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宇宙への行き方

音楽のある生活っていい。

Champagne「Schwarzenegger」 -伝えたいメッセージが明確になった、全力投球のロックアルバム-

CDレビュー
バンドが全力で想いをぶつけた彼らの最高傑作。

全体的な感想

[Champagne]の3rdアルバムとなる「Schwarzenegger」。
前作よりもさらに力強さとキレを増した楽曲が揃っていました。

UKロックをベースとしたサウンドは変わらないものの、より研ぎ澄まされています。
ライブで盛り上がること必至のロックナンバーやしっとりと聞かせるバラード・・・
サウンドの幅も広がっているように感じ、ソングライティング力の向上も伺えました。
バンドアンサンブルも強靭かつポップになっていて、聞き応えがあります。
尖ったギターリフ、うねるベース、力強いドラムのビート。
全ての音がしっかりと響いてくるのです。
生半可な作品にはしたくないという彼らの想いを再び感じられました。
「一緒に歌ってくれ
世界のどんなバンドよりも
俺達のことを愛してくれ」
(from Pa Pa Pa Pa Pa)
こんな歌詞を書けるのも、相当の自信があるからなんでしょうね。
常に全力の[Champagne]らしさが炸裂した13曲が揃っているアルバムです。

特に、今作はバラードナンバーの良さが冴えわたっています。
シンプルながらも、アコギとエレキギターが美しい旋律を織り成す「spy」やUKロックテイストを取り入れたドラムのリズムが印象的な「12/26以降の年末ソング」など、より進化を遂げていました。
今の彼らが持つ勢いはロックナンバーのみに留まらず、バラードにも反映されているのです。

もちろん、ロックナンバーも負けていません。
特に、リード曲「Waitress,Waitress!」は彼らの新たなスタンダードとなりそうです。
ラテンフレーバーを取り入れたギターリフとドラムのリズムがとにかくカッコいい仕上がり。
間奏におけるジャズっぽい展開も印象的で、新しい彼らを感じられる1曲となっています。
語りが入っていたのも遊び心を感じさせる。

歌詞に関しても変化を感じることが出来ます。
「言え」で言いたいことを言っていくと決意したのか、遠慮なく想いをぶつけているように感じました。
その中でも「Pa Pa Pa Pa Pa」はバンドの伝えたいメッセージがそのまま伝わって来ます。
自らの欲望と口ばかりで何もしない奴らへの怒りを攻撃的なメロディに乗せて歌う。
痛快でありながら、衝動的な勢いに満ちた曲と言えるでしょう。

まとめ

またも前作を超えてしまった[Champagne]のアルバム。
歌詞も含め、彼らの想いと勢いを感じられる1枚に仕上がっています。
アルバムとしての完成度も前作以上と断言できる、彼らの最高傑作。

Schwarzenegger *通常盤CDのみ

Schwarzenegger *通常盤CDのみ