高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

茅野愛衣さんに対する興味が薄れた理由

※以前のブログにアップした記事を移転したものです。

 

今日は9月13日。
あの花のめんまを演じてからの活躍が目覚ましい茅野愛衣さんの誕生日です。
それ以降は持ち前の癒し系ボイスを活かした演技にとにかく惹かれました。
特に、俺修羅の冬海愛衣はハマりまくってたなぁ。

また、氷菓伊原摩耶花ベン・トーの白梅梅などの刺々しい感じの役も印象的。
アルドノア・ゼロのマグバレッジ艦長のように年相当の役もこなすなど、今後がますます楽しみ。

 

と言いたいところなんですが・・・

ここ最近は茅野愛衣さんに対する関心が非常に薄れてしまってます。
私が声優を応援するきっかけにもなった方なので、どうしてなのかずっと考えてました。

 

・どうしてそう感じてしまったのか

茅野愛衣さんの魅力と言えば、癒し系のふんわりとした声だと思います。
演じる役も声を活かしつつ、可愛い系からやさしいお姉さん役まで幅広くこなしている印象。
時には低めの声で刺々しさを感じさせる演技をしたりと意外に驚かせてくれました。

ですが、ここ最近は一部の役を除いてマンネリ化していると感じざるを得ません。
どの役も茅野愛衣さんだとわかるものではあるんですが、新鮮さに欠けている。
癒し系ボイスを活かし過ぎるあまり、それ以外の要素がないんですね。
悪く言ってしまえば、マンネリ化しているってこと。

うしおととら」でオマモリサマという座敷童の役を例に出しますが・・・
声を聞いた瞬間に茅野さんだとわかったので、どんな役でも存在感はあると思います。
でも、それだけなんですね。
座敷童という妖怪の役を演じるからには威厳というか、そういうのが欲しかった。
可愛らしい声が前面に出過ぎていて、個人的には威厳があまりないように感じました。

「人を癒したいから」という理由で声優になったそうですが。
プロの声優である以上、それだけじゃ務まらないと思います。
アルドノア・ゼロのマグバレッジ艦長は大人の女性を演じているなって感じはあったものの・・・
現時点ではまだ癒し系ボイスの声優って印象が強すぎます。
持ち味である以上はこれを活かした役がいいのでしょうけど、そろそろ別の強みがあればと思います。
C3部の初瀬カリラのような、ちょっとボーイッシュな演技をもっと伸ばしていって欲しい。
もう少し見守っていきますが、果たして。

 

・まとめ

少し批判的に書いてしまいましたが、完全に関心がなくなったわけではないです。
以前に比べると大ファンだと言えなくなったものの、ふんわりとした声はまだまだ聞いていたいんです。
そろそろ癒し系ボイスを活かすだけじゃなく、もう一歩踏み込んだ演技をしてほしいところ。

Mr.Children「[(an imitation)blood orange]」-ポップスとは何か。それを突き詰めたミスチルの覚悟-

バンド20周年を迎えたミスチルが作り上げた極上のポップアルバム。

 

・全体的な感想

今年でバンド20周年を迎えたミスチルの17枚目となるオリジナルアルバム。
これまでの作品以上にポップ色の強い楽曲が目立っていると感じました。
以前から薄々と感じていたのですが、本作はそれが顕著になっています。
それでいて、ロックバンドらしく力強いドラムやギターリフが印象的な仕上がり。
ポップには振り切れているんだけど、聞かせるところは聞かせてくれる。
ロック色が薄れようとも、バンドとしての意地を感じることが出来ました。

伝えたいメッセージも聴き手を優しく包み込んでくれると言いますか。
皮肉などのミスチルらしい毒がかなり抜けている印象です。


3月11日の震災の影響もですが、ポップな作風が一番影響しているかと。
サウンドをポップに突き詰める以上は前向きさを感じさせるものにしたい。
中途半端に毒を入れてしまえば、完成度が下がるんじゃないか・・・
この変化を見るに、ミスチルが相当の覚悟を持って作りあげた作品と言えるでしょう。

