽しみ、新しい表現をしたいという気持ちが歌詞から伝わってきました。

新しい要素を取り入れた楽曲にもしっかりとついていっているのがその表れでしょう。

過去と決別して前向きに頑張っていく、そんな姿勢を感じずにいられません。

熱心なファンではないけど、初となるアルバムがいろんな意味で楽しみです。

Prologue (feat. TeddyLoid & たなか), a song by 香取慎吾, たなか, TeddyLoid on Spotify

Prologue (feat. TeddyLiod & たなか)

Prologue (feat. TeddyLiod & たなか)

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願い/sumika -君が違う人を好きになっても幸せを願い続けたい-

寒さが増してくると冬らしい曲を聞きたくなってくるんですが・・・

そんな中、sumikaがこの季節にピッタリの新曲「願い」を先行配信しました。

 

冬の叶わない恋を描きつつも、冬らしいアレンジと美しいサウンドが心を暖めてくれるウィンターソングです。

 

・願い(12月11日発売・「おっさんずラブ -in the sky-」主題歌)

少しずつ寒くなる冬の空気感を表現したメロディ、心が暖まるストリングスの音色とバンドサウンドが印象的なミドルナンバー。

冬らしい鈴の音をアクセントにしていたり、美しさを前面に押し出したアレンジは今の季節だからこそ心に響くものがあります。

片岡健太の力強いボーカルも実らない恋の切なさをしっかりと伝えてくれるのが見事。

 

ずっと片想いの人がいた君だけど、その相手は自分じゃなかった・・・

その恋が叶わないものだと知っても君と出会えたことで幸せな時間を過ごせたから。

だからこそ、別の人の恋人になった君の幸せを願い続けたい。

ずっと笑顔でいられるようにいつまでもー。

自分と結ばれることがないと分かっても君には幸せであってほしい、その人を大切に想っている「私」の感情が聞き手にもしっかり伝わってくるんですよね。

失恋の悲しさだけでなく、相手の幸せも願いたいって気持ちも描いたことで何だか暖かさも感じさせるようになっているのが印象的。

 

失恋ソングでありながら、暖かみもあるような仕上がりの「願い」。

この冬にじっくりと聞きたい1曲と なりました。

願い, a song by sumika on Spotify

愛しさにリボンをかけて/Little Gree Monster -心が暖まる優しさ-

11月後半に入って急に寒さが増してきたように感じますね・・・

各地のイルミネーションも本格的に始まり、いよいよクリスマスシーズンに入ろうとしているんだなと実感。

 

本日配信開始となったリトグリの新曲「愛しさにリボンをかけて」は、そんな季節にピッタリのクリスマスナンバーになっています。

彼女たちならではのコーラスワークと優しさに満ちたメロディが暖かな気持ちにさせてくれること間違いありません。

 

・愛しさにリボンをかけて
リトグリらしいコーラスワークとストリングス、バンドサウンドの織りなすメロディに心が暖まるクリスマスナンバー。
クリスマスらしい煌びやかなサウンド、暖かな愛情について歌った歌詞は聞いているだけで優しい気持ちになれます。
穏やかなAメロ、間奏における「Jingle Bell Shalalala」のコーラスもクリスマスならではの荘厳さを感じずにいられません。
それを引き立てているのがイントロ、アウトロで聞ける美しいコーラスではないでしょうか。
ジョン・レノンの「Happy Xmas (War Is Over)」を彷彿とさせるメロディラインになっているのもあって、優しさに満ちた楽曲となっているのが素晴らしい。
 
最近のクリスマスソングと言えばラブソングが多いのですが、暖かさであったり優しさを感じさせるものを聞けたのは本当に久々だと思います。
コーラスはもちろん、歌詞に描かれた情景まで全てがそう感じると言いますか。
少しずつ寒さが厳しくなる今年のクリスマスシーズンにぜひ聞きたい1曲。
愛しさにリボンをかけて

愛しさにリボンをかけて

  • provided courtesy of iTunes

富田美憂「Present Moment」 -新しい一歩を踏み出す勇気‐

ガヴリールドロップアウト・ガヴリールやとなりの吸血鬼さん・ソフィー、ぼく勉の理珠など低めの声質が耳に残りやすい富田美憂さん。

そんな彼女が11月13日にアーティストデビューしました。

 

デビューシングルとなる「Present Moment」は、カップリングも含めて新たな一歩を踏み出したい気持ちが歌われた二曲となっています。

前向きに頑張る人の背中を押してくれるだけでなく、富田美憂さん自身の前向きな気持ちも表現されているようでした。

 

1.Present Moment(アニメ「放課後さいころ倶楽部」OP)

