高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

HELLO/Official髭男dism -君と一緒ならこれからの人生も歩んでいける-

今年も精力的に音源を発表しているヒゲダン。

めざましテレビのテーマソングで8月発売のEPの表題曲にもなっている「HELLO」が先行配信されました。

ヒゲダンらしいグルーヴも残しながらキャッチーで馴染みやすいメロディが希望を感じさせる、非常に前向きなポップナンバーです。

 

希望を感じさせるシンセサウンドとドラム・ベースのグルーヴ感が力強いポップナンバー。

「HELLO」の歌い出しから始まるサビは非常に前向きな感情に溢れている印象。

小気味いいギターリフやドラムが織りなす軽快で爽やかなメロディも聞いているだけで背中を押してくれます。

程よいポップさが絶妙で何回も聞きたくなってしまいます。

ギターリフの雰囲気から感じる90年代J-POPにもあるようなキャッチーさもポイントでしょうか。

 

特に、ドラムの力強いリズムが持つ表現力は圧巻の一言。

これから始まる新たな日々の希望に向かって一歩ずつ踏み出すような足取りそのものと言える仕上がりで。

伸びやかなシンセやギターサウンドと相まって、決して立ち止まらないという強い意志を感じずにいられません。

「君とならこれからの人生も歩いて行ける」と歌った歌詞も含め、本当に希望に満ちた1曲だなと感じました。

 

今年に入ってから安定した良曲を作り続けるヒゲダン。

8月発売のEPより先行配信された「HELLO」も勢いがある彼らだからこその前向きさを改めて実感させてくれました。

収録されている曲のうち既に3曲は聞いてしまいましたが、残る4曲目も期待出来そうな予感がします。

 

HELLO, a song by Official HIGE DANdism on Spotify

one stroke/高橋優 -大人になってもワクワクした気持ちで-

メジャーデビューから10年間所属したアミューズを離れる決意をした高橋優さん。

2018年のアルバムから1年以上リリースがなかったので何かあったのではと心配していましたが、今日から配信された新曲「one stroke」を聞いてその不安は吹っ飛んでしまいました。

爽やかなメロディとサウンドが彼の新たな出発を予感させる、希望に満ちたポップナンバーです。

 

  • one stroke

アミューズを離れて独立した高橋優の前向きさを感じさせる、爽やかなメロディが印象的なポップナンバー。

ストリングスの彩り豊かな音色と軽やかなバンドサウンドはこれから新しい日々が始まるんだという希望に満ちているかのよう。

今までの曲だとメッセージの強さを引き出させる力強さがあったんですけど、今回はそれを抑えめにして多幸感を感じさせる仕上がりとなっています。

歌詞の雰囲気といい、聞いているだけで優しい気持ちにさせてくれるんですよ。

蔦谷好位置プロデュースということで普段よりもキャッチーさが前面に押し出されているのもあるんでしょうか。

 

また、大人になってもワクワクする気持ちを忘れずにと歌った歌詞も心に響きます。

新しい一歩を踏み出したりする時は不安になったりするものなんですけど、そんな時こそ今を楽しむ気持ちになってみると意外と何とかなるんですよね。

アミューズから独立した高橋優さんが抱く感情そのものと言いますか、しっかりと聞き手に伝わってきます。

リアルな感情を歌っている点では今も変わらない魅力があるんだなと感じました。

 

爽やかなメロディ・サウンドがいい意味で今の高橋優を表現していると感じた「one stroke」。

10月に発売されるアルバムも新たな表情を見せてくれそうで楽しみです。

one stroke, a song by Yu Takahashi on Spotify

たぶん/YOASOBI -別れの朝は「たぶん」切ない-

切なさが漂うオシャレ系ポップとなったYOASOBIの新曲「たぶん」。

ゆったりとしたメロディは心地よさも兼ね備えていて、切ないのに何度も聞きたくなる魅力があります。

 

