相変わらず精力的な活動を続けるYOASOBI。
吹奏楽アレンジを加えた新曲の「ラブレター」は暖かさを感じられるポップナンバーとなりました。
・ラブレター
音楽に対する感謝の気持ちを歌い上げた、どこか暖かさを感じるポップナンバー。YOASOBIらしいピアノサウンドはそのままに、メロディの優しさが印象に残ります。
打ち込み主体で無機質さを感じさせるのがYOASOBIの曲の特徴なんだけど、吹奏楽によるアレンジのおかげで暖かみが漂う仕上がりになりました。
吹奏楽団のブラスサウンドがピアノサウンドとすごくマッチしていて、今までのYOASOBIにはない豊かな音像となっているのが素晴らしい。
優しさを前面に押し出したメロディ、ブラスサウンドなど生音が目立つ構成がそれを引き立てています。
コーラスも上手く取り入れたことで壮大さも増している印象で、特にラストサビの一音上がる展開との親和性が見事。
好きな音楽に対する感謝の気持ちが歌われた歌詞も曲の優しさに一役買っている印象。
いつもお世話になっている人や大切な人に対する感謝の気持ちは照れくささもあってなかなか言葉に出来ないものだけど、それは音楽に対しても同じで。
音楽と出会えたことで私は変われたからこそ、この曲で感謝を伝えたいー。
ikuraの優しい歌唱と暖かいコーラスがその気持ちを素直に表現していると感じました。
大好きな音楽への感謝を言葉と優しいメロディで表現した「ラブレター」。
ブラスサウンドとコーラスの壮大さが上手く作用して、暖かさを感じられる1曲になりました。
普段は言えない「ありがとう」の気持ちがストレートに歌われたこの曲、それを伝えたい人を思い浮かべながら聞いてみてはどうでしょうか?