高知の片隅でひっそりとJ-POPを語る

高知から音楽(J-POPメイン) やアニメなど、好きなものへの愛を語っていきます。

AS ONE/UVERWorld ‐この状況がどうなるのか、それは自分たち次第-

楽曲はもちろん、ライブパフォーマンスの熱さで多くの人を魅了し続けるUVERWorld

ここ最近は楽曲の熱量が増しているのですが、3月4日発売の「AS ONE」もそれを実感するロックナンバーでした。

歌詞の鋭さも含め、聞き手にメッセージを投げかけています。

 

・AS ONE(映画「仮面病棟」主題歌)

デジタルサウンドとロックサウンドがいい感じに融合したウーバーらしいナンバー。

コーラスから溢れる熱さ、TAKUYA∞の真っ直ぐなボーカルと楽曲の持つ圧倒的な熱量が印象的。

重厚なギターサウンドとドラムの存在感もあって、壮大さを感じさせる仕上がりになっています。

バックで鳴り響く流れるような勢いを持ったシンセサウンドは程よい疾走感を与えており、サビや間奏のインパクトを高めているように思いました。

そのせいか、すごく引き込まれてしまうんですよ。

ここ最近は新曲がリリースされる度に熱さを増しているようですが、今回もそれを感じずにはいられません。

 

それをより実感させるのが歌詞のメッセージ性でしょうか。

陰と陽、虚と実、善と悪は人間から生まれるものだと歌った歌詞になっているんですが、皮肉にも今の状況と重なるものがあるように思います。

新型コロナウイルス流行でマスクなどが買い占められたりと世の中が混乱している状況、それを加速させるも防ぐのも結局は自分たち次第で。

今取るべき行動は何か、一人一人が考えていかなければならないのではないでしょうか。

TAKUYA∞らしい鋭さの歌詞を通じて「正しい行動をしていこう」と問いかけられてるような、そんな1曲だと思います。

 

AS ONE(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

AS ONE(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

  • アーティスト:UVERworld
  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: CD
 

Mr.Children「Birthday/君と重ねたモノローグ」 -新たなミスチルサウンドの幕開け-

CDシングルとしては2017年7月の「himawari」以来となるミスチルのニューシングル「Birthday/君と重ねたモノローグ」。

変わらない良さと新たな魅力を同時に感じられる、ミスチルの新章に相応しい2曲となっています。

 

1.Birthday(映画「ドラえもん のび太の新恐竜」主題歌)

新しいミスチルサウンドの到来を予感させるイントロのストリングス、Aメロに入ってから聞かせる小気味いいアコギの旋律、サビに向けて少しずつテンポアップしていくメロディ・・・

今までのミスチルと変わらないサウンドに感じつつも、どこか生まれ変わったような印象を受ける仕上がりがいい意味で新鮮なポップナンバー。

全体的に軽快なメロディを強調していて、開放感と高揚感に満ちているのがポイント。

サビにおけるストリングスの導入は小林武史プロデュース時代にもあったものの、より自由度を増したアレンジとなっていて楽曲のテンポを増幅させています。

 

特に、間奏のコーラスの持つゴスペル的要素が感じさせる壮大さは圧巻。

ドラムの刻む力強いリズムやストリングスの美しさもあって、あっという間に引き込まれてしまいました。

ラストに向けて少しだけ加速する展開、自分や誰かの誕生日が来るたびにそれを讃えたい気持ちを歌った歌詞も含めて希望に満ちた1曲ではないでしょうか。

 

2.君と重ねたモノローグ

穏やかに紡がれるギターの音色と一音一音をしっかりと刻む力強いドラム、バックで優しく奏でられるストリングスが美しいバラードナンバー。

こちらも変わらないミスチルらしさを維持しながら、暖かな質感のサウンドに今までとは違うものを感じられます。

ギターやドラム、ベースまで一つ一つの音が温もりを持っていて、それが桜井さんの優しさ溢れる歌唱を引き立てているなと。

 

また、クラシカルなアレンジのアウトロも聞き所。

7分32秒にも及ぶ楽曲でありながら、非常に凝っていて聞き手を最後まで離さない構成になっているのが見事。

ラスト2分だけで1種のインストゥルメンタルを聞いているかのような錯覚を味わうことが出来ます。

セルフプロデュースになったからこそ、自由に音楽を作って奏でているのが伺えました。

 