  •  たぶん

彼ららしい軽やかなピアノサウンドはそのままに、オシャレさを感じさせるゆったりしたメロディに引き込まれるミディアムナンバー。

オシャレ系POPのテイストと言いますか、今までにない大人っぽさが漂っている印象でボカロ系サウンドの雰囲気をいい意味で消しているのが素晴らしい。

R&Bを意識した打ち込みトラックのリズムとメロディの優しさ、愁いを帯びたikuraの歌唱から伝わる切なさは彼らの新しい魅力を存分に感じさせてくれます。

朝の日差しをイメージさせるサウンドもあって、切ない曲なのに身を委ねたくなるほどの心地よさもあるのが素晴らしい。

 

歌詞はある二人が別れると決めた朝の情景が描かれています。

お互いに好きだと思っていたけど、少しずつ考え方とかが変わってしまい・・・

本当は私たち合わないんじゃないかって気が付いた時、心の中にぽっかりと穴が空いてしまったような虚しさが込み上げてくると思うんですよね。

その後に訪れる切ない感情はとても計り知れないものなんじゃないかなと。

ゆったりしたメロディと歌詞が上手くマッチしていてそれを見事に表現していると感じました。

 

4曲目となる彼らの「たぶん」。

今までのアップナンバーとは違い、切なさとオシャレさの同居するミドルナンバーで新境地を感じさせてくれました。

よりJ-POP寄りのアレンジになったのは個人的に好印象ですね。

アルバムも出るなら聞いてみたいなと。

たぶん, a song by YOASOBI on Spotify

たぶん

たぶん

  • YOASOBI
  • J-Pop
  • ¥255
 

Carol/須田景凪 -この幸せを忘れてはいけない-

シンセサウンドの浮遊感で優しさと暖かさを表現した須田景凪さんの新曲「Carol」。

暗い部屋をほんのりと照らす蝋燭の炎にも似た優しさを感じさせてくれる1曲です。

 

シンプルだけど優しいメロディが心に響く一曲。

ピアノの繊細な音色と打ち込みによるゆったりめのリズムは聞いていると穏やかな気分になれます。

シンセサウンドの浮遊感を上手く取り入れたことで、楽曲に暖かさがプラスされているのが素晴らしい。

特にサビのメロディが秀逸で、王道J-POPに近いものを感じさせてくれる仕上がり。

須田景凪さんの繊細さと力強さを兼ね備えた歌唱もあって、優しさに満ちている印象を受けます。

 

この優しさは歌詞からも感じられました。

物心ついた頃から感じた幸せに対する想いを素直な言葉で綴っているので、曲全体が優しさに溢れているんです。

サウンド・メロディとの相乗効果でそれを増幅させているのが見事。

 

曲をリリースするたびに様々なアプローチで聞き手の心を掴んでくれる須田景凪さん。

今回の「Carol」もそこは変わってないなと感じました。

曲の持つ優しさは心が荒みやすい時代だからこそ触れてほしいですね。

みんなのうた」に選ばれるのも納得の完成度です。

Carol, a song by 須田景凪 on Spotify

Carol

Carol

  • 須田景凪
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

MIU404 4話「ミリオンダラー・ガール」 -わずかに残された青池の良心-

志摩さんと伊吹、過去に何かあったような予感・・・

 

  • 感想

マネーロンダリングで不正に金を得た青池にスポットが当たった話。

その結果、ヤクザから命を狙われるなど堕ちるところまで堕ちてしまいました。

どんなに汚い金だろうと自分で得たんだからどう使おうが勝手、そんな考えを持つほどになったんです。

世の中の格差に理不尽さを感じながらも、堕ちることしか出来なかったんですよね・・・

今回の話はそういう世の中の現状も交えて描いていたのが印象的でした。

 

