高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

MIU404 4話「ミリオンダラー・ガール」 -わずかに残された青池の良心-

志摩さんと伊吹、過去に何かあったような予感・・・

 

  • 感想

マネーロンダリングで不正に金を得た青池にスポットが当たった話。

その結果、ヤクザから命を狙われるなど堕ちるところまで堕ちてしまいました。

どんなに汚い金だろうと自分で得たんだからどう使おうが勝手、そんな考えを持つほどになったんです。

世の中の格差に理不尽さを感じながらも、堕ちることしか出来なかったんですよね・・・

今回の話はそういう世の中の現状も交えて描いていたのが印象的でした。

 

どうしようもないほどに堕ちた青池ですが、彼女にも人としての良心は残っていたようで。

海外で苦しむ少女たちを救うために募金を決意しました。

「どんなに汚い金だろうと自分で得たんだからどう使おうと勝手」という考えは変わっていないんでしょうけど、最後くらいは世の中の役に立ちたいって想いがあったんだろうなぁと。

事件が解決するまでに様々な伏線がありましたが、それを上手く回収してこの結末に持ってきたのがお見事と言うべきか。

野木脚本の凄さを今になって実感しています。

 

  • 志摩さんと伊吹

拳銃を持った犯人に脅された志摩さんですが、冷静さを保っていました。

銃口を手で塞ぐあたり、かなり余裕があったのでしょうね。

この冷静さが志摩さんらしいと言えばらしいんだけど、犯人を挑発しているようにも感じられて。

実際、伊吹は犯人を蹴飛ばした直後に「舐めてんじゃねぇぞ」と志摩さんに詰め寄っていました。

伊吹としては自分の命を危険に晒す行為はしてほしくないって気持ちだったと思います。

合ってないように見えるんだけど本当は息が合ってるんじゃないか、改めてそう感じました。

 

  • まとめ

堕ちるところまで堕ちた青池ですが、「自分で得た金をどう使おうと勝手」という考えはそのままに募金を決意したのが印象的でしたね。

銃撃された時点で自分の死を予感していたからこそ、最後くらいは「いい人」としていたかったんだろうなぁ。

世の中に絶望しようとも人としての心は捨てたくない、青池の良心を感じられる話だったなと思います。