特に、「イミテーションの木」は今のミスチルの決意が表れているんですね。
イミテーションの
張りぼての命でも人を癒せるなら
本物じゃなくても君を癒せるなら
ポップな作風へと振り切るに至る覚悟が感じられるフレーズですが・・・
ミスチルらしさが薄まったポップアルバムでも、何かを感じてくれる人がいたら。
その時点でミスチルのアルバムとも言えるんですよね。これが彼らの強さなんでしょう。

コバタケアレンジもこの作品においては、いい方向に作用しています。
ポップに振り切れているからこそ、ピアノサウンドも上手くアクセントになっている。

そういった意味で極上のポップアルバムとなった1枚です。

 

・お気に入り楽曲レビュー

1.hypnosis
ストリングスのアレンジが壮大さを感じさせるバラード。
力強いドラムとギターリフもあってか、曲の力強さが半端ない。
迷いを捨てて夢に向かおうとする歌詞とも上手くマッチしています。

 

2.Marshmallow day 
このアルバムの中では最もアップテンポであろう曲。
珍しくベースラインが主張しています。
しっかりと楽曲を支えるようにうねるサウンドは聞きどころ。
小気味良くリズムを刻むギターリフも心地いい。
爽やかさを堪能できる仕上がりになっているのがグッド。

 

3.End of the day 
アコギを主体としたアップテンポなポップナンバー。
アコーディオンやピアノがいいアクセントになっています。
それに負けじと心地いいリズムを刻むベースやドラムも印象的。
ロックナンバーではないものの、ポップの良さを感じられる1曲。
ここ最近のミスチルの楽曲では個人的に良曲です。

絶望的な状況から少しずつ前に進んでいくって歌詞も好印象。
やっぱり、前を見て進んでいくしかないんですよね。

 

4.常套句 
ピアノサウンド主体のシンプルなバラード。
「君に会いたい」や「愛しています」などの単語が目立つラブソングですね。
タイトル通り、決まり文句を並べているのが印象的。
少しですが、最近のラブソングを皮肉っているようにも感じました。

 

5.pieces
壮大さを演出しつつも、どこかダークな雰囲気も感じるバラードですね。
同時に優しさに満ちたサウンドに仕上げている点がミスチルらしいなぁと。
ギター・ベース・ドラムもしっかりと曲を支えている印象です。

何より、歌詞が印象的なんですよね。
この曲のタイトルである「pieces」はパズルのピース。
一枚でも失ってしまえばそのパズルは完成しません。
でも、その空白に希望を描いていこう
そんなメッセージが込められています。

 

11.祈り ~涙の軌道
ピアノやストリングスで彩られた美しいバラードナンバー。
最近のミスチルらしい、王道と言える1曲。
AメロからBメロにかけては優しく、サビでは力強く・・・
桜井和寿さんの歌い方もより感情をこめている印象でした。
歌詞に込められた想いを伝えんとしているかのようなんですよね。

 

・まとめ

20周年目の締めくくりにリリースされた本作。
ポップ色が強く、聴き手を優しく包み込んでくれる1枚に仕上がっています。
かなりポップに振り切れているので、何度も聞きたくなってしまいました。
ここまでポップだと逆に清々しいと言いますか。
ロック色は薄れてしまったものの、極上のポップスを突き詰める。
そんなバンドとしての覚悟が感じられる作品です。

 

[(an imitation) blood orange](初回限定盤)(DVD付)

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4/16 今日の1曲 どうぶつビスケッツ×PPP「ようこそジャパリパークへ」

今日はMステ出演で話題になったどうぶつビスケッツ×PPPの「ようこそジャパリパークへ」をご紹介。

バンナが舞台のけものフレンズの主題歌らしく、壮大で賑やかなアニソンとなっています。

 

ようこそジャパリパークへ

ホーンから始まる壮大なイントロがサバンナの大自然を連想させてくれます。
続く賑やかな展開やクイーカの音色も曲に対するワクワク感の増幅に繋がっているのが見事。
スピード感に満ちたギターやピアノの演奏によるメロディにも圧倒されました。
聞き手を引き込んでいくのがたまらない。