どうしようもないほどに堕ちた青池ですが、彼女にも人としての良心は残っていたようで。

海外で苦しむ少女たちを救うために募金を決意しました。

「どんなに汚い金だろうと自分で得たんだからどう使おうと勝手」という考えは変わっていないんでしょうけど、最後くらいは世の中の役に立ちたいって想いがあったんだろうなぁと。

事件が解決するまでに様々な伏線がありましたが、それを上手く回収してこの結末に持ってきたのがお見事と言うべきか。

野木脚本の凄さを今になって実感しています。

 

  • 志摩さんと伊吹

拳銃を持った犯人に脅された志摩さんですが、冷静さを保っていました。

銃口を手で塞ぐあたり、かなり余裕があったのでしょうね。

この冷静さが志摩さんらしいと言えばらしいんだけど、犯人を挑発しているようにも感じられて。

実際、伊吹は犯人を蹴飛ばした直後に「舐めてんじゃねぇぞ」と志摩さんに詰め寄っていました。

伊吹としては自分の命を危険に晒す行為はしてほしくないって気持ちだったと思います。

合ってないように見えるんだけど本当は息が合ってるんじゃないか、改めてそう感じました。

 

  • まとめ

堕ちるところまで堕ちた青池ですが、「自分で得た金をどう使おうと勝手」という考えはそのままに募金を決意したのが印象的でしたね。

銃撃された時点で自分の死を予感していたからこそ、最後くらいは「いい人」としていたかったんだろうなぁ。

世の中に絶望しようとも人としての心は捨てたくない、青池の良心を感じられる話だったなと思います。

2020年上半期ベストソング20選

コロナの影響を受けた上半期、皆さんはどう過ごされましたか?

私も仕事が暇になり、今までにない状況を前にいろいろ考えさせられました。

生活面や仕事における心構えなど、自分も変わっていかなければと感じています。

今は少しずつ元に戻りつつあるものの、出来ることを一つ一つこなしていきたいところ。

改めて仕事が出来ることのありがたさを大切にしたいものです。

 

それはさておき、2020年上半期ベストソングがようやく決定。

例年通り20曲を選んでますが、今回から順位はつけないことにしました。

順位を決めることで曲の優劣を数値化してるような気がして。

曲に対するコメントを書く上でもシンプルに楽しみながら書きたいと感じ、あえて順位はつけないようにしようかなと。

 

というわけで、2020年上半期ベストソングは以下の20曲となりました。

 

2020年上半期ベストソング20選

希望と不安が入り混じるであろう新生活。

これから新しい生活を送る人たちに寄り添った歌詞が背中を押してくれるポップナンバー。

すごくポップなメロディなんだけど、ヒゲダンらしいグルーヴ感はそのままになっている印象。

それ以上にキラキラしたサウンドとサビの爽やかさにいい意味で引き込まれました。

何と言っても、シンセサウンドの伸びやかさが圧巻の一言で。

これほどまでに新生活への希望を表現した曲があったんだろうかって思うほど。

00年代J-POPの雰囲気を感じさせているのも個人的にツボで、上半期にもっとも聞いた曲となりました。

 

  • 優しさ/藤井風

ピアノの奏でる優しいメロディとゆったりしたリズムがオシャレさを感じさせるミディアムバラード。
サビのメロディはシンプルなんだけど、おかげでタイトルの優しさをそのまま表現している印象。
1番のサビが終わった後で2番をカットしてそのままCメロに入る展開も斬新。

ラストサビの転調でインパクトを与える構成といい、藤井風さんの才能を実感せずにいられません。

これからの活動が大いに楽しみなアーティストです。

 

エモーショナルなギターサウンドと井口・常田の掛け合いが熱さを感じさせるパンクナンバー。
Aメロからサビの駆け抜けていくメロディは聞いていて爽快な仕上がり。
目まぐるしく転調しながらも違和感を感じさせないのもポイント。
「他の誰かにはなれやしないから自分らしく」のメッセージを込めた歌詞のようながむしゃらさが伝わってくるラストの展開も圧巻です。
 

