今までと変わらない雰囲気の曲かと思いきや、意外と聞かせる作りとなっていたことに驚き。
・怪盗(日本テレビ系ドラマ「恋はDeepに」主題歌)
J-POPの王道を感じさせる優しいメロディの安心感がシンプルな良さになったポップナンバー。
軽快なリズムを奏でるバンドサウンド、Aメロのピアノの音色から漂うシックで洗練された雰囲気・・・
それらがイントロやサビのシンセサウンドに感じられる馴染みやすさと合わさって、今までにないキャッチーさを生み出しています。
一聴すると変わってないように思うんだけど、意外と凝った作りになっているんですよね。
特に、アウトロにおけるジャジーで流れるようなピアノのメロディラインは聞かせることを意識しているように思いました。
何より、J-POP的な馴染みやすさを持った曲調なのに3分という短さとなっている点もポイントで。
分かりやすいメロディでありながら、密度の濃さを感じさせる1曲となっています。
歌詞は「君に心を奪われたことで前向きになった僕」の感情を描いています。
君が誰かに奪われそうになっても必死に守ってあげたいし、何より不可能なことなんてないー。
すごく自信に満ち溢れた姿なんですが、好きな人や大切な人が出来ると日々の生活に対するモチベーションが上がって自然と本気になるのでしょう。
守るべきものがあることの素晴らしさをバックナンバーらしい視点で表現しているなと感じました。
バックナンバーの2021年第一弾にしていい意味でのインパクトを感じさせてくれた「怪盗」。
いかにも彼ららしい雰囲気の曲調なのに、しっかりと聞かせてくれたのが意外ですね。
3分という短さも影響しているのでしょうか。