 

何より、聞いていて楽しいんですね。
サビのテンション、「うー、がおー!」という掛け声に自然と笑顔になれると言いますか。
キャラ紹介パートにおける声優さんの演技もこういったアニソンならではの聞き所。

 

また、「けものはいても のけものはいない」をはじめ、歌詞のメッセージ性にも注目です。
他と違っていてもいい、それぞれに良さがあるから受け入れて行こう…
自分らしさ、多様性を大切にしたい気持ちが込められているように思いました。
いろんな動物が暮らすサバンナを舞台にしたけものフレンズの主題歌らしいメッセージですね。

 

 

東京事変「color bars」-それぞれの色-

メンバーがソングライターとして、それぞれ個性を発揮した自由度の高い1枚。

 

・全体的な感想

東京事変としてラストの作品となったミニアルバム。
1曲ずつ各メンバーによる作詞・作曲となっているのが実にラストらしい。
曲ごとにそれぞれの個性が反映されているので、全体の統一感はないに等しいです。
でも、どの曲からでも聞けるって点では遊び心に満ちている作品。

そういった意味では、これまでの事変としての活動を集約した作品と言えます。

 

・全曲レビュー

1.今夜はから騒ぎ

ジャズの要素を感じさせつつも、歌謡曲風に仕上げているのが林檎らしいナンバー。
夜の繁華街に漂うムードを上手く表現している点も見事。
林檎の歌い回しも印象的ですね。

力強さとエロスを感じさせてくれます。

 

2.怪ホラーダスト
ダークさとキラキラした音色が印象的なロックナンバー。
伊澤さんの渋い歌唱と攻撃的とも取れるサウンドが実にカッコいい。
不穏な空気の中に漂うポップ感も絶妙。

サビのリズム感も心地いい。

 

3.タイムカプセル
シンプルなピアノサウンドを基調としたバラードナンバー。
亀田誠治さんによる作詞・作曲なんですが、林檎が歌っています。
派手さはないものの、歌い手としての林檎を実感できる1曲。
堂々とした歌唱と高い表現力は圧倒的。
新しい自分へと生まれ変わろうとする歌詞も印象的で、力強い林檎の歌唱が活きています。

 

4.sa_i_ta
クールな雰囲気を感じさせる事変流ディスコロック。
規則的にうねるベースラインとビートのリズムがカッコいい。
夜のクラブで流れてそうなイメージですね。
浮雲と林檎による絡み合いも聞きどころ。

 

5.ほんとのところ
ノイジーなギターサウンドと浮遊感を演出するピアノが印象的な1曲。
異世界に引き込まれそうなサウンドになっていて、不思議な感覚になります。
刄田さんの叫ぶような歌唱も圧巻。

 

・まとめ

活動の最後にミニアルバム、それも統一感がない。
でも、東京事変らしさを感じられる1枚になっていました。
東京事変として「自分たちの音楽をどこまで表現できるか」を突き詰めた結果だと思います。
ラストアルバムでありながら、非常に中身の濃い仕上がり。

また、夜のムードを演出した曲が目立っている点も見事。
カラーバーは一日の放送を終えたチャンネルに出てくるものですからね。

カラーバーのようにバリエーション豊かな作品です。

 

color bars

color bars

 

 

音楽的雑感「運転中のBGMに適した音楽について」

音楽的雑感記事 、今回は「運転中のBGMに適した音楽について」です。
だいぶ前からなんですが、運転することが楽しくなりました。
通勤はもちろん、ショッピングや遠くへのドライブなど・・・
車での移動時間が苦痛に感じなくなったんですよね。

その移動中に欠かせないのが運転中のBGMだと思います。
気分を盛り上げたり、落ち着いて運転に専念出来るといった効果がありますが。
実際のところ、どんな音楽が適しているのでしょうか。
自分なりに考えてみました。


