1月に発売された「Sympa」から8月リリースの「飛行艇」まで、安定したヒットを生み出しているKing Gnu。
そんな彼らが10月11日に第三弾となる配信限定シングル「傘」を発表しました。
既にアルフォートのCMでもオンエアされてますが、スタイリッシュな楽曲とは裏腹に失恋の悲しみを忘れたい気持ちが描かれた歌詞が印象的なナンバーです。
・傘(アルフォートCMソング)
アコースティックギターによるスタイリッシュなカッティングとヒップホップ的なスクラッチ音のイントロから持っていかれる1曲。
全体的にR&Bポップスを意識した感じとなっていて、リズムが軽快でとにかく心地よい。
AメロはもちろんBメロとサビ、アウトロに至るまで徹底してオシャレさを作り出している印象。
いつも以上にしっとりした井口のボーカル、程よく威圧的な常田のボーカルによる掛け合いは少しずつ降り出す雨をイメージさせてくれます。
ツインボーカルならではの魅力がここに来てより実感できたと感じました。
また、歌詞に描かれているのは失恋した悲しみを忘れたい気持ち。
それを強くなる雨に例えて表現してるのもあって、凄く吹っ切れた感情を感じずにいられません。
ラストサビのギューンとうなるギターサウンドでそれを増幅させているのも見事。
前作「飛行艇」といい、歌詞とメロディの調和性が相変わらず素晴らしい。
リズムの良さを前面に押し出しつつ、失恋の悲しみを忘れたい気持ちがしっかりと感じられる仕上がりとなった「傘」。
程よい軽快さがかえってそれを増幅させるようになっていて、配信リリースされたKing Gnuの楽曲でも一番好きな曲となりました。