高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

米津玄師「Lemon」が大ヒットした理由を私なりに考えてみる

先日、再生数が4億回を突破した米津玄師「Lemon」。

iTunesレコチョクなどのダウンロードランキング、ビルボードジャパンチャートで未だに10位以内を維持してる点からも分かるように、その勢いは衰えてないのが伺えます。

ダウンロード購入やMV再生数がメインとは言え、近年でも類を見ないロングヒットを記録しているなと感じるわけで。

そこで、私なりに米津玄師「Lemon」がどうしてこれほどまで大ヒットしたのかを考えて、以下にまとめました。

 

1.シンプルだけど馴染みやすいメロディ

ヒップホップのリズムを意識した軽快なトラック、ギターとピアノによるノスタルジックなサウンド・・・

2000年代J-POPの雰囲気も感じさせるメロディが個人的にすごく馴染みやすいんです。

ストリングスを取り入れているものの、そんなにくどいアレンジでもなく。

Aメロ→Bメロ→サビ→二番目→Cメロ→サビというシンプルな構成も上手く作用しているんだろうなと感じました。

シンプルだからこそ、多くの人に響く曲となったんでしょうね。

 

2.大切な人との別れを悲しむ気持ちだけでなく、そこから前へ進む想いも描かれた歌詞

大切な人と別れることになった悲しみに暮れる気持ちを描いた歌詞が印象的な「Lemon」。

ただ、決して悲しみだけを描いているわけでもないんですね。

雨が降り止むまでは帰れない 

今でもあなたはわたしの光 

上記のフレーズから感じられるように、悲しみを乗り越えて前に進む決意が描かれています。

あなたはいなくなってしまったけど、その存在を支えにこれからも生きていく・・・

いつかは悲しみを振りほどき、前向きに行こうー。

人間の心の強さを感じられる歌詞が人々を惹きつけたんじゃないかなと思います。

 

3.程よいテンポ感(これが絶妙)

大切な人との別れを悲しむ気持ちだけでなく、それを乗り越える強さも描かれた「Lemon」ですが。

その魅力をより高めているのが絶妙なテンポのメロディではないかなと。

何回も聞くうちにバラードというよりは、ややミドル寄りのテンポになっていると感じました。

この適度なテンポこそ、何回も聞きたくなる要因の一つだと思います。

これがもし、スローテンポのバラードだとしたらそんなに聞いていないんじゃないでしょうか。

悲しみが増幅されて、前向きに生きていく決意を感じにくくなったのかもしれませんし(^^;

 

あとは、Aメロで入ってくる「ウェッ」の音も効果的に働いてるなと。

最初は違和感があったものの、意外とクセになって楽曲のリズムを構成しているように感じられました。


米津玄師 MV「Lemon」

Lemon(映像盤 初回限定)(DVD付き)

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