まとめ

一聴すると今までのミスチルと変わらないように思うんですが。

それでも、新鮮さを感じられる仕上がりとなっていることに驚きですね。

バラードと見せかけてアウトロで度肝を抜く「君と重ねたモノローグ」はまさにミスチルの新たな一面と言えるのでは。

そのうち発売されるアルバムにも期待が出来そうです。

Birthday / 君と重ねたモノローグ by Mr.Children on Spotify

Birthday/君と重ねたモノローグ

Birthday/君と重ねたモノローグ

  • アーティスト:Mr.Children
  • 発売日: 2020/03/04
  • メディア: CD

2020年2月ベストソング5選

令和最初の2月ですが、あっという間に過ぎ去った印象です。

新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが中止になったり、学校も春休みまで休校になるなど異例の事態になっていることもあるのでしょうか。

風邪予防の基本である手洗い・うがいはもちろん、バランスの良い食事と睡眠を気にして健康に暮らしたいものですね。

 

それはさておき、2020年2月のベストソングが決まりました。

先月に続いて良曲が多かったのですが、今月はJ-POP・洋楽・声優アーティストの楽曲がバランスよく揃った印象で。

意外と女性ボーカルの楽曲にハマった月でもあるなと感じます。

では、2020年2月のベストソングをどうぞ。

 

2020年2月ベストソング5選

アイドルポップを彷彿とさせるキラキラ感のイントロが耳から離れないポップナンバー。

Aメロからサビにかけて聞かせるヒゲダンらしいグルーヴ、エレクトロ寄りの攻めたアレンジはバンドの勢いをそのまま感じさせてくれる仕上がり。

メロディの良さをそのまま維持しつつ、攻めの姿勢も忘れていないのが素晴らしい。

二番目のBメロにおけるゴスペル感たっぷりのコーラスも含め、聞き所が満載です。

大切な人への愛をテーマにした歌詞と軽快なピアノフレーズも相まって、心暖まるラブソングとなりました。

I LOVE..., a song by Official HIGE DANdism on Spotify

 

明日をどう生きるかー。

シンプルな言葉でそう問いかけてくる歌詞が突き刺さる、あいみょんらしさに満ちたポップソング。

ギターサウンドの力強さ、ストリングスの美しさを押し出したメロディはすっと入り込んでくる良さがあります。

王道J-POPを意識しているからこそ、シンプルにメロディの良さを感じられました。

アウトロで静かにフェードアウトする展開も90年代風味があって個人的に引き込まれますね。

さよならの今日に, a song by Aimyon on Spotify

 

  • パプリカ/米津玄師

浮遊感たっぷりのサウンドでありながらノスタルジーな雰囲気のアレンジにより生まれ変わった1曲。

ダブステップ調のトラック、Cメロの盆踊り的メロディライン、民謡を意識した米津玄師の歌唱・・・

最新ミュージックと古き良き日本の音楽が絶妙に融合し、特有の世界観を生み出しているのが見事。

笛の音やサビ前に入ってくるドラムの音使いなど、米津さんらしいセンスも散りばめられている印象です。

楽曲から伝わる「ご先祖様を大切に」ってメッセージも心に響きました。

https://youtu.be/s582L3gujnw

 

  • あなたがいることで/Uru

優しくて暖かみのあるピアノサウンド、透明感たっぷりなUruのボーカルが印象的なバラードナンバー。

小林武史プロデュースというだけあって、サビのストリングスは壮大さを感じさせる仕上がり。

しかし、Uruの存在感に満ちた歌声とシンプルでゆったりとしたメロディのおかげか、あくまでも「Uruらしいバラード」になっています。

「あなたがいるだけで強くなれる」と歌った歌詞も含め、全体的に心が暖かくなる1曲と言えるでしょう。

あなたがいることで, a song by Uru on Spotify

 

  • No Time To Die/Billie Eillsh

ダウナーな雰囲気を感じさせるビリーの歌唱、少しずつ壮大さを増していく楽曲展開が圧巻の一曲。

間奏で聞かせるオーケストラの盛り上がりや感情を増して力強くなるビリーの歌唱は必聴。

ところどころ007をイメージしたメロディとなっている点に思わずグッと来ました。
シリアスな雰囲気を残して静かに終わりを迎えるアウトロも印象的。

No Time To Die, a song by Billie Eilish on Spotify

 

