2017年ベストソング20選
年末も近いのでそろそろ2017年の振り返りといきましょう。
今年は楽曲とアルバム、余裕があればアニソンについてのまとめをやる予定です。
まず第一弾として「2017年ベストソング20選」から・・・
いろんな楽曲がリリースされたのですが、その中でも素晴らしいと感じた20曲を選びました。
基本的に順位はつけてないのですが、一年のまとめということでランキング形式に。
では、20曲まとめてどうぞ。
2017年ベストソング20選
20位.星野源「Family Song」
身近な人が一日でも幸せであってほしい・・・
そんな想いを歌った歌詞と温かみのあるメロディが印象的。
往年のブラックミュージックを彷彿とさせるサウンドは今の時代だからこそ新鮮に感じます。
シンプルな展開のメロディ、ラストのコーラスも聞いているだけで多幸感に満たされる。
歌詞・メロディ全てが家族というテーマにマッチした、星野源の新たなスタンダードポップス。
19位.椎名林檎 & トータス松本「目抜き通り」
ビッグバンド風のアレンジに高揚感を引き立てられるジャズ・ポップナンバー。
厳かなイントロからジャジーなピアノとホーンで盛り上がるAメロへ移る瞬間がたまりません。
華やかで妖艶なメロディはもちろん、林檎とトータス松本の掛け合いにも惹きつけられます。
歌謡曲のような煌びやかさを含んだ間奏といい、椎名林檎の本領が発揮された1曲。
18位.BUMP OF CHICKEN「リボン」
UKロックのノスタルジックさを意識したサウンドが今までのBUMPにない感じで新鮮。
昨年から取り入れたEDMの影響か、浮遊感を感じさせるのも印象的。
力強く刻むドラムとベースラインの重厚なリズム、決意を感じさせる歌詞が彼らの新境地を感じさせます。
実験作を経て、着実に進化を続けるBUMPに今後も目が離せません。
17位.高橋優「ルポルタージュ」
尖ったギターサウンドを軸にアコースティックギターを掻き鳴らしながら感情のままに歌う・・・
久々に高橋優らしいメッセージ性を持った楽曲だと感じました。
人には醜い部分だけでなく愛おしい部分もあると歌った歌詞がとにかく印象に残ります。
時には押し潰されそうになるけど、助けられることだってあるんですよね。
高橋優らしい鋭さと優しさで人間について歌い上げているのが見事。
16位.アヴィーチー「Without You (feat. Sandro Cavazza)」
アコースティックギターとシンセをフィーチャーした軽快なEDMサウンドが印象的。
サビの盛り上がりはアンセム感満載ながら、北欧出身のアヴィーチーらしく美しさも感じさせてくれます。
北欧の美しく壮大な風景が浮かんでくるかのようで・・・
曲の映し出す情景を感じとりながら聞きたい。
15位.ストレイテナー&秦基博「灯り」
アコギとピアノの美しい旋律に心が温まるウインターソング。
秦基博の繊細な歌唱とテナーの美メロ、両者の持ち味が見事に融合しています。
サビでエッヂを効かせたギターサウンドはテナー色と同時に温もりも感じさせてくれました。
何より、曲全体で灯りのような温もりを表現しているんですよね。
繊細さを持つ秦さん、美しいサウンドを奏でるテナーのコラボだからこそ生まれた名曲でしょう。
14位.10-FEET「太陽4号」
間違ってないと肯定することも大切だと歌った歌詞が印象的なロックバラード。
語りにも近いTAKUMAの歌唱、感情に訴えかけてくるギターサウンドは圧巻。
最後の語りにもグッとくるものがあるといいますか。
シンプルだけど、10-FEETらしく心に沁み渡る1曲。
13位.DAOKO x 米津玄師「打上花火」
夜空に打ち上がる花火の儚さを歌詞・メロディで表現した、今年の夏を代表する1曲。
R&Bを意識した打ち込みサウンドによるしっとりとしたメロディ曲の世界観を引き立てています。
それに乗っかるDAOKOと米津玄師の歌唱も心に沁み渡ってくる。
パッと咲いて、パッと散る・・・
終わってほしくないけど終わってしまう、そんな夏の夜の情景が浮かんできます。
シンプルなメロディでここまで表現した米津玄師の表現力に脱帽。
12位.宇多田ヒカル「あなた」
あなたを思う気持ちが素直に歌われたラブソング。
それを宇多田ヒカルらしいセンスで描いているのが実に見事なんですよね。
ラブソングなのに非日常な情景を唐突に入れてきたりとか・・・
シンプルに王道を感じさせるメロディも印象的。
11位.DAOKO x 岡村靖幸「ステップアップLOVE」
ステップを刻みたくなるほどにリズミカルでダンサンブルなポップナンバー。
岡村靖幸のハイテンションな歌唱がとにかく印象に残ります。
ステップアップしたい気持ちをこれでもかと描いた歌詞は活動を再開した岡村靖幸と重なるものが。
それでいて、DAOKOの魅力も引き出しているのが見事なんですよね。
クールなダンストラックに合わさるラップが実にセクシー。
10位.Mrs. GREEN APPLE「WanteD! WanteD!」
自分の弱い部分から逃げながらも必死にもがいて生きる・・・
心の不安定さを表現したサウンドが印象的なエレクトロポップ。
歪んだシンセサウンドで歌詞に表れた気持ちを表現しているのが見事。
ミセスらしいポップでキャッチーなメロディとのギャップもたまらない。
ポップでありながら尖った、ミセスの新境地を感じた1曲。
9位.UNISON SQUARE GARDEN「fake town baby」
