どうして声優を好きになったのかを振り返るために始めた「No Voice actor No Life Question」。
ありがたいことにいくつか寄稿していただけました。
既にOKは貰ってるので、またこちらに公開していきます。
今回は最近フォロワーになったながのさん(@dream_nagano)の回答です。
導入
アニメ番組やアニソンを楽しんだり買ったりする仕組みが、ネットになったりオンデマンドになった影響が大きかったと気づかされる。この文章では"唄う声優"または"声優の歌"の魅力に取り込まれていったか振り返る。
●1●もともとアニメソングを唄う歌手、または歌手が歌うアニメソングは好きだった。アニメ番組内の劇中歌の素晴らしさをきっかけに、キャラクターソングの楽しさや声優のアーティスト展開を楽しめるようになった。具体的には涼宮ハルヒの憂鬱→マクロスFの影響が大きい
2003年にiPodとiTunes Music Storeを体験してCDと異なりシングルやアルバムの中の1曲を買えるようになって、保管場所の問題も無くなり、気になった曲をすぐ購入するようなスタイルが増えた。
アップル、iTunes Music Storeを日本で開始 - Apple (日本)
CDでは下川みくに、インディーズではfripSideがお気に入りだった。下川みくにさんが歌った主題歌やカバー曲を中心にすこしずつアニメ番組に関心が向き始めた。
2005年から2006年の間は灼眼のシャナと涼宮ハルヒの憂鬱が放送開始され、平野綾、茅原実里、後藤邑子、釘宮理恵などの声優名を強く認識し、そのキャラクターソングも聴くようになった。
2008年はマクロスFが放送され、声優デビューして歌手にもなった中島愛で決定的に取り込まれた。アニソンの作曲家にもつよく関心を持つようになった。
まだまだiTunes Music Storeなどで配信するレーベルは限定的で、配信ならiTunes Store、そうでないなら仕方なくCDでアニソンを買っていたと思う。
ソニーミュージックエンタテインメントがDRMをはずして配信を始めたのは2012年10月。
ソニー・ミュージック系楽曲がiTunes Storeで配信開始 - ITmedia NEWS
●2●ソーシャルネットといってもiTunes PingとLast fmのおかげで、アニソンのジャンルそのものの魅力再確認。コミュニティで語られるライブを見たくなる。
2010年iTunes Ping開始。
iTunes Storeでユーザ毎にオススメの曲を表示したり、曲ごとにスレッドをぶら下げて書き込みができるようになった。ここでの交流で堀江由衣、水樹奈々、田村ゆかりらが繰り出す音楽の魅力が伝わってきて、声優アーティストのライブにも行ってみたいなと感触を持った。
Apple、Pingを加えたiTunes 10を発表 - Apple (日本)
2012年9月30日にiTunes Pingが終了してしまい、すすめられたLast fmに移った。そこのコミュニティの視聴ランキングを整理して見ているうちにジャンルとしてのアニソンの魅力が再確認され、番組を見る/見ないに関係なく毎週水曜日の新譜が楽しみになった。POP,Rockを始めいろんなジャンルのサウンドが定期的に供給されるので、優れていると考えられる。
2013年からは声優アーティスト、キャラクターのユニット、アニソン歌手のライブに行くようになってMCを通して見られる姿勢や人柄も楽しめるようになった。履歴を振り返ると1年に45回いった年もあり、これまでにアニソン歌手を含めて100回以上のライブに行っている。
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●3● あれ? アイドルアニメそれ自体は?
劇中アイドルのマクロスFやマクロスΔが好きなのだから、アイドルそのものに焦点が当たっているラブライブのシリーズやTHE IDOLM@STERのシリーズも好きになって良さそうだが、のめり込んでいない。自分自身でもメカニズムは分からない。
----------No Voice actor No Life Question---------
Q1. (唄う)声優さんが気になり始めたきっかけは何ですか? どういった部分に注目してますか?(演技、声、キャラソンなどの歌唱や表現など)
A1. 「涼宮ハルヒの憂鬱」と「マクロスF」。他にも楽しんだアニメ番組はあるが、特徴的なのはストーリーの中でキャラクターが唄うシーン。フルで聴きたい、他の曲も聴いてみたいという欲求が高まった。
Q2. 好きな声優さんはいますか? いる場合はその魅力も合わせてお願いします。
涼宮ハルヒの憂鬱(2006年)をきっかけに、平野綾、茅原実里、後藤邑子。アーティスト展開したすべてのシングルやアルバムを買うようになった。
マクロスF(2008年)では中島愛。同様にアーティスト展開したシングルやアルバムをすぐに買うようになった。
中島愛つながりでバスカッシュ!(2009年)をみて、戸松遥、早見沙織も番組内で唄うので同じように引き込まれた。
この1年間にもっとも聴いている声優アーティストは、下地紫野、早見沙織、水瀬いのりなど。
Q3. 最近、気になる若手声優はいますか?
2019年の新曲だとすると…
声優アーティストのアルバムで斉藤朱夏、夏川椎菜。
ユニットではStudy (白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓)。
Q4. 声優さんのイベント(リリースイベントなど)に参加したことはありますか?
ライブコンサートはアニソン歌手も含めると100回以上と多数。リリースイベントは無い。声優の唄う姿をたっぷりと堪能したいのかもしれない。
Q5. 10年代に入ってから増えたアニメ出演声優による実写PV。ブレンド・AやPetit Rabbit'sなどがいますが、ぶっちゃけどのように感じてますか?
キャラクターが唄って動いているところは番組で見られる可能性が高いし、繰り返し楽しめる。一方、声優が唄って動いているところはコンサートやイベントといったライブに限定されていた。それがMusic Videoで繰り返し見られるのは"唄う声優"が好きな立場からするととてもありがたい。
Q6. (Q1の質問で歌唱と答えた方)声優さんの楽曲で一番印象に残った曲はありますか? 本人名義、キャラソンのどちらでも構いません。
「マクロスF」で放送された、ランカ・リー(CV 中島愛)が唄う「アイモ」と「星間飛行」。アイモは番組内で聴きすぎで、サウンドトラックにて改めて聴くことは少なくなってしまった。
Q7. もし応援してる声優さんが入籍された場合、どう感じますか?
大変おめでたい。声優さんも職業の前に一個人なので幸せを追求して、職業を継続する環境を維持発展して欲しい。
Q8. あなたにとって声優さんとはどんな存在?
声優という職業には、ナレーション、ゲーム、アニメ、ラジオなどしゃべるお仕事と重なるように唄うお仕事があるのだとおもう。"唄う声優"も"声優の歌"も好きな立場からすると、声優とは、作曲家や作詞家やミュージシャンとなんら変わらないアニソンというジャンルに必須で尊敬する創作者である。
ながのさん、素晴らしい回答をありがとうございました!
声優アーティストに惹かれたからこそ、多くの方に聞いてもらいたい…
そんな想いが凄く伝わってきました。