次点曲

爽快感のあるギターサウンドとクールな歌唱がカッコいいロックナンバー。

低めの声質を活かしている印象で、自然体の歌を楽しめる仕上がり。

「私が私でいるために明日へと繋ぎたい」と歌った歌詞、伸びやかな歌声も相まって全体的にポジティブな1曲となりました。

アーティスト・鬼頭明里のクールさを実感できるのではないかと思います。

Desire Again, a song by 鬼頭明里 on Spotify

 

大切な人に対する愛情を歌った歌詞とピアノサウンドの美しさが心に響くバラードナンバー。

水瀬いのりさんの繊細な歌唱、王道J-POPと言えるピアノによるメロディは歌詞の想いをそのまま伝えてくれました。

優しさに満ちた曲となっている点も特徴で、聞いていると暖かい気持ちになれます。 

大人っぽい雰囲気もあって、水瀬いのりさんの新たな魅力を感じられる1曲。

ココロソマリ, a song by Inori Minase on Spotify

 

ファミコンサウンドをイメージしたシンセサウンドを取り入れたイントロ、リズミカルなグルーヴがクセになるポップナンバー。

ceroのポップミュージックらしい暖かみとエレクトロサウンドの浮遊感を絶妙に融合させ、何とも言えない心地よさが生まれています。

気だるげなボーカルと相まって何回も聞きたくなる、そんな中毒性がある1曲。

Fdf, a song by cero on Spotify

 

  • The Brithday Party/THE 1975

昨年8月の「People」から発表し続けた曲の流れをいい意味で裏切ってくれた1曲。

ゆったりとしたリズムのドラムを軸に奏でられるメロディ、それに乗っかるマシュー・ヒーリーの歌唱は聞いているだけで心地よい。

優しさが同居するサウンドから感じる多幸感が素晴らしい。

それとは裏腹に考えさせられる歌詞も印象的。

The Birthday Party, a song by The 1975 on Spotify

 

  • Family/The Chainsmokers & Kygo

トロピカルサウンド特有の美しさと浮遊感がクセになるEDMナンバー。

小気味いいアコースティックギターのリフが楽曲の軽快さを増幅させている印象。

サビで盛り上がるメロディの王道感もたまりません。

家族の大切さについて歌った歌詞も心に響きます。

Family, a song by The Chainsmokers, Kygo on Spotify

 

鬼頭明里「Desire Again」 -クールで力強い、新たな魅力-

2019年10月にアーティストデビューした鬼頭明里さん。

水瀬いのりさんのデビュー曲に近いものを感じて今後も聞きたいと思っていましたが・・・

そんな彼女が本日2ndシングル「Desire Again」をリリース。

元気さがテーマになっていた前作とは違い、クールで大人っぽい雰囲気を前面に押し出しているのが印象的でした。

 

1.Desire Again

爽快感のあるギターサウンドと芯の強さを感じさせる歌唱が印象的なロックナンバー。

元気さをアピールしていた「Swinging Heart」とは違って、クールに力強く歌い上げています。

全体的にカッコよさを押し出していて新たな一面を垣間見ることが出来ました。

シンプルな楽曲構成もあり、それをより実感できると言いますか。

持ち味である歌唱の伸びやかさも健在で、聞いていて心地よい歌になっているのが素晴らしい。

 

また、「私が私でいるために明日へ繋ぎたい」と歌った歌詞も前向きな仕上がりで。

歌唱とサウンドを含めて、楽曲全体でポジティブな感情を表現しています。

「Swinging Heart」とは違ったベクトルで元気を貰える1曲と言えるでしょう。

 

2.Tiny Light(アニメ「地獄少年花子くん」EDテーマ)

私にとって君は運命を変えるほどの存在ー。

そんな想いをピアノとストリングスの美しいメロディに載せて歌い上げたミドルナンバー。

優しさも感じさせる歌唱で君に対する感情を表現しているのが印象的で、シンプルに愛情と感謝を伝えている1曲です。

君がいたからこそ前向きになれたんだ、そんな気持ちがシンプルに感じられました。

 

