勇者とお姫様の関係からそれ以上の関係に。
・感想
勇者に助けられるお姫様、その関係から一歩踏み出したユーシャとローナ姫の姿が印象的な話でした。
ユーシャに憧れるローナ姫は助けられることを求めていましたが、ユーシャ自身はそうでもないんですよね。
お姫様だからではなく、「大切な友達だから助ける」と決めていたのです。
この流れがまったりとした日常ファンタジーらしいんですけど、ユーシャもローナのことを大切だと思っているからこそ、魔王に臆することなく想いをぶつけたのでしょう。
その想いを聞いたローナ姫は自分のわがままなお願いで迷惑をかけてしまったと反省していました。
お姫様だからと勇者に助けられたい気持ちからそんな芝居を計画したけど、実際はそれ以上の関係になっていたわけで。
ユーシャが自分のことを友達だと思ってくれたのが嬉しかったんだろうなと思います。
ユーシャとローナの友情に思わずグッと来てしまいました。
・マオちゃん先生
ローナ姫の頼みとは言え、ユーシャたちのためにならないやらせを断ろうとしましたが、金の延べ棒を見て引き受けていました。
自分の中にある欲が勝ってしまったのでしょうか(^^;
それでも、ユーシャがローナ姫に対して想いを伝えられるようにしていたのが良かったなぁ。
きちんとユーシャたちの先生として務めを果たしてますね。
・まとめ
ユーシャとローナの友情に心が温まるお話でした。
勇者がお姫様を助けるという王道展開をやりながら、友情を伝える展開が日常ファンタジーのえんどろ~!らしくもありますね。