ラジオでの縁があり菅田将暉とのコラボ曲を作ることになったCreepy Nuts。
それを実現した「サントラ」はそれぞれの仕事に対する想いが熱く伝わるメッセージソングとなっています。
R指定の鋭いラップ、菅田将暉の真っ直ぐな歌唱との掛け合いにも注目。
・サントラ
ギターサウンドを主体としたトラックが爽やかな印象を与えるヒップホップナンバー。
軽快だけど鋭さで聞き手に訴えかけるR指定のラップ、解放的なサビを圧倒的な熱量で歌い上げる菅田将暉の歌唱に引き込まれます。
特にラップパートから走り出すサビに切り替わる瞬間の解放感は圧巻。
菅田将暉の真っ直ぐな歌唱で引き付けているのが見事というべきか。
2番目のラップパートで聞かせる低音ボイスやCメロのがむしゃらさが伝わるラップなど、菅田将暉の歌における表現力も上がっている印象を受けます。
R指定のラップに負けない存在感があって、彼の歌唱の魅力を改めて実感。
歌詞はラッパーと俳優を対比して、それぞれの仕事と人生を重ねたものとなっています。
ヒップホップらしく韻を踏んだ歌詞(「悩み事 隠し事 私事だけを書く仕事」など)の語感が心地よく、言葉の響きを楽しめるようになっているのが素晴らしい。
歌詞に込められたメッセージもストレートに伝わって来ました。
どんな仕事に就いていても自分の人生は自分でしか作れない物語のようなものなんですよね。
自分のやることと向き合いながらこれからを描いていけー。
そんな熱いメッセージを感じずにいられません。
Creepy Nutsと菅田将暉のコラボ曲となった「サントラ」。
青春パンクを意識した熱いサビや鋭いラップから伝わる想いが圧倒的なメッセージソングとなりました。
間違いなく今を生きる人々の背中を押してくれるでしょう。