決意も感じさせる、今のアジカンが感じられる2曲。
1.荒野を歩け
轟音ギターサウンドが炸裂したロックナンバー。
エモーショナルさと軽快なメロディ、分厚い音像のドラム・・・
アジカンの良さを凝縮した1曲に仕上がっているのが印象的。
歌をなぞるギターフレーズやサビで勢いを増すドラムもたまらない。
特に、硬派さを感じさせる間奏のギターの演奏は圧巻の一言。
ポップでありながらも、しっかり聞かせてくれます。
何より、曲の持つ駆け抜けていく爽快感が歌詞とマッチしていて見事。
迷いながらでもいいから進んでいこう―。
どこまでも行こうとする決意が伝わってきます。
今のアジカンだからこそ歌える、力強さに満ちた1曲と言えるでしょう。
2.お祭りのあと
イントロをはじめ、ところどころで聞かせる渋めのギターフレーズが印象的。
祭りらしい和の雰囲気を感じさせてくれる仕上がりに。
喜多健介のボーカル曲らしからぬ硬派なサウンドは聞きごたえがあります。
ガツンと攻めてくるギターサウンドとうねるベースラインにも注目。
お祭りのあとと言うより、まさにお祭りって感じの1曲。
賑やかだから終わった後は切なくなってしまうのでしょう・・・
まとめ
エモーショナルで軽快なパワーポップを展開した「荒野を歩け」。
硬派なギターサウンドに引き込まれる「お祭りのあと」。
二曲ともアジカンらしい魅力を感じさせる仕上がりでした。
最近の硬派なロック路線とパワーポップの良さ。
それを上手く融合させた、今のアジカンサウンドがここにあります。