あいみょんにしては珍しく打ち込みを取り入れたサウンドが印象的な新曲の「ハート」。
無機質な仕上がりかと思いきや、暖かさに満ちたミディアムバラードとなっていました。
恋をした瞬間に感じるドキドキ感を描いた歌詞と相まって、心が暖かくなります。
・ハート
恋が始まる瞬間のドキドキー。
高まる心臓の鼓動をイメージした打ち込みによるゆったりめのリズム、優しさを感じさせるシンセの音色が暖かいミディアムバラード。
一聴すると無機質なんだけど、アコギやピアノのサウンドが入ることで程よい優しさに引き込まれる曲となりました。
普段より穏やかな印象が漂うあいみょんの歌唱も含め、暖かさに満ちているのが本当に素晴らしい。
心臓の鼓動のように鳴り響く低音が強く印象に残るものの、聞いているだけで暖かい気持ちにさせてくれるのはさすがの一言。
あくまでも楽曲の良さを追求しているあいみょんだからこそでしょうか。
そう感じさせる要因となっている楽曲の暖かさを増幅させる歌詞の世界もポイント。
恋の始まりを予感させる情景を描いた歌詞はどこか優しい雰囲気が漂っており、何だか穏やかな気持ちになれます。
新しく始まったこの恋の行方がどうなっていくんだろう、そんな風に見守りたくもさせられました。
楽曲と歌詞、両方で暖かさを表現しているのが見事です。
暖かさが漂うミディアムバラードとなった「ハート」。
この暖かさは楽曲のタイトルに恥じないものだなと感じました。
これからの季節、じっくり聞き込みたいですね。