透明感に満ちたピアノのイントロと美しいストリングスの音色がアクセントになったポップナンバー。

軽快で爽やかなメロディとそれにマッチした富田美憂さんの真っ直ぐな歌声は、歌詞に描かれた未来への希望を上手く伝えてくれるものとなっています。

誰だって自分の将来に対して不安を感じることはあると思いますが、一歩を踏み出すのが大切なんですよね。

行動を続けていくことでそれが積み重なり、自ずといい未来へと繋がっていくのではないでしょうか。

何もしないよりは、自分に出来ることをやっていこうー。

楽曲・歌声の疾走感や爽やかさもあって、聞いているだけで不安を吹き飛ばしてくれる曲となりました。

メッセージも含め、デビュー曲に相応しい1曲ではないかと。

 

2.Ageha Twilight

エネルギッシュだけど儚さも感じさせるサウンドがアゲハ蝶の美しさをイメージさせるアップナンバー。

サビの日本的なメロディラインとそれを力強く歌い上げる富田美憂さんの歌唱に引き込まれます。

表題曲に比べて大人っぽい雰囲気の歌を聞かせてる印象で、表現力の幅広さを感じずにいられません。

自分を蝶に例えて飛び立ちたい気持ちを歌った歌詞も前向きさが伺えました。

 

まとめ

二曲とも新たな一歩を踏み出したい気持ちが歌われていると感じた富田美憂さんのデビューシングル。

他の若手女性声優と比較して耳に残る声質がいい意味で気になっていたのですが、それを見事に活かしている印象ですね。

前向きなメッセージが込められた歌詞を聞き手にしっかりと伝えてくれました。

アーティストデビューシングルに相応しい仕上がりです。

 


富田美憂 / Present Moment(TVアニメ「放課後さいころ倶楽部」オープニングテーマ)

Present Moment【初回限定盤】

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Raspberry Loves/秦基博 -それが叶わない恋だとしても諦められない・・・-

12月にニューアルバム「コペルニクス」をリリースする秦基博さん。

アルバム前となるシングル「Raspberry Loves」が11月6日に発売されたのですが。

これがすごく重いラブソングとなっていまして。

メロディも今までの彼の曲にない雰囲気でなかなかのインパクトだと感じました。

 

・Raspberry Loves

その恋が叶わないものだと分かっていても諦めきれない・・・

どうしようもない気持ちを描いた歌詞が鋭く刺さってくる重ためのラブソング。

アコースティックギターサウンドを活かしながらも、シリアスさもにじみ出たメロディに気が付けば引き込まれています。

AメロとBメロのクールさも感じさせるメロディラインは個人的に好きな仕上がり。

今までの秦さんの楽曲でもグッとくるものとなっているなと感じます。

 

そのメロディによって引き立てられる「どんな結末になろうとも叶えたい」と歌った歌詞からは、ただただその恋を叶えることだけを考えているってのが伝わってきました。

一途と言えばそうなんだけど、叶うはずがないと分かっているのにそれを考えようとするのが何とも執着心に満ちているんですよね。

まるでファンがアーティストやアイドル・声優などに対して抱く行き過ぎた感情にも捉えることが出来るのが個人的により重さを感じさせてくれると言いますか。

ドロドロした感情の生々しさも伝わってくる、まさに毒入りのラブソングとも言える1曲だと思います。

 

コペルニクス(初回限定盤)(DVD付)

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2019年10月ベストソング5選

11月になって夜は冷え込んできましたね。

昼は意外と暖かいこともあるので、気温差に注意して過ごしていきましょう。

 

さて、10月のベストソングなんですが・・・

例年通り良曲が多く、次点曲を含めて選ぶのに悩んでしまいました。

個人的に聞いてほしい曲を選んだつもりなので、ぜひチェックしてもらえたらと。

 

では、どうぞ。

 

2019年10月ベストソング

ゆったりとした打ち込みビートが心地よいポップナンバー。

星野源初となる全編英語詞、完全に洋楽を意識した作風は「恋」を大ヒットさせた彼がやるからこその面白さに満ちています。

特に、Cメロのやりたい放題感はいい意味でぶっ飛んでる印象。

「侘び寂びめちゃくちゃにしよう」という歌詞のまま、J-POPの枠を越えようとする姿勢にただただ脱帽。

脱力感たっぷりの歌唱、ノリノリなのが伝わる掛け声もポイント。

英語の発音が拙くても楽しそうな雰囲気を感じさせるあたり、全力でこの曲を作ったんだなと。

何事も楽しんでみよう、星野源さんからのそんなメッセージも感じました。

そんな彼の新たなチャレンジ、見守っていきたいです。

Same Thing (feat. Superorganism), a song by Gen Hoshino, Superorganism on Spotify

 

  • あまりにも素敵な夜だから/[ALEXANDROS]

