裏世界で出会った空魚と鳥子。
くねくねとの戦いを通じて絆を深めているようですね。
・感想
他人と関わりを避けたがる空魚、前向きで明るい鳥子。
性格的に合わないと感じる二人なんですが、裏世界でくねくねと戦ったことで友情を深めているのが印象的でした。
検索してはいけないとされる怪異を倒すって流れにもビックリなんだけど、くねくねの話でタブーとなっている「くねくねを見続けて何かを理解する」を空魚が実行したことで鳥子のサポートをしていたのが見事だったなぁ。
最初に裏世界へ来たときに助けてもらった恩があるから、二回目は自分を犠牲にしてでも鳥子の助けになりたいと思ったのでしょうね。
「鳥子となら裏世界に来てもいい」、ラストでそう感じているのを見るに早くも距離を縮めているのが伺えました。
・共犯者
空魚と鳥子。
二人の関係は「友達」というより「共犯者」に近いものだそうですが、検索してはいけない怪異に立ち向かった二人だからこそピッタリだと感じました。
百合的な意味もありそうだけど、扱っている題材を考えると・・・ね。
共に検索してはいけないものを深く知ろうとしている、まさに「共犯者」ではないかなと。
・まとめ
怪異をテーマにしたホラーものかと思いきや、意外とそうでもなく。
タイトルにピクニックとあるように、裏世界での冒険を通じて育む空魚と鳥子の絆も描いていく作品になりそうな気がしますね。
「共犯者」という関係になった二人がどのような人間模様を見せてくれるのか、続きが気になっていたり。
あとは、どんな怪異が登場するのかも注目ですね。
怖い話系のサイトを読み漁った私的には元ネタを知っていることで意外と楽しめたので。