10年代が終わり、いよいよ新しい20年代がスタートしましたね。
2020年も変わらず楽曲レビュー記事メインで更新していきますので、よろしくお願いします。
さて、今年の元日はビックリニュースがありまして。
あの東京事変が「再生」を発表、同時に新曲「選ばれざる国民」を配信リリースしました。
個人的に椎名林檎のバンドってイメージが強い東京事変なんですが。
浮雲の作曲となる本楽曲は洗練されていてオシャレ感たっぷりの1曲です。
・選ばれざる国民
一定のリズムを刻む打ち込みとクラップ、それに絡むメロディラインが洗練された印象を与えてくれるポップミュージック。
現代を風刺した歌詞でありながらメロディに上手く載せているのが見事。
語感の良さもあってか、込められたメッセージが聞き手に入り込んできます。
痛烈に今の社会を歌い上げているんだけど、あくまでも音楽を聞く上での心地よさも忘れてほしくないっていう林檎の心遣いを感じずにいられません。
オシャレさ全開の歌唱を聞かせる浮雲との掛け合いも東京事変らしさに繋がっています。
らしさも見せつつ、新しい側面も感じさせる東京事変の新曲「選ばれざる国民」。
新しい時代の幕開けに『再生』した彼らがリリースするに相応しいものとなりました。