40周年を迎えても精力的な活動を続けるサザンオールスターズ。
昨年に続き、今年も新曲をリリースしてくれました。
8月12日に配信された「愛はスローにちょっとずつ」は別れてもなお愛したい気持ちが歌われた、切ない感情に満ちたバラードナンバーです。
- 愛はスローにちょっとずつ
ピアノやアコースティックギターを軸としたサウンドが心に染み渡るラブバラード。
愛する人と別れたその後の感情を歌い上げた、切なくも儚い歌詞に胸が締め付けられます。
未練を引きずらないで前向きに生きたいけど、本当は君をずっと愛していたかった・・・
桑田さんの味わい深い歌唱と夏の終わりの儚さをイメージしたメロディラインで歌詞に込められた寂しさ・未練がましい感情を増幅させているように感じました。
「愛はスローにちょっとずつ 黄昏に染まるんだ」というフレーズが主人公の寂しさやもっと愛していたかったって気持ちをダイレクトに伝えてくれますね。
未だに希望の光と思い続けているあたり、まだまだ愛したかったんだろうなと。
未練がましく愛したいと思い続ける男の後悔の念を感じずにいられません。
40年目に入ったサザンならではの表現力と深さを感じる、珠玉のラブバラードがここに誕生しました。
美しいメロディのバラードも彼らの持ち味だと思っているんですが、それを再確認できた仕上がりで個人的に満足。
こういう楽曲も彼らの魅力に満ちているなと、改めて感じられた1曲です。