3.Closer

洋楽ポップスを意識したオシャレで軽快なメロディ、英語詞も含んだ歌詞が印象的な1曲。

どことなく色気を感じさせる歌唱と歌詞の大胆さが今までにない魅力に繋がっていると思います。

全体的な軽快さもポイントで、すごくゴキゲンなナンバーに仕上がっているんじゃないかなと。

ところどころに入ってくる「Come on」の掛け声や「No.1」と囁く箇所と言い、いろんな表情を見せてくれる声優アーティストならではの良さも感じられる1曲です。

 

まとめ

3曲ともタイプが違う楽曲で新たな魅力を感じさせてくれた1枚となった2ndシングル。

今回は全体的に「クールな鬼頭明里」をテーマにしている印象を受けました。

大人っぽい雰囲気を全力で演じ、それを歌として表現しているという感じでしょうか。

特に3曲目の「Closer」はまさにそんな感じで。

声優アーティスト・鬼頭明里の魅力にますます引き込まれた形となりました。

3rdシングルはもちろん、いつか出るであろうアルバムにも期待せずにいられません。

Desire Again by 鬼頭明里 on Spotify

2019年アニメアウォーズ!

おちゃつのちょっとマイルドなblogさんの毎年恒例となっている「2019年アニメアウォーズ!」、今回も参加させていただきました。

本当は年が明けてからすぐにやりたかったんですが、以前よりアニメを見る本数が減ったため逆に悩んでしまいまして。

もちろん、楽しめた作品には出会えたのでアニメそのものを嫌いになってるわけじゃないですよ。

 

というわけで、2019年はこんな感じになりました。

 

  • 最優秀作品

最近は日常系アニメに癒されてばかりの私。

2019年もそれをメインに見ていましたが、中でも「世話やきキツネの仙狐さん」は飛びぬけていたなと感じますね。

家事全般からマッサージまでいろいろやってくれる仙孤さんを見ているだけで癒されました。

この荒んだ時代に必要な「癒し」の大切さをシンプルに伝えてくれたのが良かったなぁ。

日々の生活に疲れてしまった時は何も考えずに見たい、そう言い切れる作品。

 

  • 特別賞 (捨てがたいものや大穴だったものなど)

同じく日常系のわたてんと悩みましたが、個人的に「ソウナンですか?」で。

15分と短めでありながら、無人島生活におけるサバイバル術をコミカルに分かりやすく描いていた印象。

キャラ同士のやり取りも面白く、知識を得ながら楽しむことが出来ました。

安野希世乃さんによるED曲「生きる」も作品のテーマに合っていたなと。

 

  • キャラ部門 (男性・女性それぞれ。性別不明の場合はお任せします。)

男性部門-竜宮院 聖哉(慎重勇者)

最強なのに異常すぎる慎重さがあって、何とも言えないコミカルさが生まれているキャラだと感じました。

スライムですらも完全に消し去る徹底っぷりは過剰すぎる気もしますが、だからこそ最強なんだろうなぁと。

リスタルテに対する雑な扱い方も印象的。

 

女性部門‐リスタルテ(慎重勇者)

上品な女神のはずが中身はポンコツ・・・

そのギャップがキャラの良さになっていたと思います。

顔芸やら体臭など、女性キャラらしくない扱いが何とも。

豊崎愛生さんの演技も含め、インパクト抜群でした。

 

  • OP部門 (映像込みの評価でお願いします) 

FANTASTIC ILLUSION/「手品先輩」OP曲

サビの軽快さと手品先輩が歩くアニメーション・・・

これが上手くマッチしていて毎回見たくなるほどでした。

普段は飛ばすんですけど、これだけはしっかり楽しんでいたなと思います。

映像込みだとここ最近でもお気に入りのOPです。

 

  • ED部門 (同上) 

ハッピー・ハッピー・フレンズ/ 「わたてん」ED曲

曲の可愛さもさることながら、デフォルメされたキャラの動きも印象的。

見ているだけで癒される仕上がり。

 

まとめ

例年以上に日常系アニメを好んで見ていたなと感じる2019年。

「2019年アニメアウォーズ!」のラインナップを見てもその傾向が出ているかと思います。

以前から日常系アニメは見ていたんですけど、ここ最近は自分でもアニメから離れつつあるなと感じていて。

話題になっている「鬼滅の刃」をスルーしてしまうほどになってしまいました・・・

今は主題歌チェックがてら1話を見るものの、最終的に1クールあたり5本見るのがやっとの状況でして。

結果、気楽に見れる日常系アニメを優先して見ることになったんじゃないかなと。

 

