高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

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ダメハダメ/鈴木みのり -失敗しても挑戦し続けることの大切さ-

昨年12月にリリースされた1stアルバム「見る前に飛べ!」が楽曲のクオリティ含め、いろんな意味でインパクト抜群だった鈴木みのり

そんな彼女のニューシングル「ダメハダメ」はアルバムから感じられた全力さをそのまま凝縮した3曲を堪能できるものとなっていました。

 

・以下、全曲レビュー

1.ダメハダメ(アニメ「手品先輩」EDテーマ)

サーフロック的なギターフレーズのイントロや途中で入ってくる「運命」のメロディなど、これでもかというほどの遊び心を感じさせる1曲。

クラシックの優雅さが漂う間奏からパンキッシュなCメロへの転調、北川勝利編曲とあって聞き手を飽きさせない仕上がりになっています。

それを引き立てているのがみのりんごによる全力の歌唱ではないでしょうか。

真っ直ぐに歌い上げるみのりんごの歌は目まぐるしく変化する曲に負けない存在感を持っています。

曲の展開によって歌い方に変化を持たせているのも声優アーティストならではかなと。

 

歌詞は失敗にもめげない気持ちで進む強さが描かれています。

ポンコツだけど手品を繰り返す手品先輩の姿と同時に、何事にも挑戦するみのりんごにも重なるものがありました。

みのりんごの決意にも捉えることが出来る、実に前向きな1曲です。

 

2.こいもよう

みのりんご作詞による、恋に対するワクワク感を歌った爽やかなラブソング。

スウィングするピアノとドラムの軽快なリズム、それに乗っかるみのりんごの歌が心地よい。

伸びやかな歌唱から恋している時の楽しそうな気持ちが伝わってくると言いますか。

サビの言葉選びもあって、キュートさを感じずにいられません。

 

3.One More Step

エレクトロ要素を感じさせるメロディ・アレンジが印象に残るミドルナンバー。

もっと前へ進みたい、力強い想いを歌った歌詞はみのりんごの姿勢をそのまま表現しているのではないでしょうか。

安定した歌唱もそのメッセージを確かなものにしています。

 

・まとめ

声優アーティストとしての表現力はもちろん、みのりんごの元気さから真っ直ぐな姿まで魅力を感じられる3曲でした。

帯に「ヘンなこと大好き元気娘」ってキャッチフレーズが書かれていたけど、まさにそれを体現したシングルではないでしょうか。

それでいて、意外とクセがなく聞きやすいので知らない方にも聞いていただきたいですね。

 

鈴木みのり - ダメハダメ(Short Ver.)_TVアニメ「手品先輩」エンディングテーマ - YouTube