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ストレイテナー「Resplendent」 -進化を続けるストレイテナー-

テナーの進化は留まるところを知らない、それを実感させてくれるミニアルバム。

 

・感想

2011年の「STRAIGHTENER」、武道館ライブを経てリリースされた本作。
強靭なサウンドはそのままなんですが、バラエティに富んだ内容となった1枚です。

 

どの楽曲も今のテナーを体現しているのが見事でして。
テナーらしいギターロックに仕上がった「シンデレラソング」、
ベースライン、ギターの心地いいリズムとホリエの歌唱がクールな「BLACK DYED」に
エレキとシンセの生み出す浮遊感がたまらない「WISH I COULD FORGET」など・・・
それぞれ違ったアプローチになっていました。
5曲入りのミニアルバムながらも、テナーの魅力をしっかりと感じられる。

進化し続けるテナーの今がこの作品には詰まっています。

 

・以下、全曲レビュー

1.シンデレラソン
テナーらしいギターのイントロで幕を開けるロックナンバー。
曲の疾走感がアルバムの1曲目に相応しいといいますか。
ギターリフがとにかくカッコいいんですよね。
それでいて、美しさも感じさせるのがグッド。
ポップさも含んだサビ、間奏のベースとギターソロに注目してほしい。

 

2.BRILLIANT DREAMER
ゆったりとしたドラムのリズムが心地良いナンバー。
ポップよりな楽曲も好印象。
掻き鳴らされるギターのサウンドに身を委ねたくなってしまう。
シンセの優しい音色も含め、普段よりも穏やかさを感じます。

 

3.BLACK DYED
ファンキーなリズムのベースラインが印象的。
掻き鳴らされるギターと絡み合うサビは聞いていて気持ちいい。
曲全体から感じられるカッコ良さもポイントですね。
HIP HOPの要素を含んでいるなど、遊び心に満ちています。

 

4.SCARLET STARLET
歌詞、メロディから前向きな勢いを感じるエモナンバー。
どんなにボロボロになっても、歩みだけは止めたくない・・・
常に進化を続けるテナーだからこその歌詞が印象的。
個人的には「Scarket Starlet」と歌う箇所のメロディラインが好き。
ベースソロから入ってアコギ、掻き鳴らされるギターと変化する間奏にも注目。

 

5.WISH I COULD FORGET
アルバムのラストを飾るのは彼らの「静」の部分とも言える美メロバラード。
柔らかなギターの旋律が実に印象的で、非常に聞きやすく感じました。
シンセの音色が曲の雰囲気作りに一役買っているのが見事。
音像を歪ませるのみじゃなく、振り幅の広さを提示しています
そういった意味でも成長が感じられる1曲。

 

・まとめ

現状に満足せず、進化を続けるストレイテナー
5曲入りのミニアルバムでもそれを実感させてくれた本作。
個人的にはこれまでのミニアルバムで一番のお気に入りです。

本日10月8日にはニューミニアルバム「Blank Map」も発売されるとのことで、そちらも楽しみ。

Resplendent

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