儚さと美しさが印象的なサウンドにテナーらしさを感じるロックナンバー。
間奏における幻想的なシンセサウンドで持ち味のファンタジーさを演出している印象。

サビの壮大さなメロディもポイントで、単に激情的なサウンドだけがテナーじゃないってのを改めて実感しました。

「きみがきみらしく生きることが大切」と歌った歌詞も心に響く。

歌う内容もいい意味で変化しているので、これからの活動も楽しみ。

 

打ち込みによるトラックのリズム、源さんの軽やかなラップが聞いていて心地よい一曲。
無機質な打ち込みサウンド主体なんだけど、ゆったりしたメロディから感じる暖かさは星野源さんの楽曲らしい魅力があります。

別のベクトルから優しい気持ちにさせてくれる曲を作り上げたのが素晴らしいですね。

お互いに譲り合うことの大切さを伝えてくれる歌詞も印象的。

元々は知らない者同士だった二人が一緒に暮らす以上、どちらかが折れることも必要だってことでしょう。

 

アコースティックギターとバンドサウンドのシンプルなサウンドがたまらないミドルナンバー。
メロディの美しさはここ最近のスピッツの曲で圧倒的な仕上がり。

伸びやかで透明感に満ちたマサムネの歌声・歌唱も健在。

スピッツという感じのアレンジになっているんだけど、これが曲の魅力を増幅させている印象。
短い曲でありながら、ひねくれた歌詞でらしさを忘れていないのもポイント。

 

  • BORDERLESS/雨のパレード

自分が今まで選んだ道は間違いじゃないから自信を持ってー。

そんな風に聞き手を肯定してくれる歌詞と一歩ずつ進みだすような足取りのメロディが印象的なポップナンバー。

打ち込みによるビートで楽曲の前向きさを増幅させている印象です。

特に、サビのアンセム感は思わずシンガロングしたくなるほど。

 

初期のチキチキサウンドが宇多田らしいR&Bナンバー。

あの頃と変わらないスタイリッシュさはそのままに、今の時代に沿ったアレンジでしっかり最新ナンバーとして聞かせているのが見事。

過去の失恋を題材にしながらも、前向きさを感じさせる歌詞にも注目。

ただの恋愛ソングで終わらせず、何らかのメッセージを入れているのは個人的にいいですね。 

 

レトロだけど夏らしい爽やかなサウンドが心地よいポップナンバー。
ゆったりとしたメロディなんだけど、リズム隊による軽快なリズムのおかげで初夏の陽気と涼しい風を感じずにいられません。
何より、ギターのリフが小気味よいリズムを刻んでいてそれが曲の心地よさに繋がっている印象。
すごく耳触りのいいサウンドはサイダーのような爽快感があり、タイトルのイメージそのまま。
また、「ありのままでいい」と肯定してくれる歌詞も背中を押してくれました。

 

  • It's Time/SPiCYSOL

爽やかなシンセとホーンによるイントロが開放感を感じさせるポップナンバー。
重厚だけど軽やかにリズムを刻むドラム、サビの伸びやかなメロディは抜群の心地良さに満ちています。

どこか感じさせる懐かしさもポイントと言いますか。

初夏の陽気と涼しい風を楽曲で表現した、これからの夏に聞きたい1曲。

 

  • パプリカ/米津玄師
ノスタルジーな雰囲気を感じさせるメロディと浮遊感に満ちたサウンドアレンジが秀逸なポップナンバー。

ダブステップ調のトラック、Cメロの盆踊り的メロディラインに民謡を意識した米津玄師の歌唱と様々なジャンルを取り入れて自分のものとしているのはさすが。
最新音楽と古き良き日本の音楽を絶妙に融合させ、「米津玄師のパプリカ」として生まれ変わったのが見事。
笛の音やサビ前に入ってくるドラムのタイミングなど、米津さんらしいセンスも散りばめられている印象。
楽曲から伝わる「ご先祖様を大切に」ってメッセージも心に響きました。