1.歌詞の世界に引き込まれないもの

私は音楽を聞く時、基本的に歌詞を重視していません。
その理由の一つに車で音楽を聞くってのがあります。
音楽を楽しみつつも、安全に運転したいからなんですね。
歌詞が入って来ると曲の世界に入りすぎてしまい、運転に集中できなくなります。
あくまでもBGMとして気軽に聞けるものがいいでしょう。
スペアザなどのインスト系や英語詞の曲(洋楽など)がいい感じかも。

 

2.アップテンポとミドルチューンのバランスが取れた一枚

アルバムを流す場合、同じ系統の曲ばかりだとダラダラ運転しがちに。
気分を切り替えるためにもその辺りのバランスが取れたものがいいですね。

 

3.程よいポップ感のある曲

個人的主観になりますが、意外に重要なんですね。
楽曲におけるテンポの良さはドライブの気分を盛り上げるのにも最適。

J-POP、洋楽、アニソンとジャンルを問わずテンポのいい曲を選んで聞くようにしてます。
緊張感が薄れて運転が楽しくなることでしょう。
ただし、スピードの出し過ぎには注意。

 

・まとめ

短めになりましたが、運転時に適したBGMについて考えてみました。
大切なのは自分がリラックスして運転できる環境を作ることだと思います。
私の場合は3番目が該当しているので、あまり緊張せずに運転できているかと。
人によって、適したBGMは異なるとは思いますが・・・
この記事で挙げたポイントを参考に、探してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、私は自分の好きなアーティストの曲ばかり聞いてます(^^;
スピッツアジカンなど、邦楽ロック系を中心に選ぶことが多いですね。
最近はアニソン系や洋楽も入れたプレイリストを作って、一つのジャンルに偏らないようにしました。

ある程度、変化を持たせることも大切だと思うので。

4/13 今日の1曲 ヤバイTシャツ屋さん「ヤバみ」

今日はヤバイTシャツ屋さんの新作「どうぶつえんツアー」から「ヤバみ」をご紹介。

バンド名のインパクトに負けない、聞かせるパンクナンバーです。
「理解できないものばかり流行ってく」の歌詞にも考えさせられました。

 

・ヤバいTシャツ屋さん「ヤバみ」

ヘヴィーなギターの効いたサウンドとまくしたてる歌唱が印象的なパンクナンバー。
「ヤバみバみ」などのリフレインをはじめ、歌詞から感じる語感の良さが心地よい。
テクニカルな演奏で聞かせるラウドナンバーながらも、ある種のポップさが生まれています。
歌詞の中身はないけど、単に曲を聞いているだけでも楽しめる仕上がり。
リズム、音に身を委ねる・・・
音楽とはこういうものだってのを改めて感じさせてくれました。

それから、これは曲終盤の歌詞なんですが。
「理解できないものばかり流行ってく」
そんな気持ちにならず、素直に楽しむことが大切なんでしょうね。
音楽に限らず、いろんなものの楽しみ方について考えさせられる曲でもあります。
何事も柔軟に受け入れていくことが必要なんだろうなぁと。

https://youtu.be/329F4L9ATcw

 

どうぶつえんツアー(初回限定盤)(DVD付)

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4/12 今日の1曲 ケツメイシ「さくら」

少し散りかけですが、今は桜が綺麗ですね。

今年も楽しんで来ました。
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さて、今日はケツメイシの「さくら」をご紹介。

この季節らしい儚さが漂うメロディに心を奪われる1曲です。

 

ケツメイシ「さくら」

ピアノとストリングスの美しいサウンドによるトラックが桜の季節を表現しています。

軽快なリズム、和の音階をイメージしたフレーズも印象的で春らしさを感じました。

桜の季節に恋をした思い出を歌った歌詞の切なさをより引き立てているのが見事。

毎年同じ時期に花を咲かせる桜だからこそ、その記憶が鮮明に甦ってくるんでしょう。

サビの終わりにある「ヒュルリーラ」のフレーズ、ラストの「花びら舞い散る」で曲の儚さを増幅させているようにも思います。

 

今や桜の季節を代表する定番曲になった印象が強いですが。

だからこそ、毎年聞きたくなるんだろうなと感じましたね。