ラブソングっぽい曲と思わせるタイトルとは裏腹に、失敗を繰り返してもいいから前向きに生きていこうという気持ちが歌われたオシャレポップ。

シンセサウンド、ドラムのリズムから80~90年代洋楽ポップスの雰囲気を感じずにいられません。

何より、楽曲の軽快さが心地よくて何回も聞きたくなります。

それを増幅させるギターのリフ、洋平のハイトーンシャウトも印象的。

ドロスらしい力強さが感じられる1曲。

あまりにも素敵な夜だから, a song by [ALEXANDROS] on Spotify

 

  • Frail State of Mind/THE 1975

ダブステップのリズム、シンセサウンドによる浮遊感、空間を漂うようなコーラスが見事にマッチしたTHE 1975流のエレクトロポップ。

UKロックらしいノスタルジックな雰囲気も健在で、楽曲の浮遊感を確かなものにしている印象。

適度な疾走感を持たせることにより、何とも言えないスリリングさを感じます。

間奏に入る瞬間の転調はそれを増幅させているのではないかなと。

現代の若者に向けたメッセージ性ある歌詞もポイント。

Frail State Of Mind, a song by The 1975 on Spotify

 

R&Bのリズムを意識したドラムがスタイリッシュさを感じさせるミクスチャーナンバー。
AメロはもちろんBメロとサビ、アウトロに至るまで徹底してオシャレさを作り出している印象。
いつも以上にしっとりした井口のボーカル、渋みある常田のボーカルによる掛け合いは少しずつ降り出す雨をイメージさせてくれる。
ツインボーカルならではの魅力がここに来てより実感できるものとなっています。

 

また、歌詞に描かれているのは失恋した悲しみを忘れたい気持ち。
それを強くなる雨に例えて表現しており、吹っ切れた感情を感じずにいられません。
ラストサビのギューンとうなるギターサウンドでそれを増幅させているのもあって、いつまでもそれを引きずっていられるかという吹っ切れた感情に満ちています。
前作「飛行艇」といい、歌詞とメロディの調和性が相変わらず素晴らしい。

傘, a song by King Gnu on Spotify

 

昨日を越えて明日、さらに虹の先へと進む・・・
そんなポップナンバー。
ピアノとストリングス、バンドサウンドの織りなすカラフルで美しいサウンドに気が付けば引き込まれています。

特に、サビのハイハットが生み出す軽快なメロディラインは素晴らしい。

バンド系アーティストの曲ではありがちなんだけど、途中で抑揚をつけて聞き手を引き込んでいるのがポイント。
虹の遥か先へ進む二人の姿とバンドの決意がうまく重なっていて、想いの強さを感じずにはいられません。
二番のサビから繋がるCメロの高揚感も手伝って、二人とヒゲダンが宇宙にでも行く勢いで先に進んでいるんだと実感。
蔦屋好位置氏による絶妙なアレンジも相まって、思わず何回も聞きたくなるほど。

イエスタデイ, a song by Official HIGE DANdism on Spotify

 

次点曲

テナーらしい安心感のある王道ギターロック。

ゆったりとしたメロディでありながら、サビの爆発的なギターサウンドやAメロのリフにホッとする仕上がり。

吉祥寺への想いを素直につづった歌詞は聞いているだけで心が暖まってきます。

街に対する思い入れやら、いろいろ感じられました。

吉祥寺, a song by Straightener on Spotify

 

バンド結成30年をイメージした賑やかさが印象的なグラムロック。 

程よいアクセントのホーンサウンド、某クリスマスナンバーを意識したギターリフはまさにお祭りって感じが出ています。

イエモンというバンドやメンバーに対する感謝を歌った歌詞も節目に相応しい。

DANDAN, a song by THE YELLOW MONKEY on Spotify

 

ピアノをフィーチャーしたメロディの美しさが際立つロックナンバー。

「ありがとう」の気持ちが歌われた歌詞にほっこりしつつも、シンプルだけど繊細さを感じさせるメロディの安心感にやはりスピッツだなと思わずにいられません。

良さが凝縮された一曲だと感じました。

ありがとさん, a song by SPITZ on Spotify

 

王道のギターロックかと思いきや、圧倒的な手数のドラムやサビで暴れまわるベースラインが実にユニゾンらしい1曲。

二番目以降はさらに攻撃性を増す展開になっていて、久々にガツンと来たと感じました。

スリリングな演奏で攻める間奏も聞きごたえ十分です。

Phantom Joke, a song by UNISON SQUARE GARDEN on Spotify

 

  • Attitude/Mrs.GREEN APPLE

シンセとストリングスによる煌びやかなサウンドとキャッチーなメロディが聞きやすいロックナンバー。

楽曲の美しさもさることながら、弱い人ばかりいるこの世の中に曲を届けたい気持ちが歌われた歌詞も印象的。

自分たちの曲で一人でも救われる人がいるなら・・・

音楽に対するミセスのしっかりとしたスタンスを感じずにはいられませんでした。

Attitude, a song by Mrs. GREEN APPLE on Spotify

Traveler (初回限定LIVE Blu-ray盤)

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