ライブでの勢いをそのまま凝縮したロックナンバー。
攻撃的なメロディラインが持つ刺々しさは歌詞に描かれた厳しい世界を表現しているかのよう。
逃げても変わらないのなら立ち向かうしかない・・・
厳しめの言葉で歌っているものの、背中を押してくれるのが印象的。
今を生きる者に対して捧げる、ユニゾンのメッセージが込められた1曲です。
8位.UNISON SQUARE GARDEN「Invisible Sensation」
困難を跳ね除けて強く生きろ―。
そんなメッセージ性の中に「意気覇気生気~」と韻を踏むなど、遊び心も感じさせているのが印象的。
最近のユニゾンらしくパワーポップ寄りのナンバーでありながら、それを武器に痛快さを生み出しているのが見事。
特に、二番に入る瞬間の転調が度胆を抜かれるくらいにカッコいい。
ドラムの攻撃的な演奏は圧巻の一言です。
ポップだけどガツンと来る、ここ最近のユニゾンでは一番好きな曲となりました。
7位.Suchmos「A. G. I. T.」
イントロのギターリフから漂う雰囲気が圧倒的。
メロディ含め、聞く者を飲み込むほどの迫力があります。
不穏なシンセが鳴り響く間奏からギター、ベースなどで盛り上がる大サビは圧巻。
彼らの持ち味であるグルーブ感はもちろん、音世界を表現しているのが見事。
全体的にスリリングな展開になっている点もポイント。
6位.ONE OK ROCK「We are」
自分の目標に素直であれ―。
そんなメッセージを高らかに歌い上げたロックナンバー。
壮大なバンドサウンドを軸に打ち込みを取り入れたりと、挑戦的な楽曲になっています。
バンドの野心を感じるアルバム「Ambitions」のリード曲に相応しい存在感が圧倒的。
常に真へと進む、ワンオクの姿勢を改めて感じました。
5位.ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキー「デスパシート (Remix) [feat. ジャスティン・ビーバー]」
スペイン語の響きと情熱的な歌唱に圧倒されるラテンナンバー。
切なさを含んだアコースティックギターの旋律とラテンのリズムがとにかくツボですね。
「スベスベスベ」と聞き手を煽るフレーズに自然と気分が高まってくるといいますか。
何より、リズミカルなスペイン語の響きが心地いい。
ジャスティンの甘い歌唱も拙いスペイン語ながらクセになってしまいました。
4位.[Alexandros]「SNOW SOUND」
冬を感じさせるメロディ、シンセのサウンドがたまりません。
懐かしい雰囲気のアレンジも含め、王道の冬ソングらしい風格を感じます。
シンプルなリズムながらも力強いドラム、洋平の裏声を活かした歌唱がそれを引き立てる。
冬という季節がどういうものなのかをこの曲で表現しているのが素晴らしい。
雪が降る様子をイメージさせるサビのメロディ、歌唱は圧巻の一言。
3位.エド・シーラン「Shape Of You」
アコースティックギターのシンプルな旋律と力強い歌唱を効かせるサビが印象的。
エキゾチックなサウンドやドラムのリズムを強調した楽曲も印象的。
それでいて、あくまでもアコギの音色を大切にしているのがいいですね。
オシャレさも加えたテイストになっているのが海外のアーティストならではでしょう。
全米チャート1位を記録したのも頷けるというか。
2位.スカート「視界良好」
小気味いいリズムを刻むギターとパーカッションの音色が心地いいポップナンバー。
そんなメロディに乗っかる澤部渡のボーカルも実に爽やか。
「視界良好」という曲名とどこまでも進んでいけるような希望に満ちたメロディ・・・
この二つが上手くマッチしているのがとにかく素晴らしいんですよね。
2017年に生まれた新たなポップミュージック、スカートの「視界良好」とアルバム「20/20」。
ぜひ聞いておくべきだと言い切れる、良質のポップスです。
1位.米津玄師「灰色と青(+ 菅田将暉)」
ノスタルジックなメロディと過去を大切に前へ進む想いが心に響くミディアムナンバー。
イントロの雰囲気やアコギを基調としたサウンドはシンプルながらも引き込まれます。
日常的な情景を表す語句(タクシー、電車など)が歌詞の世界観を明確にしてくれるんですね。
特に、サビの感情的な歌唱を引き立てるエモーショナルなギターサウンドが素晴らしい。
楽曲の魅力をストレートに感じさせてくれました。
ゲスト参加の菅田将暉もいい仕事をしているといいますか。
決して上手ではないけど、粗削りな歌唱から真っ直ぐに想いが伝わってきます。
ラストの「らららら~」と歌う箇所は圧巻の一言。
米津玄師の歌唱もそれを手伝うような形なのが見事。
改めて米津玄師のソングライティング力と表現力を実感した1曲。
菅田将暉の活かし方も含め、今年の1位に相応しい。
振り返ってみて
例年通り、メロディ重視の選曲となりましたが・・・
今年はコラボ曲が強かったように感じますね。
1位に選んだ「灰色と青」をはじめ、7曲も入っているのがそれを物語っているかと。
あと、シンガーソングライター系が増えているのも趣向の変化を感じさせてくれるといいますか。
その年に聞いて好きになった音楽を振り返れるからこの企画はやめられないんですよね。
それでは、来年もいい楽曲に出会えることを願いつつこの記事を終わりにします。
読んでいただき、ありがとうございました。
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