高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

MIU404 5話「夢の島」 -本当は夢の島ではないのかもしれない-

思った以上に社会への問題提起がされているドラマだなと。

 

  • 感想

外国人技能実習生の問題をテーマにした話でした。

ベトナムよりもいい収入が得られるからと日本へ来て働くわけなんですが、実際は低賃金で手取りも少なく、最終的には使い捨てにされてしまう・・・

夢を求めて来たはずが奴隷のように使われて終わりなんですよね。

そんな現実に気がついた水森は耐えられずコンビニ強盗に手を染めてしまうんですけど、彼の心情を想うとやりきれない気持ちになります。

 

「外国人は日本に来るな」

コンビニ強盗を犯した水森が口にした言葉なんですが、現実に気づいた彼ならではのメッセージがあるように感じられました。 

彼が唯一心を許していたマイが日本でいいように使われてしまわないようにと優しさから言ったのかもしれないし、限られた仕事を外国人に取られてしまうのが耐えられないという感情から来るものなのか・・・

どういった真意があるのかは分かりませんが、労働問題を取り上げていた今回の話は見ていていろいろと考えさせられますね。

 

  •  伊吹

マイに対して好意を見せたものの、あっさりとフラれてしまいました。

それでも、「自分の魅力に気づいていない」と自信ありな気持ちでいるのが伊吹らしいなぁ。

この前向きさこそがいい意味で野生のバカと言われる理由なんでしょうね。

 

  • まとめ

1話から一貫して現実的な問題をテーマに話が作られていると感じた本作品。

今回は外国人技能実習生の労働問題がテーマとあり、いろいろと考えることがありました。

低賃金で使われてしまう点では日本に蔓延るブラック企業にも通ずるものがあるだけに尚更です。

 

ところで、ラストで志摩さんが「相棒殺し」と言われていたのが気がかりだけど・・・

そろそろ過去にも触れていくのでしょうか?