BUMPにとって初めてのNHK連続ドラマ主題歌となった「なないろ」。
優しくて軽快なメロディ、爽やかなサウンドが虹のような輝きを見せてくれるポップナンバーです。
・なないろ(NHK連続ドラマ「おかえりモネ」主題歌)
雨上がりの空にかかる虹の輝きをイメージしたメロディの爽やかさ、軽快なリズムの心地よさがたまらないポップナンバー。
ギターサウンドの生み出す風のような爽快感、程よいアクセントになったストリングスも曲の輝きを増幅させてくれます。
今のBUMPらしい音楽性でキャッチーな楽曲に仕上げているのが素晴らしい。
初期の頃からは想像できないほどの繊細さを感じさるメロディとサウンドに気がついたら引き込まれていました。
バンドサウンドを大切にしながら新しいサウンドも聞かせるように意識する…
彼らが常に一線で活躍できる理由を改めて感じられた気がします。
牧歌的な間奏の雰囲気も印象的で、「車輪の唄」のようなアイリッシュ音楽の要素を感じさせてくれるのが素晴らしい。
歌詞だけでなく、サウンド面からもこだわりの強さが伺える仕上がりになっています。
過去を肯定してこれまでと同じように前へ進んで行こうと歌った歌詞も印象的。
自分の弱さ、今までの人生における経験や得たもの…
新たな壁に当たった時、全てが自分の糧になって支えてくれるんですよね。
過去があるから今、そして未来へと繋がっていくー。
そんなメッセージをBUMPらしく優しい言葉と弱さも肯定した歌詞で伝えているのです。
軽快なリズムと爽やかなメロディ・サウンドの心地よさがこれからの日々を彩ってくれるかのような希望を感じさせる「なないろ」。
今のBUMPが持つ優しさに満ちていて、いい意味での安心感がありました。
藤くんの歌唱も含め、圧倒的な優しさが感じられる1曲です。