高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

声優(ユニット含む)のCDデビューに対する疑問

はじめに

2012年以降、急に増えた若手声優のCDデビュー。
当初は好きな声優も多く、デビューの知らせを見る度にワクワクしていました。
小松未可子やら悠木碧上坂すみれなど積極的に応援してたんですが・・・
しかし、気が付くと結構な人数の若手がCDをリリースしている状況に。
アニメ限定のユニットも増えて来たことで疑問を感じずにはいられなくなりました。

声優のCDデビューについて感じ始めた疑問

なぜ本人名義での楽曲を聞いているのか。
単純に言えば、その声優の声に浸っていたいからなんですよね。
声の魅力に惹かれて好きになったから歌も聞きたいわけで。
歌唱で何を表現できるのか、それに注目して聞いています。
それがアニメなどでの演技に繋がれば有意義なものだと思います。

ただ、最近CDデビューする女性声優を見ていると本人そのものを売り出そうとしてる気がしてなりません。
声を聞いてほしい以前に本人のキャラクターを前面に押し出してるだけになってる。
ビジネス的にはそういったのもありではないかと思います。
ただ、何か引っかかるものがあったのでずっと考えていました。

何と言いますか、表現力の向上が目的じゃない気がするんですよね。
声優としての良さ・魅力ではなく、ただ本人のキャラクターが先走っている感じ。
悪く言ってしまえば、アイドル的要素を押し出しているんです。
演技よりも声優自身に惹かれてファンが増えているんじゃないか。
最近はアニメ限定のユニットによる実写ミュージックビデオも多くなり、ますますそう思うことが増えました。
声優ならではの歌唱表現よりも、見た目で楽しませるだけになってしまっているわけで。

声で演技するのが声優じゃないんですか?

本来、声優って声を使っての演技をする者だと思うんですよね。
本人の見た目ではなく、声と歌唱で楽しませてほしい。
歌うことも表現方法の一つだからこそ、それをないがしろにすべきじゃないです。
何のためにCDデビューさせるのか、よく考えてもいいんじゃないでしょうか。

最後に

歌手デビューしている方もそうでない方もなんですが。
声が良いから、演技が出来るから声優として活躍出来ていると思うんですよね。
声の持ち味を活かしつつ、声優としての表現力を高める。
これが歌手活動する上での目的じゃないでしょうか。
歌手活動をした結果で演技や表現力の幅が広がればプラスなんですけど。

聞く側としてもアイドル的要素で惹かれてしまうことだけは避けたいもの。
アイドルではなく、声で演技をする「声優」なんですから。
その本人のためになるCDデビューじゃないと意味がないです。
以前までは声優アーティストのCD(DVD付き)を買っていたんですが、今はレンタルにしました。
声優本人の姿よりも歌唱そのものを楽しみたい。