高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

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9mm Parabellum Bullet「Waltz on Life Line」-流れるような心地よさのロックアルバム-


感想

9㎜にとって6枚目のアルバムとなる「Waltz on Life Line」。

ハードコアと歌謡曲を融合させたサウンドはそのままなんですが。
勢いだけに任せず、リズム感にこだわっている印象を受けました。
そのため、楽曲のリズムが活き活きしているように感じるんですよね。
ポップになりすぎていないけど心地いいリズムを刻むドラム・・・
タイトルに「Waltz」と入っているだけあり、テンポ良く進行していくように思います。
「Lady Rainy」のような歌謡テイストの濃いメロウナンバーが入ってきても違和感がない。
ラストの「太陽が欲しいだけ」までワルツのように流れが美しい構成でした。
メロディの美しさ含め、一つの作品としてしっかりと成立している1枚です。
リズムを大切にした「Waltz on Life Line」と呼ぶに相応しい名盤。

まとめ

9mmのアルバムで最もリズム感を大切にしていると感じる本作。
歌謡彼ハードロックはそのままに、彼らなりのワルツを表現したかったのではないでしょうか。
流れるような構成は聞いていて心地がいいです。
ハードロックの激しさとワルツの心地よさを融合させた、9mmの新境地とも言える名盤。

評価:★★★★★