スピッツの3年2ヵ月ぶりとなるシングル「優しいあの子」。
爽やかなメロディとサウンドがシンプルながらも心に響いてくる1曲となりました。
澄み切った大空をイメージしたギターサウンドが爽快なロックナンバー。
スピッツらしいシンプルなメロディは聞き手に青空の情景を浮かび上がらせてくれます。
小気味いいギターとドラムが刻むリズムの心地よさもあって、極上のポップスに仕上がっている印象。
ロックバンドらしく、間奏のギターソロもエネルギッシュに聞かせてくれる。
特に、サビ終わりの「ルルル・・・」が持つ表現力が素晴らしいの一言で。
聞き手を引き込むだけでなく、大自然の力強さを感じさせる歌詞の世界観をより明確にしています。
優しいあの子にも教えたい大空の色ってこんな色なんだ、そんな風に想いを馳せたくなる1曲となりました。
2.悪役
ゴリゴリのギターサウンドが印象的な、スピッツの真骨頂とも言えるロックナンバー。
「君のためなら悪役にだってなれる」という想いを歌った歌詞がスピッツらしいラブソングになっています。
3分に満たない短さもあって、シンプルな痛快さを感じずにいられない。
まとめ
20年以上活動しているともなれば多少の変化は楽曲に表れそうなものですが、今回もいい意味でのスピッツらしさに満ちているなと感じました。
らしさを維持しながら大自然の雄大さを表現した「優しいあの子」はただただ圧倒される仕上がりです。
楽曲の雰囲気がそんなに変わっていないのも素晴らしい。
新しい時代も変わらないスピッツサウンドを聞かせてほしいところ。