高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

大不正解/back number -完璧でなくていい、無様でもいい、自分を全力で生きろ-

僕らは完全無欠じゃないー。

完璧でなくてもいいと不完全であることを肯定した歌詞が印象的な、今を生きる人たちに対するメッセージソングです。

 

以下、全曲レビュー

 

1.大不正解

軽快なギターサウンドと打ち込みによるリズム、真っ直ぐな歌唱が熱さを感じさせる

ロックナンバー

打ち込みのリズムによって、ダンスナンバーのような熱量を含んでいるのが印象的。

「さぁ 好きに踊ろうぜ」のフレーズが物語っている通り、踊り狂えるダンスロックに仕上がっています。

程よくうねるベースラインがいい味を出しているといいますか。

楽曲の疾走感もあって吹っ切れた、どうにでもなれという勢いに満ちています。

 

その勢いは人間の生き様を描いた歌詞からも感じることが出来ました。

人間というのは完全無欠ではないんですよね。

それぞれに考えがある以上、全てを愛したりするのは不可能なわけで。

都合に合わせて行動してしまうことも当然のようにあります。

人として生まれた以上はそれから逃げることは出来ません。

完全無欠ではない、無様でもいいからありのままを全力で生きてみよう・・・

そんなメッセージが力強い楽曲のリズムと共に伝わってくる1曲。

 

2.強化書

ゆったりとしたギターサウンドが心地よさを感じさせる1曲。

ピアノの音色がオシャレな雰囲気を演出しています。

日常的な情景を織り込んだ歌詞も馴染みやすい印象。

シンプルだけど、バクナンらしいラブソング。

 

3.ロンリネス

重苦しさを含んだギターサウンドがどこか攻撃的に感じるロックナンバー

神様へのインタビューに例えて現代社会を風刺した歌詞も印象的。

この曲も「人間」について歌っているように感じますが、こちらは多数派に流されやすい悪い意味での人間らしさを描いているのが何とも。

 

まとめ

今までとは違うアプローチで切り込んだ歌詞が目立つ今回のシングル。

バクナンと言えばラブソングが印象的ですが、個人的には「大不正解」や「ロンリネス」のような路線も悪くはないなと。

J-POPど真ん中を感じさせるバンドとして、今後も聞いていきたいところ。


back number -「大不正解」Music Video (映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』主題歌)

 

大不正解(初回限定盤)(DVD付)

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