今年、活動30周年を迎えたイエモン。
約15年ぶりとなるアルバム「9999」もリリースしたりと活発な彼らですが、10月30日に新曲「DANDAN」が配信されました。
ギターサウンドのカッコよさと程よくポップさを含んだグラムロックでありながら、バンドやメンバーへの感謝を込めた歌詞が印象的な1曲です。
・DANDAN
全体的に軽快なリズムが印象的で、すごく楽しそうな雰囲気を感じられる仕上がり。
そう思わせてくれるのは、某クリスマスナンバーを意識しまくったギターフレーズの存在ではないでしょうか。
親しみやすいメロディが持つワクワクする感覚をそのまま持ってくるだけでなく、イエモンらしくカッコよく仕上げているのが実に素晴らしい。
間奏のギターソロ、賑やかさを演出するホーンサウンドも楽曲に彩りを与えています。
特に、1番の歌詞に描かれた世界観とのマッチ具合が見事。
楽しそうだけどしっかりと想いが伝えられた歌詞とメロディが上手く合っていると言いますか。
また、バンド結成30年という節目を意識した歌詞にも注目です。
90年代にヒット曲を生み出したり、活動休止や吉井和哉のソロ活動、そして再結成・・・
この30年はイエモンにとって、いろいろな出来事があったと思いますが。
それらを経てもイエモンとして活動できることへのありがたさを歌っているなと思いました。
「どんな夢も叶えるバンドができたよ」
この一言が全てを物語っていると言ってもいいくらい、バンドやメンバーへの感謝が伝わるものとなっています。
というわけで、イエモン30周年を飾るに相応しい1曲となった「DANDAN」。
某クリスマスナンバーを大胆に意識したギターフレーズにコミカルさも感じられる、彼らならではのロックナンバーとなりました。