今まで自分を責め続けてきたんだろうなぁ、志摩さん。
- 感想
「相棒殺し」と呼ばれた過去を持つ志摩さん。
かつて香坂とペアを組んでおり、仕事に対する考え方で対立していました。
強い正義感を持つ香坂は犯人を逮捕したい気持ちが強すぎるあまり、いい加減な捜査で自分の仕事を汚してしまいます。
そんな彼を志摩さんは厳しく叱責したんですよね。
自分のことを正義と思って周りの状況が見えてない、これは刑事として致命的だと感じたのでしょう。
自分の仕事に誇りを持っているからこそ香坂の姿勢に腹が立ったんだろうけど、結果的に彼を追い詰めてしまうわけで。
彼が亡くなったのは厳しすぎる態度が原因じゃないかってずっと後悔していたんだろうなぁ。
でも、実際は刑事としての仕事を全うしようとして転落死したのが原因。
伊吹から真実を聞いたり、香坂が亡くなった日に起きた事件のことを知った瞬間に志摩さんは救われたんだと思います。
不法侵入の犯人に襲われる女性を助けたのが香坂だと知ってお礼を言うと決意したのがその表れでしょうか。
志摩さんの心にずっと引っかかっていたものがようやく取れたんだなと。
- 伊吹
「相棒殺し」と呼ばれた志摩さんのために真実を解明していました。
それが好奇心から来るものではなく、志摩さんを救いたいって気持ちが伝わってくるのがいいですね。
四機捜に入ってから一緒に捜査をするうちに少しずつ絆が深まっているのを感じます。
- 「間違いも失敗も言えるようになれ」というセリフ
香坂が置かれた状況を自分に置き換えて「自分だったら志摩さんに言えない」と口にした九重。
その直後に陣馬さんが「間違いも失敗も言えるようになれ」と九重に言っていました。
誰でも間違いや失敗を認めるのは怖いと思うんですけど、次に進むためには大切なことなんですよね。
自分の間違いを知ることでそれを防ぐにはどうしたらいいかを考えられる・・・
刑事だけでなく、どんな仕事にも通ずることだと感じました。
- まとめ
香坂の死についての真相を知ったことで本当の意味で前に進むことが出来た志摩さん。
今の相棒である伊吹とも上手くやっていけそうな予感がします。
相変わらずの凸凹コンビであることには変わりないんでしょうけど・・・