 

  • あなたがいることで/Uru

暖かさを感じさせるピアノサウンド、透明感たっぷりなUruのボーカルが優しさに満ちたバラードナンバー。
小林武史プロデュースだけあってサビのストリングスは壮大さを感じさせてくれるんですが、Uruの存在感ある歌声とシンプルでゆったりとしたメロディのおかげであくまでも「Uruが歌う王道バラード」になっています。
「あなたがいるだけで強くなれる」と歌った歌詞も含め、全体的に心が暖かくなる1曲となりました。

 

  • Guys/THE 1975

UKロックならではのノスタルジーなメロディがシンプルに美しいミドルナンバー。
それを引き立てるシンセサウンドや繊細なギターサウンドは心に響きます。

バンドメンバーと出会えて良かったという感謝の気持ちや日本に対する想いを綴った歌詞も印象的。

日本を好きでいてくれるんだと感じられ、より好きなバンドとなりました。

 

海中で浮遊するクラゲをイメージしたシンセサウンドが幻想的なエレクトロポップ。

全体的にゆったりしたリズムになっていて、身を委ねて聞きたくなるほどの心地よさがあります。

泡が沸き上がる音の使い方も絶妙で、圧倒的な世界観を表現しているのが見事。

クラゲのような少女に恋をした気持ちが歌われた歌詞の儚さも印象的。

 

アコースティックギターの素朴なサウンドを前面に押し出したラブバラード。
途中で加わるハーモニカがいいアクセントになっていて、メロディの素朴さをより感じられるものとなっています。

いつもより優しく歌い上げるあいみょんの歌唱も印象的。

真っ直ぐな気持ちで誰かに恋をする気持ちが歌われた歌詞の想いを引き立ててくれます。

 

  • Philosophy(18祭Mix)/[ALEXANDROS]
君は君でしかないからー。
そんな力強いメッセージを真っ直ぐな歌唱で伝えるロックバラード。
サビで掻き鳴らされるギターサウンドとベース・ドラムのリズム隊による強靭なグルーヴは力強さと壮大さを兼ね備えている印象。
UKロックの空気を感じさせながらキャッチーさも忘れていないメロディもグッド。

 

  • Alba/須田景凪

浮遊感に満ちたサウンドと軽快なリズムの心地よさが印象的なポップナンバー。

キャッチーな曲なんだけど、どこか切なさも漂ってくると言いますか。
シンセサウンドの浮遊感が何とも言えない儚さを聞き手に伝えてくれます。

大切な恋人との別れを歌った歌詞と感情を込めて歌う須田景凪の歌唱もあって、曲の世界に入り浸ってしまいました。

 

  • 思想犯/ヨルシカ

エモーショナルで爽快なギターサウンドが印象的なロックナンバー。

爽やかさが前面に押し出されているんだけど、退廃的な世界観を描いた歌詞もあって何とも言えないギャップが生まれています。
特に、suisの低音ボイスによる歌唱の表現力は見事。

疾走感に溢れるメロディと相まって、孤独を原動力に詩を書き続ける主人公の感情を上手く伝えてくれます。
主人公のやり場のない感情が痛いほど感じられる1曲。

 

新しいミスチルサウンドを予感させるストリングスのイントロからワクワクせずにいられないポップナンバー。

Aメロに入ってから聞かせる小気味いいアコギの旋律、サビに向けて少しずつテンポアップしていくメロディは確実に聞き手を引き込んでくれます。
全体的に軽快なメロディを強調しており、自由で活き活きとしたサウンドになっているのが素晴らしい。

ストリングスアレンジや間奏のゴスペル要素など、小林武史から離れたミスチルの今を堪能出来る1曲と言えます。

 

夏らしい太陽の日差しと青空をそのまま表現したサウンドが爽快なポップナンバー。
懐かしい雰囲気を感じさせるギターサウンドは爽やかで、王道のサマーチューンと言った仕上がり。
「まだ見たことのない世界を恐れずに楽しもう」と歌った歌詞も印象的。
夏の青空のような希望を感じさせてくれました。