とはいえ、今年は以前のように楽しんで見れるようにしていけたらって思ってます。

作業的に見ることだけは無いようにしたいものですね。

雨のパレード「BORDERLESS」 -いろんな壁を越えて-

ベース・是永が脱退したこともあり、3人編成となった雨のパレード。

そんな出来事を経て制作された4thアルバム「BORDERLESS」はジャンルレスで自由に音楽を奏でる、隔たりのない作風が印象的でした。

3人になったことをマイナスに感じさせない、開放的なサウンドを楽しめるアルバムです。

 

  • 全体的な感想

アルバムタイトルになっている「BORDERLESS」、直訳すると国境や境界がないって意味なんですが。

その言葉が示す通り、ロックを軸にR&Bやエレクトロ、ヒップホップなどを取り入れたジャンルレスなサウンドを楽しめる1枚に仕上がっています。

蔦谷好位置プロデュースの楽曲も含め、単なるギターロックに留まらないサウンドを鳴らしてる印象。

全体的に大衆性を意識した作りとなっていて、どの曲にも分かりやすいポップさがあると感じました。

サビの高揚感と今まで歩んできた道は間違っていないと肯定してくれる歌詞に背中を押される「BORDERLESS」、EDMっぽさも感じさせるサマーチューン「Summer Time Magic」、オシャレだけど素敵な雰囲気のR&B「Story」など。

ジャンルレスでありながら全部の曲に聞きやすさがあるんですよね。

アルバムから感じる心地良さこそ、テーマになっている「全ての壁を取り払いたい」ってメッセージそのものではないでしょうか。

歌詞だけでなく、サウンドからもそのように感じさせてくれるのが素晴らしい。

個人的に2020年の絶対聞いておきたい1枚と言えます。

 

  • まとめ

ロックにこだわらず、ジャンルを越えたサウンドの楽曲で聞き手を引き込む構成になっている「BORDERLESS」。

蔦屋好位置プロデュースの楽曲も含め、音楽で壁を取り払いたい気持ちを表現した作品となりました。

開放的なサウンドといい、その想いが強く感じられるのが見事ですね。

BORDERLESS, a song by ame_no_parade on Spotify

BORDERLESS [CD + BONUS CD + BOOK] [完全生産限定盤]

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さよならの今日に/あいみょん -よりよい明日を目指してどう生きるか-

2019年はアルバム「瞬間的シックスセンス」をはじめ、「ハルノヒ」などシングル3枚をリリースして精力的に活動したあいみょん

2018年の「マリーゴールド」もサブスクで長く聞かれるなど、印象に残る曲を生み出し続けています。

 

そんな彼女が2020年最初の新曲「さよならの今日に」を配信リリースしました。

「明日をどう生きるか」と問いかける歌詞、安定した良質のメロディが心に響く1曲となっています。

 

・さよならの今日に(日本テレビnews zero」テーマソング)

90年代J-POPを彷彿とさせるメロディとアレンジがあいみょんらしいミドルナンバー。

ギターサウンドを軸にしたシンプルな構成の楽曲でありながら、安定した良さのメロディは聞く者を引き込む力があります。

ゆったりとしたテンポなんだけど、掻き鳴らされるギターサウンドが意外とエモーショナルな仕上がりで。

繊細さの中にある芯の強さを感じさせてくれるんですね。

バックを彩るストリングスの音色、間奏のメロディラインも曲に深みを与えているように感じました。

 

それをより引き立てているのが歌詞ではないでしょうか。

「明日は誰にでも来るからそれをどう生きるか」、そんなメッセージを込めた歌詞に背中を押されながらもいろいろ考えさせられます。

明日がやってくる以上、過去を悔やんでも仕方がないと思うんですよね。

今日の失敗を踏まえてそれをどう活かしていくか・・・

自分なりに出来ることを全力でやっていくことが大切、優しくも力強い歌唱でそう訴えかけてくるかのようです。

 

今日という日は二度と戻らないからこそ、真剣に生きようー。

ありがちなメッセージなんですが、一日一日の大切さに改めて気づかせてくれる1曲です。

 さよならの今日に, a song by Aimyon on Spotify

さよならの今日に

さよならの今日に

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