5月8日のMステで新曲「新世界」を披露したRADWIMPS。
翌日から配信もスタートしました。
illionでの作風を彷彿とさせる無機質なサウンドが印象的な1曲となっています。
歌詞の内容も含め、今の状況に対する感情を上手く表現しているなと感じました。
・新世界
ダークさを感じさせるトラックによるリズムが無機質なエレクトロテイストのナンバー。
穏やかに鳴らされるギターサウンド、神秘的なシンセの音色が絶妙にマッチしていて何とも言えない浮遊感を生み出しています。
洋二郎ソロ・illionの音楽性に近いものと言いますか、それをRADWIMPSで作り上げているのがポイント。
バンドの枠に留まらないサウンドを鳴らすことで「新世界」を意識しているんだと思います。
そんなサウンドで歌詞に描かれた現在の状況に対する不安な気持ちなどを表現しているのも見事。
君と一緒ならこの困難も乗り越えられる、そう思っていたとしてもこの先に待ち受けるのは今までと違う世界。
当たり前に感じていたことが変わっているのかもしれません。
これからの世の中は私生活、仕事など新しい常識が生まれる可能性があるんですよね。
ヒゲダンが「パラボラ」で新生活への期待を歌っていたのですが、こちらでは変わっていくものに対する不安が歌われているように感じました。
「新世界」というタイトルでありながら、誰もが感じるであろう不安な感情を歌ってみせた1曲です。