 

まとめ

というわけで、個人的な2020年上半期ベストソング20選でした。

コロナウイルス流行による世の中の変化もあって、昨年以上に前向きなメッセージを感じさせる曲を好んで聞いていたように感じます。

こればかりはどうしようもなく、暗い気持ちになっても仕方がないわけで。

今の自分に出来ることをやりながら生きていくしかないんですよね。

だからこそ、ポジティブな歌詞が心に響きやすかったのかなと。

 

既に下半期に入っていますが、2020年後半もコロナに気を付けながらいい曲と出会いたいものです。

MIU404 3話「分岐点」 -どんな事情があっても、やってはいけないことがある-

1話完結モノかと思いきや、クスリの売人登場は次回以降に繋がりそうな伏線ですね・・・

 

・感想

陸上部が廃止になったことによるやり場のない感情から、いたずらで気を紛らわそうとした中学生たちによる虚偽通報がテーマとなった3話。

通報を受けて公衆電話に来た伊吹を挑発し、競争に勝つことで自分たちの走りが凄いってのをアピールしていたんでしょうね。

陸上部を廃止したことは間違いだったと学校に気づかせたいのと同時に、自分たちの意見を聞かずに断行した教師たちに対する反抗心の表れでもあったんだろうなぁ。

 

ただ、どんなに学校の決定に納得が行かなくても虚偽通報など、迷惑行為は絶対にしてはならないんですよね。

中学生本人たちには虚偽通報をすることで単に周りを困らせたいという軽い気持ちがあったんでしょうけど、それが招いたのは本当の緊急事態が発生した時も嘘の通報だと思われてしまう結末で。

通報者役の生徒が一人でいる時にわいせつ犯が近づいてきて誘拐されてしまうんですが、これも嘘だろうと警察から思われてしまいました。

嘘か本当かわからない通報を続けたことで、警察も混乱してしまったんです。

通報があれば被害を抑えるために捜査するのが警察の仕事なんだけど、自分たちが楽しむためだけに迷惑をかけ続けた結果、必要な時に助けてもらえない・・・

世の中には絶対にやってはいけないことがある、そんなメッセージをこの3話で伝えたいのではないでしょうか。

 

・クスリの売人・・・?

ラストに登場した菅田将暉演じるクスリの売人。

陸上部のリーダーと接触したみたいですが、その時の笑顔が狂気を感じさせるものでした。

親しげな関西弁で接してくるんだけど、見るからに関わったらいけない人物的な雰囲気が漂っていて。

この先、ストーリーにどう関わってくるのか気になります。

 

・挑発に乗る伊吹

虚偽通報があった公衆電話に駆け付けた時、中学生たちとの競争に挑んでいました。

野生のバカだから単に舐められたくない気持ちがあったと思いますが、それ以上に虚偽通報をするくらいなら他へそのエネルギーを使ってほしい想いもあったんでしょうね。

それにしても、負けた時の悔しがりっぷりが野生のバカと言われるに相応しいと言いますか。

 

・わいせつ犯との取っ組みあい

刑事ドラマらしく、わいせつ犯との取っ組みあいも描かれました。

スタンガンで攻撃してくる相手に伊吹も苦戦していたものの、志摩さんの冷静さで捕らえ

るシーンはお見事です。

それにしても、志摩さんと伊吹は仲良くプールに落下するほどの関係なんですね。

合ってないようで合ってるコンビじゃないでしょうか、この二人。

 

・まとめ

クスリの売人登場で大きく物語が動きそうな予感がする3話でした。

これ以降も事件が起こると思いますが、一筋縄ではいかないように感じるのは私だけでしょうか。

志摩さんと伊吹はどんなコンビネーションを我々に見せてくれるのか。

今後の展開も楽しみ。