青春=ベボベ。
それを確実なものにしてくれるアルバムでした。
・全体的な感想
ギタリスト・湯浅の脱退というトラブルを乗り越えた彼らのニューアルバムとなる「光源」。
今までと変わらないギターロックを奏でながらも、より青春というものに踏み込んだ作品となっています。
等身大の感情を描いた「二十九才」や「C2」とは違い、サウンド面はもちろん歌詞も青春らしさを感じました。
爽やかでキラキラしたギターサウンドや君と僕の関係を描いた歌詞がそれを物語っているんですよね。
いい意味でベボベの真骨頂を堪能出来るアルバムではないでしょうか。
ただ、ベボベの原点とも言える作風のアルバムをなぜ今のタイミングで仕上げたのか。
湯浅の脱退も影響しているかと思いますが、バンドとしての覚悟を表現したかったのでしょう。
大人になったとはいえ、ベースとなる爽やかなギターロックは変わらないわけで。
「二十九才」や「C2」もそれを軸にして作られていると思います。
青春を感じさせるギターロックを大切にしているからこそ、これらの傑作が生まれたんです。
切っても切り離せない青春を突き詰めた先にあるのが「光源」なんだと感じました。
・まとめ
ベボベの楽曲にある永遠のテーマである青春。
本作でそれが確かなものになったのではないかと思います。
変わらないサウンドにそれが表れていますね。